1.MP3とは何か? |
|
動画圧縮技術で有名なMPEG(Moving Picture Experts Group)規格の一つで、正式名称は「MPEG 1 Audio Layer 3」と呼ばれる。よく、「MPEG 3」と勘違いしているか方もいると思いますが、「MPEG1」に含まれるものであることに注意して下さい。(実は私も初めて聞いたときはそう思いました。余談ですが、MPEG3はMPEG2に吸収され、現在はMPEG4が開発されています。) | |
2.どのように圧縮するのか? |
|||||||||||||||||||||||||||||||
このアルゴリズムに関して、私はまだ勉強中ですので簡単に説明します。 圧縮には人の聴覚に関する特性である「マスキング効果」と「最小可聴限特性」を利用しています。マスキング効果は同時に大きい音と小さい音を聞いたとき、小さい音は隠れて聞こえなくなる効果をいい、最小可聴限特性は低音領域や高音領域を省いても人には判別しにくい特性を言います。つまり、この部分を抜き取ることによってデータ量を小さくしています。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
3.圧縮率はどのくらいか? |
|||||||||||||||||||||||||||||||
圧縮方法によってLayer1〜3まであるが、ここではLayer3についてのみ説明します。下の表を見ていただくと分かるとおり、圧縮率1/12でCD並の音質を得ることができます。もしFM放送並で良かったら圧縮率1/24になるわけです。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
4.利用方法 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
まずは私が実際している方法です。 私の部屋は常に何か音楽が流れています。雑誌を読むときや勉強しているとき、そして寝る時もです。しかし、CDというのは最大でも74分、まあたいていのCDは60分くらいです。1時間ごとにCDを替えていては面倒です。そこであらかじめ手持ちのCDをMP3化してHDDに入れておき、後は再生用ソフトで再生するだけです。これなら数十曲から数百曲のランダム再生も可能です。 もう一つ考えられるのがMDへの録音です。MDは録音消去を繰り返しても劣化しません(少しはするかもしれませんが・・・)。そこでパソコンとMDを接続してHDDのMP3を再生すればCDを入れ替える必要なく、席を外していても1枚のMDをフルに録音できます。これで毎日の通勤・通学時に毎日違う曲を聴くことができます。このときパソコンにデジタル出力付きのサウンドカードがあれば尚良いでしょう。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
5.MP3の作り方と再生方法 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
最後にMP3の作り方と再生方法です。これには以下のようなソフトを使いましょう。 はい、終わりっ! すいません、説明させていただきます(^^)。 MP3を作るのにはまずCDをWAVファイルにしなければいけません。これには二つの方法があり、一つはサウンドボードにつなげてアナログ式で録音する方法、もう一つはCDドライブからデジタル式に吸い出す方法です。もちろん後者の方がデータの劣化がほとんどないためお勧めです。しかし問題はCDドライブによってはこの方法が行えない場合があります。IDEのドライブは無理な場合が多いです。私はSCSIのCDドライブと「CD2WAV」というソフトで行っています。対応ドライブはそれぞれのソフトのHPを見て下さい。 WAVEファイルができたらエンコードソフトを使ってMP3ファイルにします。結構時間がかかりますので寝ている間などを利用しましょう。 さあ、後は再生ソフトを使って聞くだけです。健闘を祈ります。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||