もっと言え。
もっと言え。
もっと言え。
 
 
 
舞台は大きく変わって太鼓職人ナオキ登場。
光一はここで2種フライング。飛びまくり。
太鼓職人芸に感嘆のため息をつくと間もなくステージは
新春スターかくし芸大会のようになっていた。
和太鼓と小太鼓セットがどどーんと用意されたのです。
 
この太鼓パフォーマンス光一のなにがいいってそりゃもう
ぎゅーって結んだ口!!
ウルトラ可愛いよその口!!
力入るから口がもうぎゅって結んでんの。
音がしそうな口なの。
「ぎゅっ。」って。
 
小太鼓や金太鼓駆け回りながらキンコンならしたりは半開きだったりする。
ゆるいんだか硬いんだか。
ああ。可愛い。ほんとかわいい・・・

セットに奥行きが感じられるのが生きてて本当にいいわ。すごいわ。
ちゃんと光一がリズムに乗って楽しんでいるのが伝わるからかくし芸大会かと思ってたのに全然そんなことなくて。
ナオキ師匠についてく程度かと思ったら
 
セッションしている!!
 

−−ちゃんと−−リズムセッションしている!!−−出来ている−−
め・・・・眩暈が。
これは才能なのか?!
また新たなる光一のやればできる子伝説が開花しているのか?!
そんな瞬間に立ち会っているのか?!

光一がこんなにも完璧にリズム叩けるなんていや、あの。それならあの
             えっと・・・Mステでボロボロだった「Temperamental fool」は幻?!光一、あれも幻なの?!
             ゲホゲホゲホ・・・。
             いや待てよ・・・タップ出来る・・・リズムとれる・・・・
             ああ・・・ラップはやっぱ別物か・・・・。
             さては音は取れるが音に、特に生音に詰め込むのが苦手なんだな・・・そうか・・・。
             くそぉ・・・可愛いな。いやぁ・・・可愛いな。
 
 
 
 
さて。
ここから光一はまだまだ飛ぶのです。フライングして消防出初式して、
天井から下ろされた梯子から梯子へ飛び移る様は木から木へ飛び移るモモンガのよう。
 
物語は起承転結の結へ一気に流れてゆく。

花びらの舞う中で白のお衣装で踊っていた光一。
ふわりと倒れます。
 
リョウが抱き起こすと亮の頬に手を伸ばし、指が触れて、力つきる。
リョウは光一を強く抱きしめる。
子供の声が聞こえる。
 
 
「こーいちー、なあ、こーいちー、あそぼーよー。」
「お前と遊んでる暇はないんだよ」
「ねえ遊ぼうよー。」
「しかたないなあ、ダンスの練習が終わったらな。」
「わーい・・・」
「コウイチ、ずっと一緒だよ」
「コウイチ、ずっと一緒にダンスしよう」
「コウイチ。」
「コウイチ・・・」
太郎とか次郎とかスティーブとかジョージとかそんな役名に変えられていたのならこんなに切なくならなかったのに。

ヒカルが死んでもたいして切なくはなかったのにな。
だってあれはやっぱヒカルでコウイチの兄であってコウイチではなかったしな。
だってそりゃ「コウイチ」で「光一」ではない。でも音は「こういち(KOUICHI」でおんなじな訳で。
 
 
胸にリアルに響くわけで。
 
 
パンフでも「コウイチ」の物語と光一がゆーとるけどもだね。それはわかっとるんだが。
それでもこーいちこーいちこーいちこーいち言われるとこんな場面は切なさ倍。さらに倍率ドンな訳で。
 
だってだってこの人、本当にShow MustGo Onしたまま果ててもかまわないとか思ってるしきっと。
しっっっかりその心意気はコウイチと光一は重なる訳で。
 
 
 

ああ、本当にこれが劇でよかったよ
 
 
 
エンディングはパイプオルガンの旋律にのせて光一が昇天していく。
この辺りからもう思考回路は停止しているので心の中でSHOCK台詞と会話しはじめることに。
 
光「カンパニーの情熱のおかげだ。心を一つにして、いいショーだったな。 」
 
ああ・・・いいショーだったよ・・・
 

リョウ「俺のためだけのショーじゃない」
リカ 「ショーのためだけの私じゃない」
 

ショーを見るだけの私じゃない
光一「みんな・・・ありがとう」
 

ああ・・・ありがとう光一・・・
 

全員で桜舞い散る中での大合唱。
場内をかけめぐり包みこむこの一体感。
舞台と客席を結ぶ絆が見えた。
 

そして出演者、挨拶へ。
MA、秋山、錦戸。
そして光一。
 

ああ・・・・・綺麗だ。
 
そしてSHOCKの幕は閉じた。
 
 
ああ・・・・ツッコミ商売上がったり。
すげーや。参った。すげーよあんた。
ふっ・・・・。もうツッコむところなんてもうどこにもない。
そうよ。そうだわ。
ショーを見るだけの私じゃない。
わたしに・・・・・私にできることいったら。
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