【動物プロジェクト】


制作:栗本薫メーリングリスト(nut-brown) グイン・サーガ雑議団




発表をご覧になる際の注意事項
作成にあたっては、グイン・サーガ本伝1〜63巻、及び外伝1〜15巻を参考にした。ただし、本伝1〜20巻については愛蔵版の記述も参考にしている。




無許可での転載および一切の改変を禁ずる。




【日本語−パロス語辞典(動物篇)】
海豹 ペアール
穴ネズミ トルク
アヒル グドウー、ハル
アマガエル ランダド
アリ チーチー
バウ
イモリ ヘレヘレ
うなぎ ライク
ウマ
大猿 エイプ
カラス ガーガー
草うさぎ トーリス
クジャク イーラル
ガトゥー
バル、バルト
毛虫 カピラ
こうもり アルタード、グードル
ゴリラ ガウ、バウルー
砂漠オオカミ ブルク
鹿 パル
イーヴァ
蜥蜴 クルーラ
トド ドーピー
ボアー
ミャオ
ハイエナ コーイー
ブンブン
ククー、クワー、ポーポー。幸福の使者とされる。
もぐら チチア
山羊 ゴルト
野生馬 ブロンコ
ラクダ タンク



【日本語−セム語辞典(動物篇)】
ガルル
人間 オーム
リアード
ラクダ ガーイー



【その他の動物】
赤サソリ魚 見かけはわるいがたべるとうまい。
アルク 小さいがひどく気性が荒く、牙もするどい動物。
アード鳥 純白の水鳥。
イスル魚 大きな魚。
イーラ鳥 羽根をかざりにする。
イール 足のある魚。
ヴァイキング犬 タルーアンたちによって、そりをひくという用途のためにだけに育てられている巨大な動物で、子馬よりほんの少し小さい毛むくじゃらの野獣。足の裏には毛がはえていて、肉厚で、雪と氷の上を走るのに適している。
エール鳥 北の渡り鳥。
カブトウオ 妙な魚。
ガル鳥 港などで見られる白い鳥。カモメか?
ガン鳥 まっ黒の鳥。
カード獣 生肝が精力剤になる。
キリン魚 魚とも動物ともつかない。長い首を水面に浮かべている。
クイ魚 「煙とパイプ亭」の香草焼が有名。
クバ 牛と馬とのあいのこのような動物。キタイに生息。乳はとても栄養がある。
クラゲウオ 巨大な魚。
ザド 十分の一モルタルスにもならぬ小虫。
人面ガメ 背中に人の顔をつけている。キタイに棲息。
ゼア鳥 湿地帯に住む白い鳥。つがいの片割れが死ぬと、その死体の上で覆いかぶさったまま、水も食物もとらずにおとろえて死んでゆくという。純愛と貞潔の象徴。
タウロ 鳥と獣のあいのこである飛獣。草原ではその毛皮で帽子をつくり、それに尻尾をさげている。
ターク鳥 肉食の鳥。バルト鳥より大きい。
チーサ魚 キタイの特産で、揚げて食べるとうまいという、ちょっと独特の色合いをした大きな淡水魚。キタイの金持ちは庭に、池を作り、そこにきれいな色とりどりのチーサ魚を放して泳がせている。黒いものもある。鯉か?
トト 魚の一種。
バウバウ鳥 白い羽の鳥。
バルト鳥 鮮やかな七色の、虹色の羽をもつ、森に住む鳴く鳥。雄は雌の気を引くために体の羽毛を逆立てて胸をはる。
バール熊 危険な野獣。
ファリア鳥 美しい鳥。
ボラ・ボラ魚 唇のような卵がとれる。
ラングド 串焼きにして食べる。
ランゴ牛 白い乳を出す。
リボー 長い毛と巨大なツノをもつ北方の鹿。ヨツンヘイム人々のもっとも好む肉であり、珍重されるなめし皮にもなる。トナカイか?
ルーセア鳥 極彩色の羽をもち、その羽はボアの材料となる。
レイギョ オロイ湖畔、バイア名物の魚。



【ノスフェラスの動物】
イド 半透明の、ブヨブヨとただれた食肉性のおぞましいアメーバ。きわめて原始的な生命体で、目も口も手足らしきものもほとんど見あたらず、どこからどこまでがひとつの個体で、どこからが別の個体なのか、その区分さえもほとんどさだかでない。大喰らいや砂虫ほどに攻撃的なわけではないが、べったりと餌を覆いつくし、強い力で骨まで押し潰し、ゆっくりと、意識を失った獲物を生きながら消化する。刀やハサミでは切り裂くことができないが、火には弱い。とても鋭敏な触感をもち、温度などで獲物が近くにいることを感じ取ることができる。原始的な感覚器官と思われる、丸いものやくねくねしたものが体内にある。ごくわずかに青白く発光するが、発光をとめることもできる。アンモニア臭の強いアリカの実の汁を嫌う。
イワトカゲ バルト鳥と同じくらい汁気があって、肉は鳥のササミのような味をしている。皮をはいでたべる。
イワモドキ セム語でヌルまたはパクリ。食肉で、岩に擬態し、獲物を待つ。裏側に、無数の白い糸のような偽足がある。
エンゼル・ヘアー ほの白く、風にのって人やものにまとわりつく。ウマや人や鎧のはしにぶつかると音もなくすうっと溶けてあとには何も残らない。無害だが数が集まると鼻から入りこんで窒息することもある。セム族はエンゼル・ヘアーを手にうけ、方向を見て取ることができる。死んだ人間の口からとびだしたやすらわぬ魂であるともいわれる。
オオアリジゴク セム語でラル。穴をほり、獲物が足を滑らせておちてくるのを待つ。巨大な吸血の口を持つ。
オオサバクアリ ノスフェラスに住む巨大なアリ。
大ヒル ケス河に住む。
グル=ヌーの大虫
(ビッグワーム)
裏側に何十万もの繊毛があり、それぞれに微細な吸盤がついている。その繊毛に囲まれた真ん中には盃型の巨大な口があるが、牙はなく、口のふちが生々しいピンク色のゴム状になっており、ここから黒へとまだらになっていくところがうねうねと波打って濡れている。口の奥は暗黒の穴。
砂虫
(サンドワーム)
セム語でリヨラト。ぶよぶよして燐光をはなち、さかづき形の頭をもつ。吸血性。痛覚がなく、突いても、体を分断してしまっても、めちゃめちゃに押し潰すかその原始的な脳を叩き潰して体をずたずたにしないかぎりいつまででもくねくね動いている。巨大なものは人間三人分もある。
砂ヒル 人の二の腕くらいの太さと長さの軟体生物。色素がなく、半透明で鳥肌のようなぶつぶつに覆われている。頭に盃型の吸盤があり、そこで人の肌にはりつくと血を吸い上げて赤く染まる。ウマの足からはいあがったり、人の衣服の間からもたくみに入り込む。セムや人間の死体をたべる。
血吸いバエ むき出しの肌にはりついて深く食らいつく。
《大食らい》
(ビッグイーター)
セム語でリヨラト。陸棲の大口。鋭い歯を生やした、顎だけのような肉食の怪物。じょうごのような巣をつくって砂中にひそみ、ふつう大口よりかなり大きい。
飛び石
(フライヤー)
一見、石のようだが飛ぶ。
大口
(ビッグマウス)
ケス河に生息。牙のはえた直径1メートルほどもある巨大な口を持ち、口の中に目などのすべての感覚器官を内蔵しており、口の開閉により水を吐いて移動する。口の後ろには胴体、頭、手足などはなにもない。濡れた毛皮のにおいが苦手で、水中でそよぐ毛皮におどろく。
ビッグ・ワーム ノスフェラスに住む巨大な怪物。
ミズヘビ ケス河に住む。褐色の体をくねらせて泳ぐ。
環虫
(リングワーム)
セム語でリヨラト。ケス河に生息。半透明のぶよぶよしたゼラチン質のからだに白っぽい何百万もの触手をもち、餌食をゼリー質でつつみこみ押しつぶして消化する。そのさしわたしは最大で5メートル以上にもなる。濡れた毛皮のにおいが苦手で、水中でそよぐ毛皮におどろく。



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