紫電改(翼コレクション)


童友社 1/100



 

  <コメント> 

 零戦22型に続く日本機新金型は紫電改。ほぼ1年ぶりの新金型です。とは言え、3機種連続での海軍機ってのがちょっと残念。
 出来れば陸軍機が欲しかったです。(無い物強請りと言ってしまえばそれまでですけど)
 まあ、最後の日本海軍戦闘機ですから出ること自体には文句は無いのですけれど、ただ、実績と比べると、343空の伝説とか
 マンガとかの御蔭で過大評価されてる気もするんですよね、紫電改は。(嫌いな訳ではありません)
 あと、塗装が全部343空のと言うのもちょっと寂しいです。実際、部隊としてまともに運用したのが343空だけですので、これも
 仕方が無いと言えば仕方が無いのですが。

 シークレットは「紫電改のタカ」の滝上飛曹の黒い紫電改だそうですが、買ったのが4個だけでは流石に出ませんでした。
 塗装のバリエーションが少ない紫電改ですし、マンガの知名度を考えれば、まあ順当な選択でしょう。

 さて、次回こそは陸軍機の新金型が欲しいです。また1年待つとしても、是非一式戦1型を御願いします。>童友社さん

<キットについて>

 1年振りの新作となりますが、手馴れた作りで形状的な出来には問題はありません。前回の零戦22型から再現される様になった
 ピトー管も、しっかり付いてます。残るは空中張り線くらいですが、これはモデラーの領分でしょう。。
  組み立て自体は簡単ですが、ガンプラの影響を受けたのか、主要部品は嵌め込みだけで保持力を出そうとしている様で、
 嵌め合いがかなりキツクなっています。下手に力を入れると繊細なパーツが折れてしまいますから要注意。
 特に主脚柱と主車輪カバーの嵌め合いは、塗料の厚さ分だけ干渉しており、そのままでは嵌りません。面倒でも嵌め込み部の
 塗装を落としてやる必要があります。ヤスリで地肌のプラが見える程度にしてやるだけですので、手間は掛かりません。
 嵌め込みがキツイ御蔭で、接着自体は流し込みタイプの接着剤だけで事足ります。
  前回までブラウン1色塗りだったパイロットのフィギュアは、とうとう顔のところに肌色が追加されています。キャノピーを透して
 意外とよく見える箇所ですので、これは嬉しい配慮です。

31.JAN.10

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