紙飛行機の飛ばし方
飛行前のチェック
機体を正面と後から見て、以下の箇所を順番に確認して下さい。 曲がり、ねじれは、ゆっくりと逆方向に手で力を加え、 まっすぐ左右均等に整えます。
1. 機体の重心の位置
2. 胴体のゆがみ
3. 主翼の取り付け角度(上反角)、ねじれ(迎角)
4. 水平尾翼の取り付け角度、ねじれ
5. 垂直尾翼のゆがみ
テスト飛行
テスト飛行ですから、異常に悪い飛び方をして墜落するかもしれません。 堅い地面や壁に激突して機体が壊れないように、 テスト飛行の場所を慎重に選んで下さい。 室内で飛ばすなら、カーテンに向かって飛ばしましょう。
急激な上昇、下降、左右の旋回といった飛行が観察されれば、 まっすぐ飛ばす調整を機体に施します。 テスト飛行と機体の調整を繰り返し、 少しずつ飛行性能を引き出して下さい。
紙飛行機の操縦
左右に方向を変えるには、主翼と垂直尾翼を操作します。 ローリングとヨーイングによって飛行機を旋回させるのです。
上下に方向を変えるには、水平尾翼を操作します。 ピッチングによって機首の上げ下げをコントロールします。
紙飛行機の操縦も、すべて主翼や水平・垂直尾翼の空気力学的な操作で行います。 天秤のように、おもりを配分するのは、紙飛行機の完成直後に重心と揚力の中心を合わせる時だけです。 紙飛行機は軽さが命ですので、常に軽量化の余地がないか考えつつ、 翼の周りの空気の流れをコントロールして飛ばして下さい。
まっすぐ飛ばすために
左旋回して右旋回を打ち消す操作には、以下の方法があります。
右旋回させるには、これと逆の操作を行ないます。
水平に飛ばすために
機首下げの操作で機体の急上昇を抑えるには、 水平尾翼の迎角を大きくし、尾翼の揚力を増やして下さい。 それでも急上昇を抑えられない場合のみ、機首におもりを追加して下さい。
機首上げの操作は、これと逆の操作を行ないます。 水平尾翼の迎角を小さくし、尾翼の揚力を小さくします。