ガンダムの使い捨てという発想は、初めて観た時は結構衝撃的だった。Z、ZZが今観返すと話が暗い上にキャラクターがお馬鹿な年頃の青少年ばかりで鬱陶しいのに比べ、メインキャラクターから15歳〜20歳位のキャラクターを排除、主役2人の年齢設定を低くした事で、所謂富野節に新鮮味がもたらされた。次のGガンダム以上に無茶苦茶なロボット(モビルスーツ・モビルアーマー)が出て来るが、芯のストーリーがしっかりしているので1話毎のエピソードにもつぎはぎ感がない、というところは初代を思い起こさせる。BGMの編曲版『交響組曲第二番“THOUSAND NESTS”』(作曲:千住明、KICA 172)も結構いい。