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途中でトラブルもあったけど、無事に点灯 | TVでのイメージはこの角度かな? |
<コメント>
今になって思えば、’60〜’70年代は特撮TV物の宝庫でした。国産ならウルトラQから始まってウルトラマン・セブン・仮面ライダー
マイティジャック・ジャイアントロボ、海外物ならジョー90・サンダーバード・キャプテンスカーレット・謎の円盤UFOなどなど。
その中で、今日まで続いて一番メジャーと言えるのがこの宇宙大作戦。<あ、今はスタートレックか
リアルタイムで見たのは小学校低学年の頃。冒頭の「宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。ー中略ーこれは人類初の
試みとして5年間の調査旅行に飛び立った宇宙船U.S.S.エンタープライズ号の驚異に満ちた物語である。」というナレーションや、
「恒星日誌・宇宙暦0401.○○○○、我々は・・・」というカーク船長の語りの、国産特撮にはないセンスに魅了されたものでした。
カーク船長とミスタースポック、ドクターマッコイの掛け合いの妙も、やはり国産物には無い魅力でしたね。そしてTV画面一杯に映る
エンタープライズ号の勇姿。エンタープライズ号自体が主役になった回は多くはないのですが、宇宙を征くカッコ良さは子供心に
クッキリと残りました。ウルトラマンのジェットビートルと合わせて、私のマイフェバリット・メカです。
本国アメリカには同様にやられてしまった人が多数いて(所謂トレッキーですな)、御蔭で最近でも新作が作られ放映されていたりする
のですが、正直最近の奴には興味が湧きません。私にとっては、スタートレックではなくあくまで宇宙大作戦であり、カーク船長や
ミスタースポックの乗るエンタープライズ号の物語こそが唯一正統ですね。
今の目で見ると、流石に低予算TVドラマ的な作りの安さも見えてしまいますが、それでもやはり宇宙大作戦は面白い。ドラマの面白さを
決めるのは、セットや特撮の豪華さではなく人間ドラマなんだなと、改めて思います。
<キットについて>
バンダイが5年程前に出したキットです。放映35周年?記念という訳でもなく、いきなりという感じでの発売でした。基本的に主役の
エンタープライズの変遷だけ追った形でシリーズが止まったのは残念。クリンゴンやロミュランの船も出して欲しかった。
キットの作りとしてはEXモデルシリーズに含まれるのかな?作りはEXモデルそのもので、塗装済みスナップタイト式で最近では
珍しくなった電飾仕様となっています。外形は最近のバンダイのやる事ですから、まず文句ありません。元にしたのは映画版の
プロップですかね。兎に角、完成すれば見事なエンタープライズ号が手に入ります。
作るにあたっては、電飾の為の配線がネックとなります。結構タイトな取り回しをしている箇所もあるので、パーツを跨ぐ部分では
注意が必要です。無理すると断線で泣く事になりますよ。各パーツの合いはまずまずなのですが、第1船体の外周部分については
真正面に隙間が出来ました。塗装済み故にパテは使えず、代わりに画材のモデリングペーストで埋めてやりました。船体が白、
モデリングペーストも白なので好都合です。最大の問題は中央船体。円筒曲面を4分割、しかも配線とクリア部品で中身がギチギチに
なっているので合わせが破綻しています。ここは文字通りの力技と瞬着で強引に固定。それでも隙間が開いてしまいました。外形の
合わせを優先するなら、電飾は諦めて配線レス+クリア材は削り込みで対応した方が良さそうです。ちなみにスタンド支柱との接合
部分のカバーパーツも合わせがキツキツで、そのままでは船体から浮きます。嵌めれば見えなくなるので、外周部分は塗装+皮1枚
削りこんで合わせてやりました。
各部組みあがってからスタンドに載せて通電チェックとなる訳ですが、お約束の様に最初は点灯してくれませんでした。
途中で断線したかと、本体側をチェックしてみるとちゃんと光る。・・・スイッチ部分か電池BOXで断線?あんな単純な構造の所で?
しばらくスタンド支柱(スイッチ部分)を二つに割って眺めていたのですが、ふと気付くとスイッチ下の金具部分が妙に中央に近い。
試しにマスキングテープを挟んでやってスイッチを入れると・・・見事点灯! 結局、金具形状が宜しくなくてショートしていた訳でした。
どうも金具形状の設計ミスっぽいので、このキットを作って点灯せずに悩んでいる人は試してみると宜しいかと。
塗装済みキットですので、塗装はタッチアップとスミ入れを追加した位。ここで今回のミス。力技で固定=目一杯応力が掛かっている
にも拘らず、いつもの調子でエナメルでスミ入れしてしまいました。結果、中央胴体にしっかりクラックが・・・。割れてバラバラになる
とこまでは行かなかったので取り合えず助かりましたが。スミ入れをされる方は、ラッカーのクリアでコートしておくか、ペトロールで
溶いた塗料でやる事を御勧めします。この辺は、ガンプラを作りなれている人の方が詳しいかも。
今回の教訓:応力が掛かる部分のスミ入れは溶剤に注意
30.NOV.08