あ り え な い 。
さて5曲目。
 
キミハカルマ
 
音の上がり下がりがノリやすく聴きやすいかな。
夏休み明けの実力テストで79点な感じ。
 
 
ここからソロが続きます。
まず光一ソロ曲。
Love Me More
光一が語ってくれてましたが聴いてみたら結構光一的想定範囲内。
もうちょっと光一ぽさ脱してくるかと構えていたのでむしろマイナス勘定感情。
というか逆に光一っぽいって意味とかイメージしてる形を先に語っているのを見てしまったのできちんと聴けたという初聴きになってしまったので。構えすぎたな。
 
しかし何度も何度も聴いてるとだんだんと恐ろしくなる曲。
恐ろしいってのは
 
きっとこの曲はコンサートで想定範囲外に出る・・・!!
 

間違いないね。
うわー。こわー。絶対想定できない域までいくこの人。
この吐息感、このつたない英語加減。
ヘッドセットのこーいちが廻り威嚇しながら花道歩いてくる予感。
とてつもないヤラしいダンス期待。
きゃー♪
とっととコンサート行きたいよねー。
 
 
 
続いて剛。
Breath
終わり方が面白いね。
コンサートで歌ったらもっとひとつひとつタメながら音拾ってくるかもなこの人。
これもナマで聴きたい一曲。
 
 
この2曲。
二人のソロを並べてあるのは一人のソロを聞いてしまったらもうひとりのソロが気になる気持をすくい取るかのような心遣いを感じます。
それが互いを対に感じているように思えるこの2曲の流れは好きですね。
 

8曲目のインスト。
WATER SCREEN−Theme Of H−
水底をたゆたう気分で小休止。
9曲目。
ビロードの闇
オープニングだけインストからの流れが自然でノレるのに聴いて打ちひしがれる間もなくかなりの確立でついすっとばしてしまったりして次の曲へ。
あのタイミングでなければ色あせるとはよく言ったものでね。ええ。
 
 
10曲目。
ダイヤモンド・ストーリー
 
剛の歌い方が私の好きなトコ突いてて
すごく好きだこれ!!!
いい!!!
最後に息の抜き方が!!
好き好きー!
コーラスは二人がやっぱいいしね!!
ビロード飛ばしちゃうのはこの剛の声が早く聴きたいからでもあるんだよー。
 
 
11曲目。
ラストスパートへ向かって届けられる思いがけなさをここで。
駅までは同じ帰り道
 
二人と呼べる僕らなキンキが歌うのは二人未満な君と僕。
キンキキッズ、まだこんなさわやかな歌も歌えますまだまだ歌っちゃいます。
 
 
こっ・・・こんなのまだまだ歌っちゃってるよ・・・・キンキキッズったら・・・・うぷぷぷぷぷ。
なんてテレてしまったり頬染めてしまうこの今更に初々しい世界観に逃げ場はなく。
 
12曲目。
未完のラブ・ソング
コンサートで光一がミカンのラブソング?とかダジャレかましそうな悪寒の走るタイトル。
大阪ドーム4万人が引くXデーは近い。
 
 
 
 
11曲目でテレた心をキンキ的哀愁に引き戻してラストスパート、さあ13曲目へ。
99% LIBERTY
 

やっぱりこれシングルにしとけば
良かったんじゃねーのーーーーーー?!
ビロードのタイミングでなくても色あせない自信があったならここでアルバムに入れなくても来年のシングルとしてもちゃんと通用したと思うよこれ。
管楽器が追いかけてくるのがスピード感煽ってすごくいいよなあ。
コンサートでやらない訳はないので1番最後のたたきつける音達をどう踊ってくるのか楽しみ。
 
 

てなわけで。
 

13曲を終えまして。
 
この人はこんな聴き方をしたんだなと思っていただければ幸いでございます。
 

−−−総評。
 
まぁ・・・・なんつーか。
 
 
 
 
 

もうその時がくるまであきらめろよしつこいぞと言われそうだが
CDが売れない時代に入った訳だからキンキキッズのように確実な数が見込めるからこそ
もっと冒険していいよなー。
ここまできたらもう冒険ともいわないで勝負に出ろよっていってしまってもいいくらいのキモチ。
何回も言ってる気がするけどなんだろうこのキンキらしさという膜は。
壁じゃないんだよなー。
膜なんだよなー。
一応突っついてんだろうけど先端が丸いんだよな。
もっと尖ってないと割れないぞ?
 

じゃあ、具体的に言ってみろよと言われれば今まで具体的に言えなかったんだけど今年はティポがあったのでその具体例が見えてきてしまいましてね。
キンキでティポみたいな曲やってくれたらなーってのが今言える突き抜けた感の一種の具体例。
まったく同じものを望むのではなくてあくまでも例だけど。
わけわからん感。
馬鹿じゃなくて阿呆な感じ。
 
でなければキンキぽさを守るならばアルバムならではのここにきての剛ぽさや光一ぽさから
逸脱してみる。正反対の二人の意外性をさらに追求してみる。
 
そうだな。
このアルバム制作に月影千草がいたとしようか。 (は?)
月影千草がそうしたように二人の王女的提案はどうだろう。 (え?)
私がオリゲルド・・・・のように おれがブレス?!
私がアルディス・・・・のように おれがラブミーモア?
 

みたいな面白い驚きとかあってもいいんじゃないかと。
まあ、これは極端な話だけどもよ。
剛のラブミーモアとか聴いてみてー。
光一のブレスなんて違う意味で冬将軍来ちゃいそうですけども。
どんな光一も可愛いと思えるから私は平気です。(きっぱり)
 
当たり前に剛が歌うんだから光一が歌うんだからという前提で曲が作られるならば月影千草的提案は可能だろうに。
月影先生がキンキスタッフにいてくれたらいいのにな・・・。
 

てなわけでH。
1回聴いて2回目に好きなところを探してる自分に出会ってしまったし。
2回目にとにかくこことこことここと聴かずにいられないくらいけどどうしようみたいな慌てふためく感じはなくて。
 

良く言えばキンキらしくもあり、悪くいえばキンキらしすぎる。
まだまだ1曲一曲にどこか守りに入ってる感が否めないのが正直な印象。
点数なんてつけられないけど満点ともいいがたい。
4曲目にはお点ではなく感謝状を。
それでも突き抜けた感はなかったし。
 

不自由な自由でどうしようもなくなっている100%自由という籠の中なHアルバム。
でも幸せ、という痛みです。
誰でもなく自分がね。
ここでものすごく満足できない自分に出会ってる戸惑いみたいなのもあるんだよなー。
自分にも確実に膜はある。
 
でもさ。
そう、やっぱ幸せなんだよな。でも幸せ。
そこまでひっくるめて好きだよ大好きだよキンキキッズ。
ここにきてキンキが込めたいろんな想いを載せてきてただひたすらにいとおしい一枚。
なので。
大丈夫。
アルバムは様々が育てるものよ。
Hアル全レビューでした。
オマケ落書。