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 登山の帰りには日帰り温泉に入るし、飯は食うし、たまにはどこかに宿泊することもある。山小屋に泊まることもある。そういうデータが豊富にあるのに、これまで死蔵してました。経験を元に順番つけましょう。10点が満点です。ここ2年ほどの経験から、思い出した順番に書き入れていきます。05・01・07スタート。


10

満州飯店・群馬利根村

 昨年3月にいったラーメン屋を今日見つけました。尾瀬などの帰りに通る道にありますよ。ここの塩ラーメンは「食ったら病み付き」と店員があの時言っていましたが、なるほどうまかった。東京にも飯田橋に青葉といったか、塩ラーメンの行列店がありますが、そこよりもうまかった。今回は食べなくて素通りしただけでしたが、これは価値がある。05・01


北ノ俣避難小屋 北ノ俣岳・飛越新道標高2000m

 私としては、やっぱりこの避難小屋の評価は高いわけですよ。04年には2回行きました。前年の12月の敗退と4月の黒部五郎のときに。床に銀マットが敷き詰められているというのが、管理者の有難い配慮だし、夏には目の前にドラム缶水場ができていて、それが水洗トイレの源泉になっている。確かに冬は小屋の中でも寒いですよ。マイナス7度とか。でも外で天幕張るよりずっといい。といっても、1,2月はここまで達することはまず不可能。3月になってだね。でも埋まっていて裏口開けるのに1時間とか、裏口開いているのに、知らなくて表空けるのに1時間とか、苦労している人は多いようです。私も12月には夕方発見できなくて焦ったこともあった。とういことは、場所知っていないと見過ごしてしまうし、最初から期待して行くと、見つけられないってこともある。ここに小屋があるから北ノ俣行くようなものでしょう。でも管理者が代わってしまうと心細い。神岡町だけじゃ維持できませんよ、明らかに。

香味の里 大町市内(扇沢から直線で市内へ、幹線の十字路右・レストラン)

 探さなくても目立つところにあったわけで初体験。その後10回ほど。ビールとつまみ2品で800円だったか。焼肉2品で1000円というのが、大好き。ちょうど腹へってるんですよ。扇沢下山後に、黒四で風呂とビール。ここで食事、駅前で宿泊というのが、けっこう定番コースになっていて、充実したクライミングの最終ってかんじだね。



テルメ・湯 谷川温泉 05・12
町営風呂はあまり期待するところはないのだが、谷川温泉のテルメは、露天風呂が内風呂から階段で10mくらい離れているものの、そこは一見の価値あり。谷川沿いに視界も開けて、その向こうにマナイタグラの尾根が美しく見える。気温が氷点下でも、風呂は熱くなくていつまでも入っていられる。水上からちょっと奥に入るのだが、それでもわざわざ行く価値もあり。
 なお猿ヶ京のテルメは、05年中に営業中止になったようだ。


銀山平・白銀の湯
 05・5
 雪に埋もれて冬には閉鎖される銀山平で、春から秋にかけて地元が日帰り温泉やっているのが、この風呂。過去に数回寄ったことがあるが、なんと露天風呂から、越後駒ケ岳と中ノ岳の両方が、真正面に見えることを発見。こんな豪華な露天風呂は、他にはそう見当たらない。ただ柵が高くて、湯から立ち上がらないと見えないのが残念だが、5月でも真っ白な両峰を眺めていると、人生若返るというものだ。


ラーメン「とん太」
松本市 上高地方面から下ってきて、幹線の十字路

 ローソンの並びにあるラーメン屋だから、長いことチェーン店の一軒かと思っていたら、実は夫婦でこの店だけやっているオリジナルラーメン。実は、松本から平湯越えて神岡までいっても、実はおいしい飯屋がないという、長い田舎の道がこの平湯越え。それだけにいつも期待して腹を減らして下山後にここに来ていたが、やっぱり改めてうまいものはいい。塩ラーメンのニンニクチップ入りがお勧め。


野沢温泉民宿街

 すべてのスキー場の中でも、野沢の民宿街は有名です。あそこには一体何軒の民宿があるのだろう。200軒以上か。それにどこも協定のように1泊2食で6500円。当日でも午後3時くらいまでなら、はい宿泊OKだと気持ちがいい。そんなとこ他にはあまりないです。それに町の中に熱いけど温泉が10軒くらいあって、それ巡りもまあ楽しい。日本中の民宿は野沢をモデルに営業形態見直して欲しいもんです。


深山荘 新穂高公共Pの裏

 ここはみんな場所だけは知っているはず。新穂高の公共Pのところに、蒲田川に木造橋が架かっていて、その橋は夜はいつでもネオンでお化粧しているよ。ここの日帰り露天温泉は、03年までは350円だったのが、04年には500円に値上がりしました。仕方がない。しかし露天に入りながら、ビール飲むことが許可されている数少ない温泉であり、しかも露天が3段階になっていて、最下段は混浴にもなっていて、家族、カップルが入っていることもあるんだね。あれだけ新穂高に近いのに、登山帰りがそれほど寄らないのも不思議だけど。私いつでもぬる目の2段目だね。ただここの難点は、石鹸が使えないわけで、体を洗うことができない。でももう少し下の公共温泉よりは、こちらが好きです。でもここに入ったあとに、少なくとも松本まで出ないと宿泊がなかなか見つからないってのも、こまったことだけど。でもいつだったか、春に夕暮れの時間に下山して、それでもオープンしていて、露天に浸かりながら夕焼け感じて、ビールのんでのんびりしたときは最高でした。満足した登山の帰りには、満足した温泉が一番です。

ロッジ黒四 扇沢〜大町中間点
 扇沢から降りてきたとき、ゴルフ場を併設しているホテルだね。リーガロイヤルとも提携しているこの辺りでは最高級のホテルですよ。そこの日帰り入浴は600円で気持ちがいい。なんといっても汚い登山者に「いらっしゃいませ」がとてもいい。露天もそれほど込んでいないし、大きくないよ。でも籠川目の前で開放的だ。大町じゃ薬師の湯がなぜか知られているけど、あそこはただの公衆浴場。あれは大町温泉が日帰り客をそこ一箇所にまとめるために作った用な温泉デスヨ。だって大町温泉のホテルは一軒として日帰りをやっていない。
それに比べれば、黒四のなんとおおらかなことか。ここの風呂につかっていると、納得した下山の気持ちになれるね。こういうのって条件反射みたいなもんで、気に入ったところはどう評価してもいいということになってしまう。




谷川ラーメン
 
水上の大通りにあるこの店。谷川ラーメンは山菜とか山の具が入った塩ラーメンでした。もう数回いっています。食堂というのは、車を運転していて目につかなくてはいけない。それが分かってない店が多いのだが、ここはライトがチカチカ。便利で美味しくて、腹が減ったときにやっている店が大好きです。
 谷川ラーメンには何度もいきますね。05年は上越に凝っていて、そのたびに。ここのオヤジさんは、春先になると湯檜曽川の芝倉沢あたりにハイキングにもいってるそうです。


アルザ尾瀬の里(桧枝岐)

 この温泉は、露天風呂だけだということが、ちょっと感動。雪景色の中に降って来る雪を頭に被りながらの露天風呂でした。それに洗い場に暖房が入っていて、本当に内湯がないのかと思ったら、本当にない。それなのに隣に25mの公認プールがあるという、おかしな地元の施設です。しかも露天のジャグジーとか、うたせ湯とかもあって、アンバランスに感動。


馬曲(まぐせ)温泉 木島平

 かつてここにはよく行きました。野沢の民宿に泊まったときでも車で移動してここまできたもんね。露天のみの温泉で、その筋でも評価は高いもんがありますよ。しかし人気が出すぎていついっても込んでいる。ただここがいいのは、緩めの湯なのです。30分入っていても熱くない。だから良くあったまる。ただ下界から遠いのがちょっと難点。何故野沢に泊まってもここまでいくのかというと、野沢の湯は明らかに暑い。源泉が96度だし、あそこの住民は60度の風呂でも平気で入れるようだ。もっとぬるくないと、それに野沢には露天がないのがいけない。儲かっているのだから、温泉を少し改造して欲しいのだが。


葛温泉・高瀬館

 ここの露天風呂はとても大きくて、庭みたいになってました。いったときには、ハーレーオートバイのおじさんが名古屋から日帰りで来ていて、そういうオジサンライダーってのも本当にいるんだと思ったもんです。やっぱり温泉は露天に限る。それもぬるめで20分くらい入っていられるのがいいですよ。


湯の陣 湯檜曽温泉外れの巨大ホテル

 湯檜曽・水上というのは、車で走っていても日帰り入浴という看板はそう多くないもんです。ところがこのホテルだけは良く目立つ。雨が降った早朝に、さっさと敗退を決めてどこかで暇つぶししようと思ったときに、当日大勢で予約していた湯檜曽のH旅館は「早すぎてダメ」と追っ払われ。どうせ前日には客など誰もいないのに、ひでえ客を粗末にしたものです。ところが湯の陣は8時からだったか、喫茶が開いていて、暇つぶし。ここの日帰り入浴千円ですが、まあ500円も千円も違いがないといえばその通り。ここはホテルにクルマつけただけで、浴衣のホテル女性が玄関まででてきて「いらっしゃいませ」。夕方にピアノ弾いている女性は、最近は出産で休業中らしいですが、あの人とてもよかった。無愛想で潰れそうなH旅館よりも、ずっと好きです。


宝川温泉・露天風呂

 05,2にいったのは、笠ヶ岳の帰りでした。しかし20年ぶり。「日本一の露天風呂」と書いてあったし、最近の温泉ブームではマスコミの登場頻度はトップクラスでしょう。露天風呂に入って驚きました。日曜の午後、客は20人程度でしたが、半数以上がカップルなのです。そうですここは混浴を売り物にしていて、女性が風呂に入るときにバスタオルを使うことをOKしていて、しかも隣の露天は子宝露天とかいっていて、もはや同伴露天風呂になっていたのです。昔の同伴喫茶か?しかも入浴料が1人で1200円。宿泊は?と聞いたら、2万円で断り。
 こんな群馬の田舎が、商売するには、適当に騙したりしないとうまくはいかないのでしょうが、しかし私はもう一回行きたいか?といわれれば、行きたくないわけで、雑踏の人気露天になってしまったのです。



猿ヶ京温泉・テルメ国境

 群馬の猿ヶ京温泉に、テルメ国境という日帰り温泉、宿泊施設があるのです。ビジネスっぽい作りが気に入って当日の昼間予約して宿泊。猿ヶ京というのは、水上からトラバースのショートカットでいくと、近いものです。金曜宿泊でしたが、温泉もフロントも24時間。予約に「素泊まりですね」というものの、一階で食事もできます。翌日午前4時に風呂に入って間もなく出発。便利なところがいいですね。05・1


片品温泉 群馬県岩鞍スキー場近く

 
3月に尾瀬から降りてきたときには、夜の7時過ぎでもう真っ暗になっていた。深夜みたいにひっそりとしていて心細い。戸倉のスキー場でも客は皆帰って、圧雪車がゴーゴーと動いているだけ。スキー場の夜は早い。疲れ切って帰りがけに温泉探しながら運転すると「日帰り入浴あり」と。しかしねえ、ラーメン営業中とか、この手の看板は、実は24時間出しっぱなしといういい加減なものがほとんどなんですよ。そう簡単には騙されない。それに日帰りってのは、夕方6時くらいまでが相場で、以降は宿泊客のために外来は入れないとね、差別されている。ところが、8時過ぎだというのに、片品のその宿は「ええ、やってますよ」と。信じられない親切さでしたね。感激しましたよ。
 その近くに、美味しい塩ラーメンの店もあったのだが、名前忘れました。あれは店員がいっていたように「一回食べると癖になるよ」というほど、確かにうまかった。


大町ステーションホテル 信濃大町駅前

 大町にあるビジネスホテルは多分これ一軒。駅前だというのに大ボロ。でも風呂なし部屋は5500円だったかで、よく泊まるのです、それも帰りに。楽しい山行の帰り、ボロボロに疲れて、何といってもいけないのは、中央道の談合坂辺りからの上り線。3月にもなると、20キロ渋滞とかで、100年前からこの渋滞はちっとも改善しません。それで日曜の夜でも、大町でさっさと風呂、ビールで宿泊して寝て、午前2時とかにチェックアウトすると、6時前に帰れてしかも朝の渋滞前だし、一眠りして出勤にも間に合う。そういう使い道大好きです。松本インター近くのルートインも同様に付き、よく利用します。


ゆ〜ぷる木崎湖 05・4
 三セクの温泉だけど、改めて数回訪れると、露天風呂があるからまあ許してあげる。扇沢から大町にでると、実はそこは木崎湖のすぐ隣り。ものすごく近いことに今回気が付いた。風呂に入るとソフトクリームが200円なのが、甘くて美味しい。


日光レイクサイドホテル湖畔の湯

 日帰り温泉でよく行く湯は、どこも普通のお湯でしかないと思う。でもそれでもいい。白骨が粉を入れていたように、不思議な温泉に日帰りで出会えるのはそう多くない。中には井戸水みたいのを温めて温泉だといっているのもあるが、それでもいい。
 ところが日光の湯元の温泉は今でも本当に真っ白ににごっているのは、あれは素のままだろうか。どうでもいいが。しかし湯元というのは田舎の突き当たりにあって、冬だとそこに何か期待していっても、手ぶらで帰らされるのが怖くて(夕方に日帰り温泉に行って閉店しているとか、予約なしでいって帰らされるとか)どうにも、たどり着けない。
 だから中禅寺湖の中心にあるいろは坂の終点の温泉が無難だということで、このホテルが最近日帰り風呂を作ったらしい。ここの湯はどこから来るのか。まさか湯元から15キロ以上も引っ張っているとは思えないが。この湯もにごっていた。
 このホテルの入り口に明治に開業したこのホテルの古い写真が飾ってある。100年前のものだ。そこに外車が数台客の送迎用に止まっている。とっても不思議な写真だ。
「この車は、どこから客を運んできたんだ」
「いろは坂の下のほうからでしょう」
 ウソに決まっている。当時のいろは坂など車で登れるわけがない。昭和30年代でさえ、クラウンはいろは坂でエンジンが焼きつくといわれたものだ。当時のトヨタのエンジンはまったく信用がおけなかった。じゃどうしてそこに外車があるのかさらに不思議だが、まあ1回だけならどうにかして、人が大勢後で押して持ち上げたのだろう。日光は明治の最初のころから外人の観光地だった。どうせ周辺を案内するだけの車だったのだろう。多分当時の客は馬で来たか、かごできたか、歩いてきた。せっかく写真飾っているのだからホテルマンはちょっと勉強して欲しい、まあいいが。


穂高ラーメン・宝川入り口
 どおかなあと思ったけど、まあ並み。スタミナラーメンが人気だそうでした。


ハーブの湯 岩原スキー場近く

 土樽・中里辺りの帰りに、さすがにフィッシングパークの岩の湯は飽きました。露天がないし、ビールが売っていない。室内の風呂というのは、古くなって湿気でくすぶってくると、嫌なもんです。それで岩原スキー場近くのハーブの湯を紹介され、何と露天風呂から大源太山が見えるではないか。上越のマッターホルン。こんないい湯があるなら、もっと早く教えてくれよって。脱サラ夫婦のような人が、温泉のみで営業しているようです。中里方面ではこちらの方が、グレード上位。05・1


ヘルシーランド奥飛騨・新平湯温泉

 日帰り入浴ならあそこだよと、地元の人に教えてもらった割には期待はずれ。料金が高かったのと、やっぱり役所経営は好きになれないねえ。いつもここを通るときに、行きに「日帰り」看板見つけておいて、帰りに寄ろうと思うのだが、ついやってないかもしれないと臆病になって、数回ここへ行ってしまった。新規開拓というのは、突然の休業とか、時間外とかで、リスクあるもんですよ。


 

ヴィラ雨畑 日帰り温泉 山梨・早川 05・11
 笊ヶ岳を降りてきた老平という集落の交差点にあった。廃校になった小学校を改造して日帰り入浴にしたのはいいのだが、如何せん田舎過ぎてお客が少ない。しかも看板出してなくて、目の前まで来ているのに通過しそうになった。村経営の三セクというのは、のん気なものだ。この日男湯はぬるいということで、女湯の露天に入った。男湯には露天がない。その差はなんだろ。
 山梨は町村合併で、甲斐市、甲州市、笛吹市、南アルプス市と誕生したが、はたまた、ここは雨畑ダムなんていうどうでもいいような水溜りだし、一々確認するのも馬鹿げている。所詮甲府周辺だろという、馬鹿にされるところになっている。


剣御前小屋 05・4
 山小屋の評判は、最近ではツアーのオバサンたちの口コミによって、どんどん広がっていくらしい。この小屋は、富山の佐伯一族が所有しているのだろうが、脱サラ兄いが支配人になっている。アメリカンスタイルを少し敷く。食事が夕食でもバイキングスタイル、私こういうのあまり好きじゃない。水の支給も夜だけ、食事後片付けも食器ごと、食堂も準備中の時間が長く、トイレの水がないのは仕方ないけど。なんだか決まりが多い小屋だった。
 けっきょくなんだかんだいっても山小屋は客商売。客が入ってくるのを見ただけで、コンビニみたいに「いらっしゃいませ」を言ってくれ。そんな基本ができてないのが、どの山小屋もそうだ。無愛想や黙〜っているのは、客にとって恐怖でもある。仮にそういうこと言ったとすると「嫌ならこないでくれ」なんて、そういう終戦直後みたいな悪循環の言い争いは辞めようや。


木漏れ日の湯 沢渡

 
地方の公衆浴場みたいな温泉ですよ。上高地にいくときに、沢渡にPしたとき、その目の前にある温泉。冬などお客がいるのかねと思うけど、安房トンネルが開通して、高山から遊びに来る人がいるんだって。この辺り他に日帰り温泉ないんですよ。そういえば粉混ぜていた白骨も近くでしたね。温泉だけであんな山奥までは行きません。他にないから良く寄るって感じだけど。


フィッシングパーク 越後中里
 けっこうくすぶった感じの地味な温泉。露天もないし。でも他にめぼしいのをこの辺りに見つけてないために、数回寄って見ました。そうだこの温泉はビールを売っていません。仕方なく中里の駅前酒屋にいって、そこでいつも買うのです、柿の種つまみにして。客は必ず車で来るに決まっているために、ビールの販売機も撤去しているようです。まるで子供の温泉だね。


うみてらす 名立

 どでかい宇宙基地みたいのが、日本海の寒村にいきなりできて、船橋ヘルスセンターを移籍させたみたいですよ。もちろん役所経営で夕暮れになると、みやげ屋に、なぜか連中は白い布をかぶせるんです。昔国鉄の窓口が、時間外になると同じように幕引いて、なかで酒盛りしていたの思い出します。JRになってみんなクビになりましたが。国労だったか動労だったか。
 温泉というのは、昔からそれなりの需要があってそれに見合った格好しているべきで、化け物屋敷が急にできて、井戸掘ったら地下水出てきて、それ暖めて温泉なんて、認められません。ああまともな温泉に行きたい。

伊南村の小豆温泉 会津駒の下、三つ岩登山基地の温泉
 桧枝岐、大桃など近くに有名部落があるなか、その下界方向に通り過ぎてしまう温泉がありましたが、05・1御池の帰りに寄ってみたんだね。建物は立派です。窓明の湯。しかし入ったときに、いらっしゃいませとも言わずに、いきなり850円ですと言われたときにすべてが分かりました。この温泉は役所が経営している。
 温泉ブームになって、村が三セクなどで経営している温泉がありますよ。そういうところ、いつもながら儲からなくてもいいんです。従業員の給料というのは村の予算から出ていて、売り上げとは関係ないんです。役所経営というのは、黒字になったためしがありません。隣に駒の茶屋、さらに隣に花木の宿がありますが、すべて経営は同じでしょう。ダメなのですこういうのは。
 それに露天もありましたが、除雪してなくて入れない。温泉でそんなのまかり通っていいはずがない。村が経営している温泉ほどひどいものはないというのが、私の一貫した考えです。但し風呂は広くて、喫煙所の囲炉裏もあったから、まあ許しましょう。焼オニギリ食べたのですが、なんと出てくるのが早くて??と思ったら、高速のPによくある、レンジ暖めの焼オニギリで、まさかいまどき本当に焼いてくれるおにぎりなど皆無になってしまったんだなあと、反省、ガッカリ。


水上高原プリンスホテル 05・3
 堤さんのホテルの風呂はどんなのかと、寄ってみたのです。しかし、このホテルの風呂は、国民休暇村の風呂や、グリーンピアの風呂とどうも同じ造りなのです。上品ぶった銭湯のようだし、味わいなくて露骨に小奇麗になっているだけ。しかもけっこう混んでいる。混んでいるというのは客が多くて悪いことじゃないのだが、なんだか体育会系の学生やオヤジが、スキー終わった後にどかっと押し寄せているだけで、面白くない。妙に2歳児くらいの子連れ父親が多い。こういうのも、小市民的で好きじゃない。それに露天風呂もない。いまどきはもうゲレンデスキーやって、プリンスに泊まるなんて、ダサイ時代になったのかもしれない。


銀山平の日帰り温泉 新潟魚沼市
 銀山平はいつの間にか開けたところになってます。夏には貸しロッジがあり、日帰り温泉もできた。でも役所の経営ってのが気になるが。
 ここは観光客相手だけど、あるとき「今日はどっかに泊まるとこないかなあ」と温泉出た後に聞いてみたのだが「ははは、こんな時間からじゃどこにもないよ」と笑われて、食い物ないかと聞くと、そこに自販機があると、何とそれは高速のPエリアにある、あの焼オニギリとホットドックの、まずい自販機でした。なんで温泉に来てこんな自販機でくうのかと。同じ出入りの業者がやっているんですよ。つまり高速Pと、道の駅と、日帰りは、同じ連中の経営だというわけです。話にならん。


山田旅館・小谷温泉
 江戸時代からやっている温泉らしいね。木造の3階建てというのが、昔っぽい。それにここは春になるとスキーツアーを主催していて、有名らしいのだ。しかし・・・栄光は過去にありで、宿泊したときの夕飯の一人用鍋の中身が、なんとおでんだったことにはガッカリした。私飯にはうるさくないんですよ。しかし、通常は肉とかキノコとか湯豆腐とか暖めるわけだから、ちょっと気の利いたものあるでしょう。それに1泊1万円ですからね、有名につき。それがおでんだとはセブンイレブンのおでんの方がうまいよと思わず言ってしまいそう。歴史に胡坐掻くってのはいけません。そういう深田久弥のサインなどもあったのだがね・・・


花かげ湯・山梨牧丘町
 市民会館と併設された巨大駐車場がある温泉で、いつでも地元の人で混雑していた。ここも座敷が開放されていて、確か舞台の壇上に100円マッサージ器が並んでいて、なんでマッサージするのに、舞台に上がって目立たなきゃいけないんだという、役所感覚だったね。でも露天から山が見えて少しくつろげたけど。


湯の小屋温泉・洞元ホテルの露天風呂
 私ただ熱いだけの温泉は嫌いなのです。ここの大きな露天には、源泉60度のお湯がどくどくでています。つまり出ているそこは風呂の温度が60度。で一番下流あたりでも多分45度。外には1mの積雪で、じゃ熱いから水で薄めろといっても、小さな蛇口が1個じゃ、全然ぬるくならない。こういう前世紀の遺物のような風呂は、群馬とか長野にたまにあります。熱いにこしたことないという発想なのでしょう。それで塩っ辛いものばかり食べているから、こういう海なし県の人は、60歳そこそこで脳卒中で死ぬのです。いまどきは熱くて42度、ぬるくて39度が風呂の適温なのです。そういうことも分からずに、熱ければそれが歓迎されるとは、飯を5分で食えというのと同じで、まったくダメなのです。けっきょく5分入って、外気が2度だというのに、体全部出して冷まして、心臓バクバクで、また入るけどすぐ熱くなって、こんなの風呂ですか。05・01


塩山裂石の日帰り温泉
 思い出すだけでひでえ温泉。役所の温泉は、座敷で寝転がって熟睡しても誰も文句を言わないというのは、それを許可しているからでしょうか。地元の爺婆の吐き溜めというか、しかも飲食物持ち込み可で、座敷の向こうに風呂のカウンターがある(ここだかどこだか忘れたが、同じような温泉)ために、座敷はタダで利用できるとかで、じゃ、大勢で持ち込み宴会して大騒ぎしてもいいのかということになる。うどん注文しても、寝転がった爺婆が多すぎて、座って食うところもなかった。スラム街に屋根つけただけの、ひでえ施設だった。


新穂高中尾温泉「ゆ」マーク暖簾
 ついに最下位を掲載するときがきた。いまどき「ゆ」と聞けば日帰り温泉のことは当たり前なのに、この「ゆ」というひらひらした暖簾マークは、ただそこが温泉街だというだけのこと。こういうのは、詐欺に思える。場所は槍見橋のところ。「ゆ」のひらひらに誘われて、坂をあがっていったけど何もなしでがっかり。
 すると橋のたもとに無料の「ぬるめ」の露天風呂がある。いやな思いして入ったけど、すぐ上からは覗き込まれるし、着替えは公衆トイレなみの落書き。掃除もしていないような汚さ。それでも人間無料ときくと、女性までバスタオルもって入ろうとしている。躊躇して戻ってしまう人もいる。世の中無料よりも怖いものはないと思うのだが。風呂のなかも、コケでぬるぬるして滑った。底に小砂利の敷石があったのはいいが、やはり後悔。500円払ってもすぐ上の深山荘に行くに限る。