相模湖を見下ろす石老山(せきろうさん)登山 (4月15日)
昨日までは、シトシトと雨が降り、寒い日が続いていましたが、きょうは一転登山日和の最高のお天気です。
相模湖に着くまでは、ラッシュ時でしたので、もみくちゃにされながら(こっちも、通勤通学時に、遊びに行くので、不平不満はご法度ですが)あっちに揺られこっちに揺られで、クタクタになってしまいました。駅からバスで石老山登山入口まで行きます。そのバスも帝京大学の学生で溢れかえっていました。
やっとの思いで登山口! さぁ!ここからはのどかな風景にフゥッと気持ちがリラックスします。
しだれ桜がきれいに咲いています。 まだソメイヨシノも残っていて道路がピンク色に染まっています。
今日歩くのは、東海自然歩道と呼ばれているところです。
顕鏡寺までの古い参堂は巨大な礫岩がいくつもあって名前も付けられていて謂われや説明が詳しく書かれています。晴天の中気持ちいいのは我々だけでなく小鳥たち(ヒガラ・ヤマガラ・ウグイス)も美声を響かせて長〜いフレーズを歌ってくれています。
こんなかわいいすみれが石の間から健気に咲いていたり、群生して咲いていたりしています。このスミレはタチツボスミレと言うそうです。隣の写真はミミガタテンナンショウ(マムシグサとも言われている)です。花の部分からヒゲが長く出ているのはウラシマソウだそうです。これもあちこちに見られます。面白い植物です。
岩の中に神社が祀られています。
弁慶の力試岩です。大きさは高さ11m、横幅7mです。そんな岩がゴロゴロしています。
登っていく道にも近くに桜が見えます。山の木々の間から垣間見る桜はまた少し違った趣きに見えます。そしてその眼下に相模湖が見えます。ここが融合見晴台です。想像してみてください!心がスカッと爽やかになるのがわかりますでしょ!自分の足で一生懸命登って来たのですし・・・・。でもまだしばらくアップダウンを乗り越えないといけません。つかの間の一服です。
やっと山頂(694m)です。 ちょっとしたテーブルやベンチが置いてあります。そこで待ち遠しかったお弁当です。
でもやっぱり疲れたわ! どっかりと腰を下ろしてまず一息着いてから出ないと次の行動に移せません。 こんなのは何のその!という方も沢山いらっしゃいます。「2日前の土日もどこそこに登ってきたの」なんていう会話が聞こえてきます。たくましい人達ね。
ここからは丹沢山塊の北半分が展望できます。実にいい眺めなり!
相澤先生がご自分の庭で取れたこごみのお浸しを分けてくださったり、またまたおいしいお裾分けがあちこちから回ってきて、普段食べないような自然の山菜をいただけて大満足です。
早起きをして自分でにぎったおにぎりもおいしかった!Yさんからはごまだれで和えた菜の花をいただき、美味しくって沢山食べてしまいました。時間があればゴロンと食休みをしたいぐらいですが・・・・・。
そんな時ギフチョウが飛んできました。早春の2週間程度しか飛ばないそうです。やわらかい春のいざしに誘われて、私たちの目の前に現れてくれたのでしょうね!カメラで追ったのですが、残念ながら、撮れていませんでした。小型で可憐な美しいアゲハチョウ群の蝶で「春の女神」と呼ばれているそうです。
春は緑も美しいし、花もひっそりとあちらこちらに咲いて、蝶たちも姿を現してくれて、自然との触れ合いが気持ちをワクワクさせます。さぁこれから下りなのでシューズの紐を固く結びなおして出発です。
これも木の脇に一株だけ蘭が咲いていました。
大明神展望台です。眼下に桜が咲き、相模湖が見え、遠くの山々(小仏城山から西に並ぶ景信山、陣馬山)もこんなにきれいに見ることが出来ました。
ここにたどり着くまでに滑って一度しりもちをついて転びました。調子よく下れているなぁと思った瞬間でした。
下りでも結構汗がしたたります。爽やかな風が熱った身体に心地よく暑さを一瞬忘れさせてくれます。沢のせせらぎを耳にしながら、下っています。足がガクガクです。
右の写真は「一人静」です。ボーッとしていたら見過ごしてしまうほど静かに咲いています。花は「私を見て、見て」なんて言ってくれません。こちらから、そういう目で見ないと見えないものなのですね!小さくていとおしい。
鼠坂関所跡の立派なシダレザクラです。巨木でそれはそれは見事なシダレでした。
木の下に立つと、まさに天からの贈り物です。そのおかげで疲れも半減したかしら?バス停近くのヤマブキもキレイ!
今回は30リットルのリュックサックを大奮発して新調しました。背中とリュックとの間に風が通るようになっていて、汗をかいても背中がビショビショにならず、乾くようになっています。休んだときに身体も冷えないし、よく考えられています。寒暖の差も激しいので、大きめでないと、脱ぎ着したものをさっと出し入れできませんでしたので.・・・・・。
このおがげで肩も凝らず使い心地は最高でした。色々な道具が増え、家の中に散乱しています。定位置を決めなくてはね。
今回も顔にザラザラと塩が吹き相当疲れています。こんなハードな一日だったのでさぞかし体重も減っていると期待し体重計に乗ってみると全然変化なし!これっていったいどういう事!?
来月5月20日は奥武蔵の伊豆ヶ岳から子の権現までの縦走です。でも私は残念ながらコンサート本番の4日前なので行きたいのはやまやまですが、怪我でもしてステージに上がれなくなっては元も子もありませんものね。
♪山よ、さよなら、ごきげんよろしゅう♪