|
|
|
![]() |
||
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
<コメント>
所謂「T-34ショック」により、それまでのドイツ戦車デザインとは一線を画す傾斜装甲を取り入れて登場した
X号パンターは、大戦後期のドイツ戦車部隊の中核として活躍する事になります。
尤も、初陣のクルスク戦において機関故障で多大な損害を出した事から判るように、兵器としての熟成度は
(特に初期型においては)今一つだったようで、本当に使えるようになったのは、このG型からでしょう。
後期型は、戦訓を元にショット・トラップ対策としてアゴ付き防盾を採用したのを始めとして各部に改良が加えられ
十分に熟成された姿は、パンター系列の一つの頂点であったと言えると思います。
所謂MBTとしては「WW2最良の戦車」と言って良いでしょう。
#反論(特にソ連戦車ファンからは)も多いとは思いますが^^;
パンターGは、ティーガ−Uと並んで私の御贔屓の1台です。
大エースとはあまり縁が無いですが、ノルマンディでのバルクマンの戦闘等、数々の伝説に彩られた戦い振りには
心引かれますね。
<キットについて>
タミヤ新世代MMシリーズの中では少々古い方に属するキットですが、出来には文句ありません。
#私はこれの発売で、グンゼのキットを処分しました(^^ゞ
別売りのエッチングパーツやレジンパーツも数多く出ていますから、サラッと組むか凝りまくるかは各人の自由。
私は何時もの如くストレート組みです。(装甲板組み合せ部の強調くらいは、やっておくべきだったと反省)
連結キャタピラがタミヤからもモデルカステンからも出ていますから、予算に余裕の有る方はそちらを使えば
より実感が出ますが、キットのキャタピラでも転輪に強引に接着してやれば、そこそこの弛みは再現出来ます。
塗装は第9戦車師団301号車のもので、後期のアンブッシュ(「光と影」と言うんでしたっけ?)迷彩です。
この車体で有り難いのは、ツィメリットコーティングが無い事ですね。<苦手なもので(笑)
塗料はストックのグンゼ・パンツァーカラーを使用。ティーガーUの場合とは違い、オリーブグリュンを全面に吹いてから、
ドゥンケルゲルプ/ショコラーデンブラウンを吹いています。ですので、ドゥンケルゲルプの発色が今一つ。
後期のオリーブグリュンベースの塗装であっても、やはりドゥンケルゲルプを先に吹くべきでした。
その後は、いつもの如くエナメル黒+ブラウンでウオッシングしています。(足回りのバフ吹きはやらず)
尚、砲塔側面の撃破マークはフィクションで貼ったもので、塗装図にはありません。
付属のフィギュアも作ってんですが、ティーガーUの時以上に塗装の出来が悪いので、撮影の際には退場して
貰いました。<いつか、ちゃんと再塗装してやらなきゃなぁ(-_-;)
今回の教訓:イエロー系の塗装は、下地色の影響を確実に受ける事を忘れるべからず