ガンマは4気筒である。当然キャブも4っつある。おまけに2個づつ連結されてたりする。その為かサービスマニュアルみるとここは触るな!とか書いてあるところもある。
でもおいらは触っちゃう。1っこづつ合わせてやらないと良くわかんないからね。
「調子悪い〜〜」と騒いでイキナリニードルクリップいぢる前に、まず同調をあわせてみたらドウでチョウ?

見やすいようにキャブ単体にしてあるけど、本来はエンジンから外した状態で作業する。その時は、ケーブルが引っ張られてないか注意すること。
まずスロットルケーブルアジャスターCと、Aのあたりにあるスロットルバルブスクリューを緩めて、スロットルバルブを全閉状態にする。
してから、0.5mmの針金Bをスロットルバルブの下に咥えさせてからスロットルバルブスクリューを閉めこんでいって、下端の隙間が0.5mmになる様に調節する。
ちなみにマニュアルではスロットルケーブルの遊びは1〜3mm。各ケーブル間の誤差は0.5mm以内となっている。

遊びと誤差にずいぶん差があるように思うけどなぁ。

キャブを取りつけてスロットルケーブルの遊びを規定に取ったら、スロットルバルブのポンチマークがキャブボディの上に合うようにスロットルを開ける。
このとき基準とするキャブを決めておいて、とりあえずそのキャブの位置だけ合えば良い、とおおらかに割りきる。
スロットを開けながら見るので、当然右側の方が合わせやすい。
左側も見なければならないので、基準キャブのポンチマークを合わせた状態でスロットルを固定する必要がある。
おいらはバイスグリップをかまして、スロットルが戻るのをブレーキレバーで止めている。
まぁ、なんでも良いから動かなきゃ良い。

これで反対側も見れるようになった。
全てのポンチマークが同一位置になる様に、スロットルケーブルアジャスターで調整する。
次にスロットルバルブの開き始めの同調を取る。
スロットルを開いて行って、スロットルバルブが同じ瞬間に動く様にストットルバルブスクリューで合わせるわけだが、キャブが左右に付いているので4っつを一度には見れない。
そこで、まず右側の二つの同調を目視で取ってから、左側のスロットルバルブを触って、指先の感覚で右側の動きと同調させる。

ここで気づいたが、おいらは身長182cmで腕も長い。
ひょっとしたら背の低い人は手が届かないんじゃなかろうか?背の低い人、どうやってるか教えて頂戴。
ついでにオイルポンプの調整もしておこう。
2枚目の写真の様にスロットルバルブのポンチマークを合わせる。そのときにオイルポンプボディ側の線とカム側の線が合わさる様に調整する。


●基本作業へ戻る