98/03/31


アメリカでのはなしは
こちらに。



何のために

生きているのか、

考えるのは、

たいてい、
考えないほうが、
良いときで、

考えないほうが、
良いときこそ、

「よい」結論にたどりつけて、

他人事のよに、
結論を賞味した上で、

どろどろと気持ちを溶かす、

溶けない心も、
かなりあって、

かたくなな部分は、

そう簡単に
溶けはしない、

これまでの
人生をかけて、
固めてきたものが、

ちょっとした、
自分に対する問い掛けぐらいで、

溶けてたまるものかと、

自分のアイデンティティーを
探ろうとすると、

自分の存在自体と
衝突し、

砕け散るのは、
より新しい、現在の
自分のほうであることは、

間違いなく、

結局、
内面を探ろうとすることは、

まだ少ししか生きていない、
現在の「自分」が

それよりは歴戦の
これまでの「自分」と

戦うことにすぎず、

なかなか勝てない戦い、


真の哲学者の不幸。


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