暑中お見舞い(平成16年7月25日)

暑中お見舞い申し上げます。

連日、朝から30度を超える暑さの中、いかがお過ごしですか?
ほとんどの家が朝から一日中エアコンをつけていて、室外機から
出てくる熱風とギラギラとした日差しに参りますね。

夜になっても温度が下がらず、ヒートアイランド現象で毎晩寝苦しく、
熟睡できず、耐えられませんね。
秋までこの状態が続くのでしょうか?

目に見えて異常が感じられる環境に恐怖を覚えます。
数年前から、予測されていた事態を野放しにして、今日に
至っているからです。
気象庁発表の最高温度が、
40度を超えたところが数ヶ所あります。
真昼の街中を歩くと、照り返しが強く、40度どころではない
と思います。
来年、再来年はどうなっていくのでしょう。
自然環境を破壊してきた結果ですもの。

私たち一人一人に出来る事はしていかなくては。

718日、日本歌曲研究会、作曲家新実徳英先生の講座がありました。
独唱とピアノのための歌曲集「白いうた、青いうた」。
新実徳英作曲、谷川雁作詞。
この曲集は詩に曲をつけるという形ではなく、一本の旋律が創られ、
それから詩が創られる。
言葉に囚われることなく、自由な発想の中で旋律が生まれ、
それをヴォカリーズとピアノで谷川さんに聴いていただいて

歌曲を創っていったのです。
100曲を目標に毎月1曲づつ。
しかし谷川雁さんの急逝によって全曲完成はできませんでしたが、
53曲がこの世に生まれました。
誰にでも歌えるうた、という趣旨で書かれているので、
譜面はやさしく、短い曲が多いので、
専門家でなくても容易にとり組むことができます。
20041116日 東京文化会館小ホールで、

青の会主催「新実徳英 歌曲の夕べ」

で多くの曲が演奏されます。

興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
この歌曲集にはあの「北極星の子守唄」が入っています。

秋のお話をしてしまいました。
まだ七月だというのにこの暑さ。
涼しい「芸術の秋」が待ち遠しいですね。