院長より

院長略歴

石川県金沢市出身 1987年東京農工大学農学部獣医学科大学院卒業。
その後、犬・猫を含む総合診療を経て、エキゾチックアニマルの専門医として臨床に携わる。
日本獣医ホメオパシー医学会理事
日本動物病院協会会員
日本獣医エキゾチック学会会員
鳥類臨床研究会会員
現在、アーリン動物病院院長。

主な著書・監修

「かわいい!たのしい!ハムスターの育て方」 (ナツメ社)
「新編 ハムスターパラダイス」 (主婦と生活社)
「ハムスターパラダイス」 (主婦と生活社)
「ハムスターパラダイス2 ハムスターの上手な育て方」 (主婦と生活社)
「ハムスターパラダイス3 ハムスターのお医者さん」 (主婦と生活社)
「ペット119ばん・ウサギ」 (国土社)

病院の方針

こんにちは、院長の中村ちはるです。

 アーリン動物病院では、犬・猫以外の小動物のみ診察しています。
なぜ犬・猫以外に限っているのかと言うと、飼育されている小動物の多くは被捕食動物(肉食動物の食物になる動物)なので、肉食動物である犬や猫の声・におい・姿を怖がる子が多いからです。見た目では関心無さそうに見えても、実は強いストレスを感じているという事もあります。もちろん、犬・猫以外の小動物の中にも、フェレットなどの捕食動物はいますが、それでも犬や猫の様に大きな声を出したり、身体が大きかったりする動物は居ないので、同じ部屋に居ても受けるストレスはまだ少ないと言えます。

 皆さんは、「動物病院=病気やケガの時に診てもらう所」と、お考えではありませんか?確かに病気やケガの子の診療は、私達のメインの仕事です。
でもそれだけでは無いのです。小動物は犬や猫と違って、飼い主さんにさえ、自分の調子が悪い事を見せまいとする野生の性質が強く残っています。
従って、皆さんが「あれ?どうも様子がおかしいぞ?」と気付いた頃には、もう元気に見せる体力さえ残って居ない、まさに瀕死の状態になっている事が非常に多いのです。
普段からちゃんとかかりつけの病院を見つけて、定期的に健康診断を受けておけば、病気の早期発見にも繋がります。

それでも、小動物の病気は時に、あっという間に重篤な状態になってしまうことがあります。老齢であればなおさらです。こんな時、従来の西洋医療では「これ以上何も出来ません」と言うケースが少なからずあります。
当院では従来の西洋医療の内科的治療の他に、ホメオパシー・ホモトキシコロジー・レーザー治療・キセノン治療・ハイパーサーミア・ジェモセラピー・ホルミシスマット・各種サプリメントなどを使用し、動物の身体に負担なく、生きる力を取り戻す治療も行っています。(これらの治療法については「病院について」にて説明しておりますのでご覧ください。)
重篤な子だけではなく、従来の治療法では使える薬が無かったり、わずかな効果しか期待出来ない場合にも、上記の治療法をお勧めしています。

 また、ウサギやチンチラ、モルモット、デグーなど、一生歯が伸び続ける動物では、切歯のみならず臼歯(奥歯)が曲がって異常に伸びる症状が見られることがあります。これは、正しい食事(ペレットは制限してチモシーなどのイネ科の牧草を無制限に食べる)をしていない、「牧草は嫌いで食べない、食べたとしても少しだけ」と言う子たちでは普通に起こっています。
臼歯(奥歯)を削る処置には、危険防止と処置によるストレスの軽減のために、麻酔処置が必要になりますが、当院では、原則として、すぐに効いてすぐに覚める吸入麻酔による処置を行っています。これにより、歯削りの処置後、速やかに通常通りの生活に戻ることができます。

 小動物は まだまだ正しい飼育法が確立されていない種類がいたり、誤った古い飼育法がそうとは知られずに 横行して居るケースが沢山あります。
 飼育法に問題点が無いかどうかチェックして指導したり、新しい情報が入ればそれをお報せするのも私達の大事な仕事です。「こんなこと、 聞いても良いのかな?」などとお気になさらず、どんな事でもお気軽におたずねください。

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