0279   2004.5.9
▼指輪物語の最終章「王の帰還」を見に行く。

 映画はバトル・シーン主体。セオデン(とエオウィン)にいいところをほとんど持っていかれたね。私はファラミアさんが主役級で活躍するのかと思ってたよ。一番動かしやすいかなあ、と。でもまあ、その予想は外れた。

 ピピンの歌のシーンはすごい好き。

 あと、これはDVDでしゃべくりながら見たい映画かもしれないね。ひとつひとつのシーンやモノにいろいろなエピソードが貼り付いてるから、話したいことがいろいろ溢れ出てきて困った。十年以上も前に読んだ本なのに、そこそこ覚えているもんだ。

 いや、まあ、ほんと「ごくろうさま」以外の言葉はでてこない。よく映画にしたよなあ、こんなの。こんなのという意味は、難しいファンがいっぱいついてる文句をいわれやすい原作っていう意味。

▼中上健次の『十八歳、海へ』を職場への行き帰りの電車のなかで読む。
 この文庫は、私のひとりしかいない上司の父親が亡くなった時、その蔵書のなかから抜いてきたものだ。

 ついこの間のことだ。

 他人の死は常に自分の死のことを思いださせる。いつもは努めて忘れている、「自らが〈死すべきさだめの人の子〉だ」ということを。

 そんななかで、中上を読むという行為が、なにがしかの意味をとることもある気がする。

勝負パンツ
5月21日、東京プリンセス賞。女性限定〈勝負パンツ〉プレゼント。at 大井競馬場。

▼カサマにはマムシが多い。マムシは、マムシに噛まれて死んだ子供の化身なのだという。死んだ子供の親がマムシを捕らえ、50日間もてなした後、殺し、神に供えて子供の再生を願う。

 ……というような民話を想像する。根拠なく。『遠野物語』に取り付かれた私。ひょんなことから、ひょんなものから『遠野物語』ワールドが展開してしまう。