4ストロークでの設定水温は100℃前後だが、熱的に厳しい2ストロークではぐっと低くなる。水温が高いと焼きつきなどのトラブルの原因となるのはもちろん、パワーダウンの原因にもなる。4ストロークの場合はキャブからいきなり燃焼室だが、2ストロークの場合クランク室で一次圧縮を受けるために、キャブから入った混合気が熱せられやすく、これは混合気の充填効率の低下、すなわちパワーダウンの原因となる。ターボ車にインタークーラーが必要なのと同じ理由だ。
ではどのくらい冷やすかという問題だが、ワークスNSR500の設計設定温度は60℃で、実際にも70℃を越えないという。ガンマの場合はノーマルラジエターで大体75〜80℃くらいに落ち着くのが普通(もちろん季節や走り方によって変る)。できれば60℃台まで下げてやりたいものだ。
ちうことで、ラジエター換装だ。
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取り換える相手はこれ。HONDA RS250用のラジエター。 89年頃のものだと思うが、よくわからん。 2段コアでラウンド形状なところがイカにもタコにも効きそう。 |
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ウラからも見せてあげよう。 ↓のところがパイプの取りだしだが、ガンマはどちらもセンターにきているので、このままじゃぁ着かない。 |