機動戦士ガンダムマゼラン級宇宙戦艦
バンダイ 1/1700

マゼランと言うと俯角から見たイメージがあるなぁ 船体下面のオービターは脱着可能

  <コメント> 

  今更言うまでも無いメジャータイトルである「機動戦士ガンダム」。その記念すべきファーストンシーズンが放映されたのが1979年。
 今年は放映30周年にあたる訳で、今更ながらによくも続いたものです。私は放映当時は大学入りたてで、学生寮の二人部屋生活
 だったのですが、当時の事とてTVなぞ持っている筈も無く、月間OUTの情報だけで追っかけていましたっけ。う〜ん、懐かしいなぁ。
 まあ、それだけ歳を取ってしまった訳ですけど。

  さて、ガンダムと言えばMSが主役な訳で、宇宙戦艦なぞは脇役と言うかやられ役でした。このマゼランも出てくる度に沈められていた
 様な気がします。挙句は前世代の遺物、無能の象徴扱いまでされていたような。まあ、物語上は仕方がないですが。
 ただ、単体で見た時のマゼランは結構格好良いと言うか、いかにも宇宙戦艦ぽくて良いと思うんですがねぇ。3方向にそびえる艦橋や
 360度全方位に対応出来る主砲の配置とか。船体下面にはちゃんと大気圏往還用のシャトルまで装備してるし。何と言うか、ツボに
 来る感じがあります。正統を汲む様式美と言ったら褒めすぎですが。
 (ちなみにサラミスは嫌いです。あの突端の丸に棒を付けた対空砲が、おもちゃっぽくてどうにも気に入らないので)

 
  改めて形にしたマゼランを見ると、やっぱりなかなかに格好良い。やられ役だけにしとくのは勿体無いですね。

 <キットについて>

  バンダイEXシリーズ中の1作で、サラミスとのセットになっています。これに限らず、今はアニメに出てきた艦船は全てEXシリーズでの
 発売(MG・HG以前の昔のシリーズ奴は別にして)ですね。まあ、人気を考えればMG・HGのシリーズには入れられないのでしょうけど。
 キットは全面に過剰なほどのモールドが入っているので、基本的には4面箱組み。EXシリーズも初期は組み難かったのですが、
 この頃になるとこなれて来て組み立てはサクサク進みます。上手い分割でパーツ同士の合わせを隠していますので、パテ使用は
 まず不要でしょう。EXシリーズ通例のスナップタイトですが、キツイところもありません。ただ、艦橋の透明部分の厚さが薄すぎて
 マスキングはかなりの難物。今回はメイン艦橋だけマスキングして、他はスミ入れで誤魔化しました。
 形になってみれば、どこから見てもマゼラン。過剰な程のモールドがややくどいかなとも思いますが、文句はそれ位でしょうか。

  塗装ですが、アニメでは緑だったり青だったりと色々。私のイメージ的には緑なので、在庫処理も兼ねてパンツァーカラーの
 オリーブグリュンを使用。一色だけなので塗装は楽です。それからオリーブグリュンに白を加えて明度を上げた色でドライブラシ。
 その後、ツヤ消しクリアを吹いてやりました。画像にしてみると、ちょっとドライブラシがくどかったかな。
 エンジンノズルはバーントアイアン+黒鉄色。アンテナはタミヤのペイントマーカーのゴールドリーフを皿に出して塗っています。
 先に書いたように全面に過剰な程のモールドが入っているので、スミ入れはやり放題。いつもの様にエナメルのツヤ消し黒+レッド
 ブラウンでスミ入れしてやりました。スナップタイトの勘合が適度な御蔭で、エナメルでのスミ入れでも割れは発生しない様です。

 以上で終了。デカールが入っていないのはちょっと寂しい感じですね。アニメにはありませんが、艦の識別No.くらいは入れてくれても
 良かった様な気がします。

今回の教訓:
ドライブラシのやり過ぎには注意 

01.FEB.09

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