塩嘗地蔵

光触寺橋を渡ると正面に光触寺の山門が見えてきます。山門から境内に進むと左手に本堂が見えます。その本堂の脇に地蔵堂があります。地蔵堂には、前に六地蔵、後ろに座っている大きな地蔵がまつられています。
この座っている地蔵は塩嘗め地蔵といわれ、もとは朝比奈の切り通しを経て鎌倉に通じる街道にありました。
鎌倉時代から室町時代にかけては地蔵の信仰が盛んな時代で、六浦の塩売りも鎌倉へ入るときには初穂として塩をこの地蔵に供えたのですが、帰りには塩がなくなっていたのでお地蔵様がなめたのだろうとということで、この名が起こったということです。。
このことからも、金沢方面から鎌倉に塩が運ばれていたことがわかります。