2004年1月1日、せっせっせ、といううさぎと同居をはじめた。(最終更新2008.3.5)
うさぎを飼うにあたって、思想的に影響をうけたのはこのページ(ひめたろうさん)。
完全ストイックに行動することはうさぎもひとも、どちらの幸福にもならないかもしれないけれど……。
まあそれなりにうさぎの幸せのために邁進する所存です。チモシーばんざい。
具体的な食餌に関して参考にしているのはハウス・ラビット・ソサエティ(英語)と
この論文(斉藤動物病院)。この病院はうさぎ専門の分院も持っている。
ハウス・ラビット・ソサエティの食べられるリスト、フルーツリスト、毒リストなどはありがたすぎる
(しかし植物の英名はよくわからないな。Mother-in-law? 義理の母?)。
斉藤動物病院の文章は、食餌の論理的な指針になる。上記の毒リストになぜスイートポテトが入っているのかとかわかったりするし。
重要なのは不正咬合と肥満を防ぐこと。繊維をいっぱい食べさせること。カルシウムの過多にも注意すること。
家庭内の危険をすべてとりのぞくことはもちろんできないが、最小限にすること。
■朝はいつもせっせっせのほうが先に起きている。野菜や野草をいくつかあげて、牧草を補充する。
すこし遊ぶと昼間には眠くなるようだ。時折起き出してチモシーを喰い、また寝ながらチモシーを喰ったりして(完全に目を閉じて寝ることはそんなにはないけれど)夜の活動期をうかがう。
夕方から夜は一番動き回る時間だ。おしっこモードに入るのは夜遅くになってから(現在おしっこの躾は微妙にうまくいっていない。手当たり次第はしないがケージのまわりでは……)。せっせっせはわりと遅くまで、少なくとも私が寝るまでは起きていて断続的に野菜やチモシーを食べる。今あげているのは、北米産の一番刈りだが、かなり太いものでももっつもっつとよろこんで食べる。
夜はなにをやっているのかわからない。寝る前にいれたチモシーがなくなっているところを見ると、寝ながらか起きてかはわからないが(夜中か朝早くかはわからないが)、もっつもっつ作業にせいを出しているようだ。(2004.3.9)
■生後四カ月のせっせっせが、うちにきてさらにちょうど四カ月たった。好きなこと、嫌いなことも把握し、もう完全に家族になった。ジグソーパズルのピースの様に、お互いがお互いの形にしっくりはまる。トイレももうほとんど間違わなくなった。
ふだんのせっせっせは「かまえかまえ」で「なでれなでれ」だ。とにかく人についてまわる。これはすごく気をつけなくては。意図せず踏んだり、蹴ったりしてしまいそうになる。「気をつけよ、下には絶対、せっせっせ」。
唯一、敵対するのは、巣の掃除をする時。これはオスウサギだし、しょうがないかな。餌をあげて気を紛らわせ、そのすきに掃除をしている。
最近変わったのは、北海道産のチモシー(1番刈)をあげていること。最初は食い付きが悪かったけれど、すぐに慣れ、もっつもっつと食している。もっともカナダの2番刈のほうが好きみたいだ。なんでも食べるのがせっせっせのすごい長所だ。(2004.4.30)
■ハルノノゲシの季節がほぼ終わった。なかばせっせっせの主食と化していただけあって(いや、もちろん主食は、チモシーなんだけれど)野草をやるのが、難しくなってきている。
現在、「そこいら」にまとまってあるのは、フキぐらいしかない。あとは、シロザ(あまり好きではない)とアキノノゲシとタンポポがちょっとずつ。クズも生えているが、これはマメ科(高蛋白質)なのでそうはあげられない。
近くに水場があり、ここには、アシがたくさん生えている。これがわりとせっせっせに好評だった。これでもいいのだが、この水場は通勤途中にはないのだ。帰りがけに採れるやつがいいんだけどな。
あ、あと、前回「トイレももうほとんど間違わなくなった」と書いたのは訂正。「トイレは間違わない日もある」と。わりとその日の気分が違うせっせっせである。(2004.6.21)
■せっせっせがいる1階はフローリングだ。冬の間は電気カーペットをひいていたが、さすがにこれは先月、しまって(というか、電熱部分はしまって、上にひくカーペットの方は捨てた)、新しいマットを買った。ひとつは腰のある、裏に滑り止めのあるタイプ(緑)、クッションもわりとある。もうひとつは、やわやわのただのキルトみたいな布(黄)。せっせっせにウケがよかったのは、緑の固い方だった。柔い黄色は、「これとってー」といわんばかりに掘る掘る! せっせっせは掘るとおしっこを漏らす傾向があるので、ひいたその日の夜には洗うことになってしまった。
あと、ホームセンターで大理石の板を買ってきた。20×30センチぐらいで厚さが3センチぐらい。表面が平らで、裏がすこしがたがたしている。がたがたしている方を上に向けて、風通しのいい窓際に設置してみた。この板はせっせっせの暑さ対策だ。暑いときにはさっそくこの上で横になっている。せっせっせだと、すこし脚がはみでるので、もう一つ買ってきてもいいかもしれない。気にいってるようだし。(2004.7.2)
■暑さもわりと一段落している。せっせっせは元気です。来年はクーラーを買わないといけないかもしれないな。人間サイドは別にいらないんだけど……。
あと秋になる前に(もう秋か?)、健康診断にいってくる予定。前回の検査では、1.5キログラムだったんだけど、どれぐらい増えているのか、いないのか。(2004.9.4)
■朝、奥さんに起こされる。せしの様子が変だ、という。見ると確かに動きが変。下半身を残して上半身が先に行く、というか、ホフク前進というか。その上、微妙にお尻をあげ気味。フンもでていない感じ。体温も下がり気味。そして食欲ゼロ。ニンジンを口元に持っていっても全然食べようともしない。これは相当やばそう。なでてもいつものように鼻をあげたりしない。
なので、すぐさま動物病院に駆け込む。あのポーズはお腹が痛いのだ、ということは初めて知る。今までそんなことは知らなかった。レントゲンとって、エコーとって、お腹が(水ではない)なにかで埋まっている、ということはわかったが、それがどういうことなのかいまいちわからない。開腹してそれを除去するか、腸を動かす薬を打つ内科的処置にするか、うさぎ専門の病院に移動するか、という選択をせまられる。お腹の内容物も石のように固くなっていない(≒毛玉症?)ということなので、点滴打って様子を見ることにした。点滴は、食道を動かすという薬とステロイドと痛み止めを打った。持っていたニンジンを差し出すと食べた。
奥さんは仕事を休み、私はとりあえず仕事に行く。メイルでせしの様子を逐次教えてもらう。食欲は回復し、水も飲めているようだ。
夜、帰ってせしを見ると、結構元気でチモシーをもつもつ食べていた。水も飲みすぎじゃないかってくらい飲んでいる。でもお腹を見るとタプンと大きく膨れている(これはあとから皮下注射の液なのだとわかった)。フンは直径で普段の6割ぐらいか。最初はもっとちいさかった。でもそれなりに出ている。そういう時間ではないが、盲腸糞を食べている気配はない(通常、盲腸糞はお昼に排出される)。行動は普段とほぼ同じ。チモシー食べて、足をなげだして寝て、誰かがキッチンに行けばついて行き、また帰ってなでられる。奥さんにじゃれついているところを見ると(お腹が膨らんでいることを除けば)普段とかわらないように見える。
とりあえず、心配なので、1階のせしのケージの横で寝ることにした。(2007.7.25)
■ずいぶん更新をしなかったが、せしせしはいたって元気だ。それまで住んでいたアパートを建て壊すというので、2006年10月に引っ越しをした。単純な面積も少しだけ広くなったが、それだけではなく、エレクターシェルフの一段目を上に上げてせしが使えるスペースを増やしてみた(本の収納スペースは減った)。
前のうちではキッチンには絶対入ってこなかったが、こちらでは入って来るようになった。なにが違うのかはまったくわからない。料理中のヒトのふくらはぎに手をかけて立ち上がるので、足下が非常に危ない。
また、この家では階段にカーペット状のものが貼ってあるので、(わたしは嫌いだが)せしには都合がいい。隙を見せるとすぐに駆け上がってしまう。
それとは関係ないが、ここ半年ぐらいになるか、あるいはもっとか。せしは暴君化することがなくなった。ずっと超べよべよ(舐める)&ずっと撫でられ体制だ。(2008.3.5)
■2011年の夏だ。せしせしは依然元気で1階の主をしている。2階には2008年の冬から猫が住み着き、せしせしには行かれなくなってしまった。それ以外は完全に我が物顔で家の中を徘徊している。節電がどうとかという話だが、もうご老体の(といっても見かけも行動もぜんぜん老いてはいないが)せしせしには夏の暑さが厳しかろう、と思うのでそれなりにクーラーは稼働している。ライフリストはもうあきらめた。多分、あれから10や20種類ぐらいは増えていると思うが、もうわからない。残念! 最近の話題……といっても去年だが、去年の夏にせしのコピー本を作った。題名は7歳ということで『Seven』とした。今年も機会を見つけて作るつもり。(2011.7.14)
せっせっせ、がうちに来てから食べたモノのリストを作ることにする。
トリヤのひとが、自分が見てきた鳥の全リストをライフリストなどといったりするけれど、
まあそういう気分で。
注意してください! ここにはたくさん食べさせると危険なものも含まれています。
(大量に食べさせると危険なものに「*」印をつけました。2006.2.12)
野草系
ハルノノゲシ、ハコベ、フキ、タンポポ、アザミ、クローバー*、ギシギシb*、スイバb*、ナズナb、サクラ(花)c、
レッドクローバー(花)f*、葛f*、シロザg*、オオバコg、ヨモギj、アシj、ノコギリソウl、カラスノエンドウy、オニノゲシあ、
アキノノゲシい、イタドリう、スズメノカタビラお
野菜系
ニンジン(葉、根)、長人参(根)、ダイコン(葉、花、根)、キュウリ、ブロッコリ(茎)、アスパラ(あまり好きじゃない)、
サラダナ、レタス*、サニーレタス、キャベツ*、ピーマン、ホウレンソウ*、セロリ、小松菜、蕗、せり、菜の花、
チンゲンサイa、パセリb、カブ(葉、根)d、ミズナd、ミツバe、サツマイモe*、たけのこの皮(柔らかいところをすこし)e、
水菜f、ルッコラm、キュウリk、シソk、苦瓜(ゴーヤー)n、イタリアン・パセリo、パプリカs、金時人参t、サツマイモu、セリw、
芽きゃべつz、ターサイえ、ズッキーニく、蕎麦の芽け
果物系*
リンゴ、ミカン(皮)、たんかん(皮)a、シークァーサー(100パーセントジュース)a、伊予柑(皮)b、キンカンb、
バナナb、グレープフルーツジュースb、りんごジュースc、レモン(皮)c、イチゴd、アメリカン・チェリーh、ビワi、
ピンクグレープフルーツジュースl、オレンジ(皮)q、パイナップルq、シークワサーr、パパイヤ(乾燥)u、
オレンジジュースv、グレープフルーツの皮x、ヤマザクラの実え、ヤマグワの実え、スイカか、ヤマモモき、夕張メロンこ
乾燥系
チモシー、タイム、稲藁、アルファルファb*、チモシーキューブc、オーツヘイj*、ライトスーダングラスp
その他
パン、米、固形飼料、ヤスダヨーグルトa、ほうじ茶b、紅茶b、めれけろ(せっせっせ記)b、
ライ麦パンi、ノマゼよまな(せっせっせ記)i、蜂蜜p*
註記 印がないものは2004年2月13日以前、それ以外は、a=2月13日、b=3月8日、c=3月30日、
d=4月13日、e=4月30日、f=5月13日、g=5月14日、h=6月1日、i=6月12日、j=6月19日、k=6月29日、
l=7月3日、m=8月13日、n=8月16日、o=8月25日、p=8月30日、q=9月2日、r=12月16日、s=12月27日、
t=2005年1月3日、u=1月22日、v=2月24日、w=2月8日、x=3月12日、y=3月13日、z=4月8日、
あ=5月15日、い=5月22日、う=5月29日、え=6月5日、お=6月13日、か=6月18日、き=6月25日、
く=7月6日、け=7月29日、こ=7月30日、に追加