<資料5>

@「テリトリー」(地域) エコミュージアムの活動基盤となるところで、歴史的にも地理的にも同質の地域(文化圏)を設定し、その中で地域の発展を最もよく表している遺産を現地保存して活用を図っていく役割をになっている。

A「遺産」 従来の博物館で「資料」と称されているものを含めて遺産と定義する。遺産は地域の産業や農業の遺産、無形遺産(民話、伝説、知識、習慣など)、天然記念物、建物などに至る極めて広い概念で捉えることができる。

B「住民」 地域住民は文化を消費する単なる観客ではなく、エコミュージアムの運営にあたる各種団体の代表者などを通じてエコミュージアムの企画・運営や施設の管理に参加する当事者である。また地域遺産を承認して責任を持って未来へ受け継ぐ役割を担っている。

C「教育」 エコミュージアムは教育機関として考えていくことができる。エコミュージアムで教育を実施する目的は総合的に理解してもらうために、来訪者や住民に地球的規模でのグローバルな教育を実施していくことが望まれる。

D「権力の分散」 エコミュージアムの運営はアソシアシオン(協同体)型の活動方式を採用した。そこでは運営会議のもとに3つ委員会(学術委員会、利用者委員会、経営委員会)を設置し、相互の関係を築き上げる。そして運営会議の監督下に学術的な仕事や住民参加をコーディネートできる専門スタッフ(常勤)を雇用し運営を図っていく。

E「文化的計画」 エコミュージアムの事業計画と言うべきものが「文化的計画」である。文書でエコミュージアムの政策目的や、活用方法を中心に、研究・保存・住民などを考慮に入れた文書を作成し、「文化的計画」として提示していくことが必要である。