Software DV Codec "Iris" |
■ Software DV Codec "Iris"とは
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DV Codec "Iris" VCM ドライバ設定ダイアログ
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Microsoft Windows 95/98/98SE/Me/NT4.0/2000/XP
DirectShowフィルタ版を使用する場合、DirectX8以降が必要です。
高品質なエンコード・デコード処理
DV Codec "Iris"用に開発した高精度色空間変換、DCT・逆DCTルーチン、ビデオセグメント符号量最適化処理によって高品質な画像を生成します。また、エンコード処理を繰り返した時の画質劣化も最小限に抑えられています。
豊富な設定オプション
デフォルトの設定のままでも問題なくご使用頂けますが、必要に応じてより詳細な動作オプションの設定をすることができます。
DirectShow標準DV Codecフィルタ互換モジュール(DirectShowフィルタ版のみ)
DV Codec "Iris" DirectShowフィルタ版には、DirectShow標準のDV Codecフィルタ(DV Video Decoder、DV Video Encoder)と交換可能なモジュールを用意しています。従来のDirectShowアプリケーションを変更することなくDV Codec "Iris"を利用することができます。(※)
DV Codec "Iris" DirectShowフィルタ スクリーンショット
(※) 一部のアプリケーションでは正常に動作しないことがあります。
参照型AVIファイルの作成に対応(Video for Windows VCMドライバ版のみ)
DV Codec "Iris" VCMドライバ版は参照型AVIファイルの作成に対応しています。この機能は、Video for Windows対応アプリケーションから利用することができます。
インストーラ・アンインストーラによる自動設定
インストーラ・アンインストーラによって、システムファイル・レジストリファイルの書き換えを自動的に行うことができます。
互換性の確保
従来のDV Codecによって生成されたストリームもFourCCをDV Codec "Iris"のものに変更するだけで、何ら問題なくデコードすることができます。また、DV Codec "Iris"でエンコードされたストリームも、他のDV Codecでデコードすることができます。
Version 1.00 β6.4 (2004/03/17)
β公開バージョン 6.4
DirectShowフィルタ及びDMOのIIPDVDecインターフェイスput_IPDisplayとget_IPDisplayメソッドの排他制御が正常に行われない不具合を修正しました。
DirectShowフィルタ及びDMOのIDVIrisインターフェイスput_ThreadCountのスレッド再作成タイミングを変更しました。
DirectShowフィルタ及びDMOの返すフォーマットタイプFormat_VideoInfo2のdwInterlaceFlagsメンバに AMINTERLACE_DisplayModeBobOrWeaveフラグを追加しました。各種アプリケーションにおけるMicrosoft DV Codecとの互換性が向上します。
VCMドライバ、DirectShowフィルタの設定ダイアログ上に、チェックボックス「フィールドオーダーを交換する」を追加しました。 このチェックを付けると、デコード時にはボトムフィールドファーストからトップフィールドファーストへ、エンコード時にはトップフィールドファーストからボトムフィールドファーストへの変換が行われます。
DirectShowフィルタとDMOのIDVIrisインターフェースにget_SwapFieldOrderメソッドとput_SwapFieldOrderメソッドを追加しました。
Intel P6マイクロアーキテクチャのCPU環境において、DirectShowフィルタの設定ダイアログで「MMX 命令セット」の選択が正常に行えない不具合を修正しました。
DV Codec "Iris" Encoder DMOの指定する出力バッファサイズが必要以上に大きい症状を修正しました。
DirectShowフィルタ及びDMOの返すフォーマットタイプFormat_VideoInfo、Format_VideoInfo2のrcSourceメンバとrcTargetメンバの値が設定されていない不具合を修正しました。
Version 1.00 β6.3 (2003/11/09)
β公開バージョン 6.3
「強制的に RGB 形式を使用する」のデフォルト設定を、チェックのない状態に変更しました。それに伴い、ドキュメントファイル DVIris.txt の内容も一部修正しました。
DirectShowフィルタ及びDMOにIDVRGB219インターフェースを実装しました。
全ての品質設定において、デコード処理系の誤差を僅かに減少させました。
Version 1.00 β6.2 (2003/10/14)
β公開バージョン 6.2
DirectShow フィルタをMicrosoft DV Codecと入れ換えた際、Ulead社製 MediaStudio Pro 7でスマートレンダリング処理が正常に開始されない現象に対し、FourCC'dvsd' の登録を行わないインストーラを作成しました。
なお、手動インストールにおいて上記現象を回避する際は、FourCC'dvsd' の登録を行わないでください。
Version 1.00 β6.1 (2003/09/28)
β公開バージョン 6.1
DirectShowフィルタ、DMOをフォーマットタイプFORMAT_VideoInfo2に対応させました。各種アプリケーションにおけるMicrosoft DV Codecとの互換性が向上します。
この変更によって、Windows Media Player 9・DirectX 9環境でグラフィックボードによる 60 フィールドオーバーレイ表示・ハードウェアデインターレース処理が行える可能性が高くなります。DirectShow フィルタをMicrosoft DV Codecと入れ換えた際、Ligos社製GoMotion DVエンジンを使用したアプリケーションが正常に動作しない現象を修正しました。
上記現象を回避する際は、「強制的にRGB形式を使用する」のチェックを外してください。DirectShow フィルタをMicrosoft DV Codecと入れ換えた際、Microsoft社製Windows Movie Maker2でレンダリング処理が正常に動作しない現象を修正しました。
上記現象を回避する際は、「強制的にRGB形式を使用する」と「ITU-R BT.601ストレート変換を行う」のチェックを外してください。品質設定「通常」「高品質」設定時における DCTアルゴリズム及び実装を改良しました。
この変更によって、β6と比較してピークS/N比で平均0.2db程度の画質改善があります。
また、エンコード速度はβ6比で平均3%程度向上します。可変長符号復号処理・逆量子化処理・逆ジグザグスキャン処理の実装を改良しました。
この変更による画質の変化はありません。
また、デコード速度はβ6比で約7%(Intel P6マイクロアーキテクチャ)、または約15%(Intel NetBurstマイクロアーキテクチャ) 程度向上します。VCMドライバがFourCC 'dvsd'でコーデック情報の問い合わせを受けた場合、コーデック名として「DV Codec "Iris" [dvsd]」という文字列を返すように修正しました。
品質設定「通常」「高品質」におけるエンコード・デコード系の誤差を減少させました。
インストーラが正常に動作しないことがある不具合を修正しました。
Version 1.00 β6 (2003/06/30)
β公開バージョン 6
DirectShowフィルタのIIPDVDecインターフェースの動作を、Microsoft DV Codecフィルタに準拠させました。各種アプリケーションにおけるMicrosoft DV Codecとの互換性が向上します。
その反面、Windows Media Player 7以降のオプション設定にあるパフォーマンスタブ「デジタルビデオ(DV)の設定」におけるデコード解像度指定の影響を受けるようになります。DV Codec "Iris" デコードエンジンを僅かに高速化しました。β5.1比で最大10%程度の速度改善があります。
この改良による画質の変化はありません。DirectShowフィルタのIDVIrisインターフェースにget_DisregardDecodeSizeメソッドとput_DisregardDecodeSizeメソッドを追加しました。
VCMドライバ、DirectShowフィルタの設定ダイアログ上、デコード設定コントロールに、チェックボックス「デコードサイズを無視」を追加しました。
このチェックを付けると、DirectShowフィルタIIPDVDecインターフェースの動作がβ5.1以前と同様になります。VCMドライバで複数スレッドを使用したエンコード処理が行えないことのある不具合を修正しました。
DirectX Media Object(DMO)モジュールを新規追加しました。
シングルプロセッサ環境においても処理スレッド数の変更を行えるようにしました。
インストーラによる自動インストール時、FourCC'dvsd'の登録も行うようにしました。既にFourCC'dvsd'で登録されたVCMドライバが存在する場合、そのドライバはDV Codec "Iris"をアンインストールするまで一時的に登録が解除されます。
Version 1.00 β5.1 (2003/02/07)
β公開バージョン 5.1
エラービットストリームの存在するマクロブロックをデコードした際、アプリケーションエラーが発生することのある不具合を修正しました。
Version 1.00 β5 (2003/01/31)
β公開バージョン 5
VCM ドライバ、DirectShow フィルタのエンコード・デコード処理をマルチスレッド化しました。
VCM ドライバ、DirectShow フィルタの設定ダイアログ上に、設定項目「処理スレッド数」を追加しました。
DirectShow フィルタ設定プロパティのページ数を 2 ページに変更し、設定項目を振り分けました。
DirectShow フィルタの IDVIris インターフェースに get_Quality メソッドと put_Quality メソッドを追加しました。
DirectShow フィルタの IDVIris インターフェースに get_ThreadCount メソッドと put_ThreadCount メソッドを追加しました。
VCM ドライバの設定ダイアログ上に、参照型 AVI ファイルのデータフォルダを選択するための「参照」ボタンを追加しました。
DV Codec "Iris" エンジンのサイズを約 64 キロバイト縮小しました。
DirectShow デコードフィルタの出力ピンで列挙していたメディアタイプで、YUY2 形式のフォーマット情報の biCompression が誤っていた不具合を修正しました。
シャッフリング・デシャッフリングルーチンを、DV-SD 規格で規定されているよりも大きな幅を持つフレームバッファに対応できるよう修正しました。
VCM ドライバ、DirectShow フィルタの DV デコードルーチンを、DV-SD 規格で規定されているよりも大きな幅を持つフレームバッファに対応できるよう修正しました。
この変更によって、Windows Media Player 等でグラフィックボードによるオーバーレイ表示が行える可能性が高くなります。圧縮マクロブロックのエラーステータス判定ルーチンにおいて、エラー訂正後の圧縮マクロブロックもエラーとして処理していた不具合を修正しました。
ビデオセグメントビットストリームのエラー検出ルーチンを修正しました。
ビットストリームエラーの存在するマクロブロックをデコードする際に、できる限り最後までデコードを試みるように処理を変更しました。
Version 1.00 β4 (2002/11/10)
β公開バージョン 4
試験的に、全ての品質設定においてデフォルトのエンコード画質の傾向、再エンコード時の画質劣化の傾向が Canopus DV Codec とほぼ等しくなるよう変更しました。
β3 までよりも画像の細部、高周波成分が失われにくくなります。
この変更によって、β3 と比較して画像内の局所的歪みが増大することがあります。画像によってはピーク S/N 比が低下することがありますが、自然画像における主観的品質は概ね向上します。VCM ドライバ、DirectShow フィルタの設定ダイアログ上、エンコード設定コントロールに、チェックボックス「S/N比を重視する」を追加しました。
このチェックを付けた状態でエンコードを行うと、β3 以前とほぼ同じエンコード結果が得られます。VCM ドライバ、DirectShow フィルタの設定ダイアログ上、エンコード設定コントロールに、チェックボックス「YCbCr精度を落とす」を追加しました。
DirectShow フィルタの IDVIris インターフェースに get_EsteemSNRatioメソッドと put_EsteemSNRatio メソッドを追加しました。
DirectShow フィルタの IDVIris インターフェースに get_DropYCbCrAccuracyメソッドと put_DropYCbCrAccuracy メソッドを追加しました。
内容が破壊されているマクロブロックを処理した場合のエラー対応処理を強化しました。
品質設定「通常」「高品質」設定時におけるビデオセグメント符号量最適化アルゴリズムを改良しました。
この変更によって、β3 と比較してピーク S/N 比で最大 0.5db 程度の画質改善があります。
また、エンコード速度はβ3 比で最大約 1.5 倍に向上します。全ての品質設定において、2-4-8 DCT ルーチンの精度を改善しました。
この変更によって、β3 と比較してピーク S/N 比で最大 0.01db 程度の画質改善があります。
この変更による速度の低下はありません。全ての品質設定において、DCT クラス No 決定アルゴリズムを変更しました。
この変更による速度の低下はありません。DV-SD 625-50 system でのエンコード処理の色差信号ダウンサンプリング処理において、処理が正常に行われない不具合を修正しました。
全ての品質設定において、DCT モード決定アルゴリズムを変更しました。
この変更による速度の低下はありません。ドキュメントと GUI に含まれる「参照AVI」という表記を、「参照型AVI」に変更しました。
全ての品質設定において、逆 DCT ルーチンの精度を改善しました。
この変更によって、β3 と比較して僅かに画質改善があります。
この変更による速度の低下はありません。RGB24 デシャッフリングルーチンを高速化しました。
Version 1.00 β3 (2002/07/05)
β公開バージョン 3
x86 基本命令セットが選択されていても、一部の処理に MMX 命令を使用していた不具合を修正しました。
YUY2 形式の入力処理に MMX 命令を使用するルーチンを追加しました。
エラーステータスが設定されていないにも関わらず内容が破壊されているマクロブロックを処理した場合、不正なメモリアクセスを行う不具合を修正しました。
DirectShow フィルタモジュールを新規追加しました。
インストーラのメニューに「DV Codec "Iris" MS DV Codec互換設定」を追加しました。
既に DV Codec "Iris" がインストールされている場合、インストーラを終了するように修正しました。
設定ダイアログのコントロールにキーボードショートカットを追加しました。
全ての DCT、逆 DCT ルーチンを僅かに高速化しました。
この変更による画質の変化はありません。プロセッサ命令セット「MMX命令セット」、品質設定「通常」設定時に使用する DCT ルーチンの精度を改善しました。
この変更による速度の低下はありません。YUY2 形式でのエンコード処理時における、色差信号のダウンサンプリング処理を改善しました。
この変更によって、YUY2 形式からのエンコード品質が向上します。アンインストーラのレジストリキー削除処理が不完全であった不具合を修正しました。
Version 1.00 β2 (2002/05/17)
β公開バージョン 2
デフォルトの参照AVIデータ格納フォルダを無指定状態に変更しました。
これにより、デフォルト設定のまま参照AVIデータを作成しようとした場合、必ずエラーが発生するようになります。指定された参照AVIデータ格納フォルダが存在しなかった場合、自動的にフォルダを作成するよう修正しました。
参照AVIデータ格納フォルダ更新規則を変更しました。
これにより、参照AVIデータ書き込み中にドライブ容量が枯渇し、ドライブレターが更新された場合にも、自動的にフォルダを作成するようになります。エンコード・デコード処理を僅かに高速化しました。
この改良による画質の変化はありません。YUY2 形式へのデコード処理時に映像が垂直反転してしまう不具合を修正しました。
YUY2 形式からのエンコード処理に対応しました。
Version 1.00 β1 (2002/03/01)
β公開バージョン 1
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