ネジで一番ヤバイのは締め過ぎ。フツーのネジは鉄製。対するエンジンはアルミ。ネジ切ってネジの勝ち!となるのはアタリマエ。外したネジはネジ山を綺麗に拭いて、潤滑して、バットに入れておくか、オイルに漬けておくこと。

ネジは常に清潔かつ濡れ濡れに!

ホントはネジ穴もタップを立ててキレイにしておくと完璧だけど、フツーはそこまではできないやね。せいぜいネジ穴もラスペネでプシュしてやって、ネジを何回か出し入れしてやるくらいかな?
12mmくらいのネジなら座面まで指で回して入れられるのが正常状態。これを目安にやっとくれ。

ネジである。キレイに磨いて、組みつける時にはネジ山と座面にグリスを薄〜く塗ってやること。
特に熱のかかるところはモリブデングリスを塗っておかないと、噛み付いて緩める時に苦労することになる。
アルミネジ。う〜ん美しい。このアルマイトの輝きがいかにもカスタムって感じ。
いくらアルマイト加工がしてあるとはいえ、所詮は柔らかいアルミ。応力が掛かるところに使ってはイケマセン。第一高いしね。
ネジといえばボルトである。これも清掃、潤滑するのはアタリマエ。穴が濡れてないと棒も入りづらいのである。
ワッシャ。関西人が自分のことを呼んでいるわけではない。
平らなのが平ワッシャ(そのまんまやんけ〜)。切れ目が入って食い違ってるのがバネワッシャ。
良く見ると、片側の角が面取りされている。面取りされたほうが座金に、されてないほうが対象面に向く様に組むのが正解。
Sタイプのサークリップ。これはワッシャとは逆に、片が面取りされている方を対象面に向ける。
サークリップは組みつけたものが動くのを規制するものだから、サークリップに力がかかる方向は点接触でも良いが、力を受けたサークリップが溝と接触する方は面接触じゃないとマズイわけ。
バイスグリップ。凶悪な面構えである。まるで、エイリアンの幼態のようだ。
な〜んでこんな工具が出てくるかというと、ネジをなめちゃった場合にこれで強引に掴んで回すと緩むことがあるから。
これでダメならバーナーであぶるとか、タガネで叩くとか、ドリルで揉むとか、エキストラクターを使うという手もあるが、それを知ってる奴には説明の必要はないだろうし、知らない奴に説明するにはあぶな過ぎる。
だからやめとく。
固いネジは潤滑剤をぶっ掛けて、しばらく置いてからハンマーで叩いてからメガネのかかるドライバーで回すと良い。ヤバそうだったら無理しないこと。(って言ってもムリしちゃうんだよなぁ・・・)

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