報国寺

華の橋から100mほどいった右側が報国寺です。
「功臣山」の額のある瓦葺の山門をくぐり、樹木の間の整備された参道を回り込むように進むと、右側に石段があります。石段を登ると銅葺のなだらかな屋根の本堂の前に出ます。
1334年足利尊氏の祖父家時が建てたといわれています、開山は中国に渡り修行を積んだ高僧で、五山文学の代表の一人に数えられている仏乗禅師です。
本堂の右手には昭和54年に建てられた二階建ての迦葉堂が、左手には茅葺の鐘楼があり、そのむこうには墓地があります。本堂左側のわきから裏に回ると開山塔の休耕庵跡で、現在は見事な竹の庭になっています。さらに裏山には足利一族の墓と伝えられるおおきなやぐらが並んでいます。