タイヤ&ホイール

 目的によって選択が変わりやすいのがこれです。ドレスアップ・グリップ・ドリフト・ドラッグ(ゼロヨン)など明確な方向で履くものもあれば、単に安くとか、コストパフォーマンス重視で履くのもあるでしょう。

 R32GTS系では18インチが限界かと思いますが、実用性に欠けるのであまり勧めません。一発芸的なものならいいかもしれませんが、装着例は見たことがないです。(Rは除く)
 純正サイズは、ホイールが16インチ6.5J、タイヤが205/55の16インチなので、普通乗用車の純正としては大きい方です。下手にインチアップしないで車高を下げても格好よいし、何より走行に変化がおきません。値段も手頃なものが多いし、私もしばらく16インチのままでした。

 グリップの場合は、外径はそのままで8Jのホイールに205/55のタイヤを履かせると、よく言う「引っ張り」になりホイール面はほぼ「ツライチ」になります。引っ張ると基本的に横のグリップが増すので、タイヤの性能を合わせればそのまま走行会にいける程度のコーナリングはできると思います。

実践例)
 ヨコハマADVAN-RG 16-8J+DUNLOP ディレッツァ02G 205/55

 上記の場合Sタイヤなので普段乗りには履けません。で、贅沢な話でしょうが17インチのセットも持っています。
 インチアップの際に気をつけないといけないのは「インチが変わっても全体の外径が変わらない組み合わせ」にすることです。現在はメーカーによって、インチアップの推奨サイズを一覧表にしているところもあるのでご参考に。
 R32GTS系には実質8Jまで履けるので、17インチ8Jは可能です。

参考例)
 17インチ7.0J+215/45
 17インチ7.5J+215/45 か 225/45
 17インチ8.0J+225/45 か 235/45

 競技走行用途なら、ホイールは軽い鋳造1ピースもの、タイヤはグリップの高いものを選ぶのが基本です。

主な軽量ホイール)
 ヨコハマ ADVAN-RG、TC2
 ボルク TE37
 ウェッズ SA-70、SA-90
 SSRタイプC

主なハイグリップタイヤ)
 ブリジストンRE-01
 ヨコハマADVAN NEOVA
 グッドイヤーREVSPEC
 ※ラジアルのみ

 ドリフトでは、マキシスのタイヤなども安くて良いようです。
 街乗りメインであれば、ライフ重視でミシュランや東洋、ダンロップのスポーツラジアルが良いかと思います。

 ちなみにスポーツラジアルタイヤには回転方向を示す「ローテーション」があります。このローテーションに従って組まないと本来の性能が発揮されないので注意。(あまりいないと思うけど)

 ちなみにホイールと車体側(ハブボルト)とを締め付ける重要なホイールナットですが、基本的に鉄製をつけましょう。軽量化になるからと安易にアルミやジュラルミンのナットを締めると、ナット側がナメたりしやすく、割れ、最悪脱落することがあるからです。走行イベントの時だけ使用する、と割り切るならよいのですが、そもそも鉄製より強度で劣るものを締め付けたら劣るほうに負担がかかるのは明白です。
 軽いに越したことはないんですが、重要な部分はきちんと強度を持ったものをつけるべき、これ当たり前だけど重要です。

 

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