1998年6月27日土曜日

ノートを買った翌日。
かついで出かける。

*

あつい空気が重たさまで味方につけ、
梅雨のかたときの早めの夏、

きちんとした梅雨が、ここ数日は、
あったといえるのかもしれず、

*

駅の南口で、
フリーマーケットが、

若い人がやっているのかと、
思いきや。

結構、おばさんが多く、
これではクラシカルなバザーで。

その横でたたずみながら、
待ち合わせ、

片手には、甲府土産のワインを二本、
待つこと、ほどなく、

涼しげな格好で現れて、
和風の冷しラーメンを食べ、

*

冷たいつゆの中で、

氷が浮いていたり、
油が霜のように固まっていたり、

わさびが合う、不思議な味ではある、

*

おいしくいただいて
店員には、程良い攻撃を受け、

家で、ノートを広げて、
少し遠くからみる液晶も、
なかなか美しく映えて、

*

高い買い物をしたわけではあるが、

気分として前向きを、
もう一度思い出すべき、

もの、

ヒトとして幸いなことに、
現在環境として、前向きになりやすい状況にある、

*

その中ですら、さえ、
怠惰になりやすく、

そのこと、指摘を受けることも、
少なくはなく、

*

されど、

ごろごろとした午後を過ごし、

夕飯はなにを食べようかと、
今後、甲府に行った後は、

常に主体的に問われることになる疑問に、
今日もかられてみる、

*

買い物に出かけ、
ものを眺めつつも

今後の生活を少し、
脳にえがきながら、

まだ、具体的に像を結ばない、
そんな時間を先取りしようと、

少し考えてみる、

*

まだ、エディターの入っていないノートで、
ワープロを使いながら、

最近は常に久しぶりになってしまう、
日記めいたものを書いて、
もどる。