稲瀬川(いなせがわ)

長谷観音の付近から、由比ヶ浜まで全長500mほどの川。
JR鎌倉駅から、江の電にのり、長谷駅でおりる。大仏方面へ徒歩で3分程のところに大きな三叉路がある。
更に大仏のほうへ進み、大仏の直前に右に入る道があります。そこを入り、銭洗い弁天へ通じる道沿いに源流があるはずであるが、現在は完全に塞がれており判明しない。

起点
大仏の横の住宅街にわずかに流れを見ることが出来る。
この写真の左側に流れていくと、次の三橋の方向だが、全く見えない。
完全に道路の下を流れているのだろう。
三橋 大正15年4月
鎌倉市長谷2丁目
大仏の裏山が起点になるようだがいまは塞がれ、古い石橋が目立たずに存在している。交通量が多いので気をつけて下さい。
長谷駅前から
鎌倉市長谷2丁目
稲瀬川は、ここで大きく左に(画面では右側)方向を変えていく。
新宿橋 平成5年3月
鎌倉市長谷2丁目
江の電
鎌倉市長谷2丁目
カラフルな江の電が走る。
江の電は、明治35年に藤沢ー片瀬間が開通し
明治43年には、鎌倉まで全線が開通した。
栄橋から
鎌倉市長谷2丁目
住宅の中を、ぬって流れる。
栄橋 昭和3年10月
鎌倉市長谷2丁目
白い石橋が、日差しに眩しい。
三橋(海岸側) 昭和14年4月
鎌倉市長谷2丁目
同じ川に、同じ名前の橋が架かっている。
しっかりした石橋である。
美奈能瀬橋から
鎌倉市長谷2丁目
美奈能瀬橋
鎌倉市長谷2丁目
国道134号線に架かる。
稲瀬川は、万葉集巻14にある「まかなしみさ寝に我は行く 鎌倉の美奈能瀬川に 汐満なむか」とも歌われ、この名がついたと思われる。
由比ガ浜の海に
鎌倉市長谷2丁目



短い川でしたが風情のある川と橋であったと思います。感想をお願いいたします。