サーキット走行

 今まで走ったことのあるサーキットコースについて自分なりに書いてみようと思います。リンクしてないうちはごめんなさい。

 ・十勝インターナショナルスピードウェイ・ジュニア
 ・十勝インターナショナルスピードウェイ・クラブマン
 ・白老カーランド


 私が初めてサーキットで走ったのは、2001年の秋でした。場所は更別村にある十勝インターナショナルスピードウェイ、のジュニアコース。車をチューンしてくださってるショップ社長、タイヤ等のお世話になっているショップ社長からの勧めで。

 最初は怖かったですよ。サーキットって自分の中ではF1が真っ先に想像されますからね。あんなあり得ないスピードで走る場所ですよ、しかも壊したら保険効きません(公道じゃないから)。万が一下手したら…と、どーしても悲観的に考えてしまう私。

 でもね、峠なんかはよく走ってたわけです。当時までは。場所は、走り系の車に乗ってる方ならおよそ想像はつくと思いますけど、そういうところで走ってました。でも事故ったことはなかったんです。ヒヤっとしたことはあっても。

 何事も経験と思って、行きました。

 更別自体、初めて行く場所だから日勝下って清水町に入ったあたりから、事前調査も虚しく迷いました。プリントアウトした地図を片手にランドマークを探しつつ迷走。あろうことか余所見運転のせいでドアミラーを道の脇に立ってるポールにぶつけてしまって、ようやく十勝ISに到着した時、そのドアミラーはガムテープで応急処置的固定、後ろは見えない状態。まー恥ずかしいったらありゃしない。

 迷子のお陰でドライバーズミーティングにぎりぎり遅刻するところでしたよ。でも既に頭の中はメダパニ状態でした。ゼッケンやら計測器やら荷物下ろしやら、てんやわんやな自称「走りな人」が走行会に殴り込みですから、何とも笑えます。

 初めての走行は、はっきり言って遅かったです。というか下手すぎました。ダメ出し率100%みたいな。

 その後ショップ通いが続くうちに、自分の中では「失態」だったものを取り返したい、もっと速くなりたい、と思うようになります。同時に、公道で無茶な走りをするのがとても馬鹿らしく思えて、次第に山に行かなくなりました。普段国道など走ってても改造車なのに何とも大人しく走ったもんです。

 自然と理解したんでしょうね。法律違反を確信犯的に犯してK察に捕まること、事故って世間に迷惑をかけることの可能性を常に背負う公道に対して、サーキットという場所は法律による縛りはなく保険もきかないけども、ルールさえ守れば自分の車を好きなだけ全開モードで走らせることができる場所だということ、それを一日何周もしてると結構体力を失うことから、身近なモータースポーツでもあると。

 ふと街を走ってて思うけど、公道で事故に遭いそうな可能性を秘めたものの何と多いこと。よくこんな道路を100km/hくらいもの速度で爆走できるねー、なんて日常思いながら、いかにサーキットという場所が安全に配慮された場であるかが分かります。こればっかりは、実際に行かなきゃわかりません。

 私は今後もサーキット走行に出かけると思うけど、山に行ってキーキー言わすことはしないでしょう。いくらガラの悪い車に煽られても相手にすることはないでしょう。やったら損するのは自分自身だということを一番知ってるもの。そういう車と同列に世間から見られたくないものね。

 サーキットは、自分の車に対する意識どころか社会全体に対する意識まで変えさせました。大学の後、まともに取り組めるスポーツはないかもな、と思ってた自分を変革させました。

 公道でやんちゃしてるうちは「井の中の蛙」状態かもしれません。騙されたと思って初心者走行会などに参加してみると良いです。お金を払って車を全開モードで走らせることの他に色々見出せるものがあるんじゃないかと思うので。

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