4気筒とは言っても所詮は2スト。一人でエンジンがおろせるのがいいねぇ。無用に重い4ストじゃこうはいかない。
とは言っても4気筒。それなりの重さはあるんで、腰の弱い人は注意しましょ〜。
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まずは外装を剥ぐ。ここでツマヅクようならエンジンに手を出そうなんて思わないこと。 後ろチャンバーはちょっとはずしづらい。 バッテリーホルダー、タンクホルダー、オイルタンクのネジを全部外しておく。バッテリーホルダーは水タンクと共締めになっている奴があるので、それを外すのを忘れないこと(ドライバーが突っ込んであるところ) |
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そしたら、バッテリーやオイルタンクをずらしながらチャンバーをぐるっと回して、ウリウリ抜き出す。知恵の輪の要領だから、知恵が無いウッキ〜な人はあきらめるように。 前チャンバー、ラジエター、イグナイター、排気バルブモーター、キャブ、エンジンについている配線、シフトペダル、チェーン、クラッチケーブル、オイルタンクからのチューブ、水温計の配線も全部外す。 オイルのチューブは適当なボルトを突っ込んでから途中で折って針金で縛っとくとオイルが漏れない。 チャンバーを付けている人は前側のフランジも外すこと。 |
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オイルポンプワイヤーの先はプラスチックの太鼓にはめるようになっている。で、これが無くしやすいので、ハズしたらすぐにガムテで巻いておくこと。 さらにこのHPの作者は既婚者であることも判る。 カミサン泣いてるぞ。 |
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備え有ればうれしいなってことで、下準備。 フレームには傷が付かない様にガムテを貼る。とくに←のところは排気デバイスカバーやエンジンハンガーでガリガシしやすいので注意。 ハンガーボルトを抜く前に、エンジン本体をジャッキで支えておく。 プラグやキャブの穴もふさいでおくと精神衛生上良い。 ここからは降ろす時も、乗せる時も写真的には変らないので、同じ写真で説明する。乗せるときは下のほうから読んでくれ。 同じ写真を使うのは、モチロン手抜きするためである。 |
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降ろす時 降ろす時はトルクレンチを使うことは無い(アタリマエか)反対側のボルトを押さえてないと供回りする 載せる時 ここは7kgf・mと、「フレームアルミなのにダイジョブ?」と思うほどのトルクで締めつける。きちんと締めつけてやら無いと、アクセルのON・OFFでエンジンが動いて操縦性に難が出る。 |
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降ろす時 反対側にもガムテを貼る。横にビールケースが置いてあるのは降ろしたエンジンをすぐに載せるため。 降ろした途端に手が滑ってエンジンを落としたらヒビも入るし泣きも入る。 載せる時 実は間違いがある。チェーンがドライブスプロケットに掛かっていない。この状態ではチェーンをかませることはムリなので、やり直し(TT |
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降ろす時 ハンガーボルトを抜いたら右後ろのハンガープレートをハズす。後上と前のハンガーにはカラーが入るので、抜いた拍子に無くさない様に。 載せる時 全部のハンガーボルトを指しこんで、位置合わせをしてから締めつけること。 |
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降ろす時 エンジンをジャッキで支えないと、ボルトに力が掛かって抜けづらいことおびただしい。ジャッキを掛ける位置に注意! 、 乗せるとき ジャッキをエンジンの重心位置にかまして全てのハンガーボルトがスムースに動く位置にエンジン位置を調整する。 ボルトを押しながらジャッキを上下させると、抵抗なく動くところがあるはずだ。 それが正しいエンジン位置。 |
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降ろす時 前のカラーは邪魔だからハズしておこう。↑の中にあるブッシュを車体右側に押してやれば簡単に取れる。 |
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位置的に厳しい部分を↑で示した。 降ろす時 前下のカラーがなければ、その分のスペースだけヘッドが下がるので、後ろのヘッドがかわしやすくなる。 載せる時 前側ヘッド側を最初に入れ込んでやったほうが良い。後下のハンガーと後ろのヘッドが邪魔するが、エンジンを多少前傾気味にするとかわすはず。 この辺は人それぞれにコツがあるみたいだ。落ち着いて邪魔してるところを確認しながらやれば大丈夫。 |
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降ろす時 この状態で後下右側のハンガーはかわしているが、ヘッドはまだフレームをまたいでいない。ジャッキはつっかえるので、ハズしている。 載せる時 ここまで来れば載ったも同然。 これは写真じゃなんとも説明しづらい(^^;;でも慣れればそんなにたいしたことじゃない。 まぁ、そんなにしょっちゅうエンジンを降ろすような故障をするんじゃ困ったもんだが(^^;;; |
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降ろす時 はい、降りました。 載せる時 ガムテープでフレームを保護してからね。 |
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せっかくフレームがムキだしになったんだから、念入りに掃除しよう。スイングアームピポッドやリンク回りも手が入りやすいぞ。 掃除したらワックスも塗っておこう。汚れがついても落ちやすくなるぞ。 |
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小技。 左のカウルステーはハンガーボルトを抜かないと外れない。ついでだから○穴をU字に加工しておいてやると、緩めただけで外れるようにできる。 |