MTBツーリング   
トップページへ

ツールドイン寸又峡・夢想の吊橋 
☆☆☆☆☆
 
2003・11・21(金) 晴れ 中川根〜山犬段 ☆
静岡〜中川根730〜大札山〜犬山段900〜静岡1500

11・22(土)合宿2日目 快晴 寸又川林道 ☆☆☆☆☆
ゲート入り口630〜お立ち台900〜光岳登山口1300〜下山〜お立ち台1640〜ゲート1720 MTB走行距離75キロ


11月23日(日) 晴れ 千頭ダムへ ☆☆
寸又峡温泉700〜千頭ダム830〜900〜下山〜寸又峡温泉1000 MTB走行25キロ
 以降クルマ〜アプト式駅1200〜井川〜山伏1430〜リバウェルスキー場1530〜口坂本温泉1630

11月24日(祝) 晴れ・曇り 逆河内林道・夢想の吊橋 ☆☆☆☆
寸又峡駐車場550〜寸又川・逆河内林道分岐810〜寸又川橋900〜夢想の吊橋1000〜1050〜下山〜林道分岐1230〜寸又峡駐車場1330 MTB走行往復45キロ

 連休が一日早くスタート。どうしても行ってみたい場所。朝6時まで雨だというのに、7時には快晴。予報どおり冬型気候になって、静岡は快晴です。でもとっても風が強い。
 静岡市から峠越えして千頭に向います。そうですここは、金谷発の田舎の電車からあの有名な大井川トロッコ鉄道に乗り換える駅です。過去に何度か着たことがあるはずなのだけど、車でいくとまた違った感じがしますよ。それに前に来たときから、20年とかとても時間がたったいるもので、町並みもとても変わっている感じがします。
 川根に入る峠越えで、山がとてもよく見えますねえ。千頭から上流目の前に見えるのが、朝日岳1800.寸又三山の一つらしいです。それともう一つの前黒法師岳1900も見えます。こんなに天気がいいのは全く冬型気圧配置のおかげです。

山の斜面の狭いところに茶畑たくさんあります。こういう風景大好きですねえ。

 さて中川根の役場の近くから、クルマで1000Mも登る山犬段への林道に入ります。延々と20キロ。山は深いんです。左側に普通の沢が一個入っているだけなのですが、それ一つだけでも唖然とするくらいに大きい。平日だから林道工事のトラックがけっこう入っていますよ。道は尾根に沿ってぐんぐん高度を上げていきます。それにしても川根というと、日本有数のお茶の産地で、とんでもない崖の急斜面にも茶畑ありますねえ。山全体が茶畑。そうだ今頃は秋の新茶の茶摘も終わったところじゃないでしょうかね。それに茶畑には、冬の霜よけに電信柱にファンがたくさん付いています。園芸のように茶畑やっているわけですよ。
 クルマで1時間もかかって、山犬段に付きます。ここハイキングの基地のようで、広い駐車場ときれいに整備された休憩室ありました。ここまで来ると前黒法師岳も大きくなります。さらにゲートの奥に林道が20キロも続いているはずだったのですが・・・
 林道すぐそこで崩壊していました。歩行者も通行止め。その崩壊現場で「1ヶ月前から復旧工事やってるよ」と作業員のアンちゃん。こういう標高の高いところの新しい林道というのは、いつもすぐに崩壊してしまうんですよ。歩いて通過することもできないくらいに、きれいに林道そのものが崩壊しています。がっくし・・・・。基礎工事の鉄骨組んだところへ、ミキサー車がセメント流し込んでいます。そのミキサー車が何台も交替で林道を上がって来るんですね。つまりこの日のMTBツーリング時間はわずかに5分。引き返します。
 さらに追い討ちかけるように、私の不注意でMTBトラブル発生で、下界に戻って修理が必要になってしまいました。本日午後の予定がボツ。来た道を静岡市に向って帰ります。
 川根から静岡市に入る峠の茶屋が開店していて、「遠くに見えるあの山は赤石岳だよ」とそこのオバサン。ふむ再確認。目の前に七つ峰1500Mが大きいです。この辺り、藁科川(わらしながわ)に沿ってなだらかな田舎の風景って、なんか落ち着きますねえ。昼間に通過しないと、こういう景色はよく見えませんよ。それにこの峠越えの道も、とてもよくなっています。峠周辺から、上杉尾〜日向の部落を経由する林道に入って下山することにしました。ここも、小さな山の斜面にへばりつくような部落で茶の栽培やってます。
 ところで南アの反対側の伊那の遠山川周辺が「日本のチロル」というそうですが、この辺りもまけず劣らず同じような山の田園風景だね。例によって元は平家の落人でしょう、住み着いた人は。こうして本日は静岡泊。MTBの修理も終わって、明日は大きな成果期待したいです。11・21夜。


2003・11・22 寸又川林道 ☆☆☆☆☆
  有名な「あの道」です。百名山の光岳に登るときに、延々36キロの林道(歩行時間12時間)という、まさに「あの林道」寸又川林道へいくことに決めました・・・。自分を誉めてあげたい・・・。

 この道、前置きはとんでもなく長い物があります。「そんなところから光岳にいっても意味がない」と通常の人はいいます。稜線の茶臼から往復すればと。往復しても多分10時間くらいかかるのですが(私若いときに4時間で往復しましたが)。そういう人は、絶対に光岳よりも、南の山に登りません。200名山する珍しい人は、池口山とかいきますが。でもです。苦労の多いとんでもないところから山に登っても、それはたいへんいいことなのです。頂上に立つことだけが絶対に登山じゃない。私もうシロウト登山者相手にしません。面倒くさくて。大体光岳の尾根は延々と寸又峡目前の大無間山まで大して高度も落とさずに平坦に続いているんだからしょうがないでしょう。それに添って作った林道が36キロの長さにもなったんですよ。山に文句はいえないよなあ。

それと遠い昔の高校時代の2年くらい先輩が、たしか夏山合宿で、この道下山したか、登ったかしたのです(帰宅したら調べてみます)。「飛んでもないぞ」というのは、多分日本で一番長い林道歩きだったのでしょう。高校の山岳部というのは、夏には南アルプスに行くのが義務で、3年間在籍しているとどうしても最南端の光岳にいく必然性があって(部活運営がまともなときにはね)さきの茶臼から往復するか、あるいは光岳を割愛するかのどれかです。でそんなことがあって、私の3年間の時代には、だらけて南部は聖岳まででした。

(後記・私の1年先輩もその山行に参加していました。なんと入山にこの林道を使用して、しかも登山口まで二日半かかっています、ギェエ。昭和46年7月の山行だとあります。しかも1週間かけて、その中に雨の停滞が二日あって、結局光岳から茶臼、上河内岳を往復して畑薙ダムに下山していました。尊敬に値する山行やっていたものです)。

 そんでもって、この林道のお話は、高校生、17歳のときのトラウマなのです。30年時間が経過しても、トラウマは離れません。人生はそういうもんです。でMTBを得た現在に、これ30年遅れて実現するのです。

 20年以上も前に寸又峡とか井川とかには来たことありましたが、やはりバブルの時代を経過して進化しています。前に栗代川に入ったことありましたが、このゲートの隣でしたよ。今日は静岡で4時起き。6時に到着して用意して出発。登山者がいます。3パーティで7人くらい。林道歩いていますが、連休で光岳へか?と期待しましたが、全然違って、最寄の朝日岳でした。

 630にゲート発。急坂続きます。それにまだ冬型が続いて、向かい風のときに、チャリ降りて耐風姿勢取るんです、信じられない。なんだか新潟では風速30Mの突風も吹いたそうで、じゃしょうがないなあと。でも快晴。道はドンドン登っていって、高度計がドンドン上がるのは嬉しいのですが、しかしとんでもないところに林道作っています(昭和40年頃ね)。怖いです走っていても。先行した登山者追い抜いて、でも時速5キロくらいで登るだけで、大して速くないです。ヤツデの葉っぱのような林道ですよ。気が遠くなるくらいに、延々支流を大回りして登っていきます、半端じゃない。利根川のダムにしても、黒部のダムでもいいけど、歩くとどうしようもなく支流の対岸が見通せるのに、そこまで5キロとか、ぐいっと入り組んでまた戻るという道です。愕然とします、はっきり言って。2時間くらいしてようやく稜線というか、高いところにでます。


寸又川林道の1080M地点。視界が開けて南アルプスの山々が一望。(前黒法師方面)

まず逆河内への林道を分けたのが13キロ地点で、そのちょっと先に、なんと公園のような「お立ち台」というところがありました。誰のために作った? きれいなトイレがあって、さらに展望が最高です。左から、前黒法師岳1943。黒法師岳2067。丸盆岳2066。不動岳2171。合地山2149。諸沢山1749。南アルプスの深南部のダイヤの原石のような山々ですよ、炭といってもいいけど。手前に向ってくる穏やかな尾根が、丸盆からのものと、不動岳からのものですね。本当に緩く穏やか。そうだ、前黒法師に見えるあの林道は、昨日行こうと思って崩壊していたあの林道です、けっこう高いところを走っていますね。ここに一日いたっていいくらいの絶景。目の前に逆河内の沢が入って、左に上西河内、さらに下西河内。う〜ん、しかしほんのちょっとで出発しなければ。ところがそこに「光岳登山口まで23キロ」とか書いてあるんですよ。本当にここ入山に使う人いるんでしょうか。その数字嫌がらせに見えます。合宿荷物担いでいると明らかに敗退しそうです。そうここ標高1080Mと書いてありました。出発が400Mですからすでに700M登っています。ところが、終点の光登山口も同標高ですね。200Mほどの登って下ってが2回ありました。もう大きな登りがないだろうだけが、救いでした。


上西河内方面。遠景は鎌崩や不動岳方面。

930に出発。登った途中に大無間山への登山口があります。すごい田舎にあるもんです。さらに大きく迂回して、小根沢、大根沢がありますが、これまでの登行に比べればまあ簡単。それでも疲れて自転車押したりありました。不動岳が遠くなり、諸沢山が大きく、さらに合地山が目の前になると釜ノ島小屋跡の廃屋。


左から手前になだらかに続くのが諸沢山からの稜線で、中央のコブ二つが合地山2149M。夏でも冬でも道がなくて、登頂が困難だといわれる南部の有名な山ですね。

その先で寸又川渡って、また登っていよいよ終点です。一つ橋があって、それ回り込んだところに、ついに終点の吊橋ありました。1240分。予定通りといっても、6時間かかってます。大変な道でした。走りがいもありましたね。「ついに来た」という感激。林道36キロでは足りません。37キロオーバー。寸又川も立派なゴルジュを形成しています。


寸又川林道の終点に近い、光岳登山口と吊橋。こんなところまで来るなんて感激です。

さて昼飯休みも20分そこそこで下山します。お立ち台までは同標高につき、下りといっても早くありません。最悪1630までに着ければと。夕陽を浴びながらのMTB走行です。下りはでも楽しいですよ。「ああ、ここ通った」と思い出します。そう途中がけ崩れが一箇所あったのと、作業車が入っていましたね。堰堤工事です。最後の休憩の大樽沢の大無間登山口でして、そこの出発1550分くらいだったかなあ? 休んでいる間に山の陰に日が暮れて、まぶしい夕陽が消えました。さてそこからお立ち台通過して、その先に舗装が一箇所あったんです。元の作業集落でしょうか。まもなく作業車2台にも抜かれて、ついに山の中に取り残されましたが、それでも下りは速い。時速20Kほどで、真っ暗になる寸前にゲート到着しました。登りに2時間半かかったとこが40分ですよ、ハイ。都合登り6時間下り4時間弱ってことでした。(記・口坂本温泉で)

2003・11・23 千頭ダム ☆☆
  昨日の疲れあります。それに連休で温泉街満杯でふて腐れてクルマで宿泊。こんなの久しぶりです。でもバンだから後ろに横になってシュラフに入れました。千頭ダムというのは、昨日にお立ち台直下にあるのですが、林道からは見えません。そのためにあえて行くことに。温泉街に道をさらに進むと、温泉客の1時間のお散歩コースがそこにあって「夢の吊橋」「寸又峡」などありました。

ここは温泉街からのお散歩コースにある飛龍橋。支流の大間川にかかる橋で、徒歩で周遊できるようになっています。

それを通ってゲートに入ってダムに向います。途中トンネルが3箇所。ライト点けて行きます。ダム管理道路だから、舗装されていて快適ですね。1時間で到着。でもダムがあるだけで何もなし。対岸に昨日走った林道が見えますね。それにしても、大井川支流の寸又川はやはり大きい。南アルプスは女性の豊満なオッパイに例えられますが、それも水枕オッパイといってもいい。奥深いです。ダムの先に何か道があるかなあと思っても何もなし。対策取れずに引き返します。

 そういえば寸又峡では連休はマイカー規制していて、温泉街は歩行者だけでした。これニュースらしいです。さてこうした試みの是非ですが、どうでしょう。昼頃に予約した温泉に到着してゆっくりするかといっても、宿までクルマを付けられずに不愉快でしょうねえ。規制解除の1530分まで待たされてやっと車が通行できるらしいですよ。それにどうも強制的に、先の夢の吊橋までの1時間お散歩させられるみたいでねえ。快晴だからいいようなものの、雨降っていたら怒る人いそうです。宿にクルマで乗りつけるだけならば、規制免除がいいと思うんですがね。それにこの辺りはやはりクルマの道が狭いです。連休混雑で相互通行していましたが、昼前に温泉街を出るというのに、15分待ちくらいが、2回ありました。上高地行くときの釜トンネルみたいです。


大井川鉄道「長島ダム駅」付近のアプト式。トロッコが下っています。林道並みの急坂。

午後はクルマで大井川鉄道の長島ダムと隣のアプト式の駅方面へ。アプト式は日本ではここだけだそうで、歯車のことです。ところで20年も前に行った隣の栗代川の林道どうかと思ったのですが、崩壊で通行止めでしたよ。昼過ぎに、長島ダムという駅に例のトロッコ列車がきました。近ツリの団体客でけっこう満員ですねえ。ガイドさんが「連結に時間がありますから、降りて見学できますよ」というと、ゾロゾロ降りてきて、出発だというのに、トイレ行ってる人がいて、列車の発車も時刻表よりも7分も遅れています。のん気なトロッコです。すでに観光専門になっていて、昔山入るのにまともに乗車しましたが、もうそういう人はいないんでしょうか? それにしても、クルマよりも圧倒的に遅くて、時代遅れのこっけいな産物でした。興味ある人だけはどうぞ。

どうも私は、暇だと観光旅行になっていけません。さてそのさきに接岨峡(せっそきょう)という渓谷があって、道も広くなっています。その先井川ダムまではやはり狭いですねえ。そこから山梨県の雨畑温泉方面に抜ける林道を峠の山伏まで登りました1900M。

静岡・山梨県境の山伏1900Mからの笊ヶ岳(中央左の双耳峰)。その左が布引山。

さらに静岡県側の林道は県民の森とかリバウェルスキー場なんてのもあるんです。標高1800から1400の間を登ったり下ったり。スキー場から山見えましたねえ。

スキー場からの展望。中央右の比較的平らな山が聖岳。下ってその右が赤石岳。その右に低く見えるのが荒川岳。その左が手前の山脈の青薙山。
 さらに中央丸い山頂が上河内岳。その左のコブが茶臼岳。

茶臼岳2604M。上河内岳2803M。聖岳3013M。赤石岳3120M。荒川岳3141M。そして手前の青薙山2406M。山伏からは笊ヶ岳2629Mもね。荒川岳は2ヶ月前に登りましたねえ。おお懐かしい。光岳、大無間はちょっと雲がかかっていて不明ですね、残念。山を教えてくれた地元のおじさんありがとうさんでした。南アの山がこんなにきれいに見えるの初めてくらいですよ。東に富士山とその手前に十枚山1726Mと青笹山1558M。美しいセットポジションです。本日はそのオジサンに教えてもらった口坂本温泉泊。(記・口坂本温泉)


2003・11・24 逆河内林道・夢想の吊橋 ☆☆☆☆

 一昨日の寸又川林道の走行に気をよくしていたときに、食堂のオバサンとお話してました。「千頭ダムっていいとこ?」何もないけどねえ」(といわれたのに昨日いきました)。じゃ逆河内の林道は?「若い人ならそっちが面白いよ」「でも標高1000Mまでまた登るの?」「だらだら登りだからいいじゃないの」

 妙に励ましてくれるおばさんだったのだ。連休最終日、それ決行することにしました。口坂本の温泉街400分出発。一昨日よりも早い時間に出発したかったのです。寸又峡駐車場で530分、まだ暗いですが。いったいどこまでの走行になるのか分かりません。地図上では一昨日と同じくらいの距離を林道が続いていますが。


左へ下っているのが逆河内への林道。右に真っ直ぐ延びているのが寸又川林道。この分岐点はゲートから12キロ。

 とりあえず12キロ走って、標高1000を越えたところで、寸又川と逆河内の林道分岐までいきます。例によって途中で休憩。二度目だとちょっと要領がわかって走りやすいのですが、やはり分岐まで2時間以上かかっています。MTBの登りなど時速4キロなんてのがいいとこです。

 さてここから急降下で寸又川沿いまで降りていきます。昨日の千頭ダムが真下に見えるし、上西河内が山の中をうねっていますね。

 例の千頭ダムが満水の時には、逆河内の出合までちょうど水に埋まってしまうようです。それが今のように水位が低いと、一帯が砂浜の河原のようになっていて、私こういう風景は好きです。なんかのんびりした感じがして。出合いも、砂浜の中を水がちょろちょろ流れているようです。


寸又川に合流する逆河内(左から流れ込んでいる)。

 最も下った地点が寸又川を渡るところです。標高680M。分岐が1020Mですから350M下降したことになります。帰りが心配ですけれど。道はここから寸又川に少し沿って、さらに枝尾根を乗越て、逆河内に下ります。さらに沿うようにかつての工事の廃屋があって、誰かがこれを「洗濯物が干してあるようだった」といいましたが、木の壁が赤茶けてそう見えるだけです。でも幽霊屋敷みたいですよ。


唖然、愕然の夢想の吊橋。流れからの高度60m、長さ150m。

 そこから少し行くとまもなく、その「夢想の吊橋」が突然と現れました。2万5千図「寸又峡温泉」の中央上部、逆河内の上流最後にかかっているその橋記号が、その吊橋です。

渡りきった先の横から撮るとこんな感じでしたね。やっぱり怖い、バンジージャンプ並みに怖い。(昭和50年に作ったそうです)

川底からの高さが60M、吊橋の長さが150M。こんなものなんでここにかけたのか? 過去にテレビでこれを紹介したとかで、隠れファンが多いようです。今でもちゃんと通れます。

 この林道実は実質的にここが最終地点になっていました。その先は道も土砂に埋もれっぱなしで、登山者の踏み後が続いているだけ。手入れがされていません。廃道です。前進が不可能となったことは、いいことです。私ここで橋まで歩いて5分で降りて、往復してみました。見下ろすと怖い、途中で止まってしまってもゆらゆら揺れて怖い。一気に向こうまで渡ってしまわないと。でもこんな猟師か山賊が作ったような吊橋が現存していること事態不思議です。でもいずれ崩壊してしまうのでしょうか? 下降点にツルハシが2本置いてあります。修理用にですか。ワイヤーを吊ってある支点は、何だか腐りかけた木が数本でしたね。温泉街周辺にある吊り橋とは、そのスケールが10倍くらい、大違いですね。


帰りに見つけた過去のトロッコ軌道跡と、半分埋まってしまったトンネル。

 大満足して戻ります。途中で昔の軌道用のトンネル残骸見つけました。かつてはこの谷にトロッコが入っていたようです。急だと思っていた下りもけっこう登れて、12時過ぎには先の分岐へ戻れて、下りは一昨日と同じように40分でゲート着。昨日の宿泊先で弁当作ってくれたオバサンありがとうさんでした。遅い昼飯は温泉街でいのしし鍋昼食にしました。




トップページへ