2月の平和問題ゼミナール
のご案内

情報公開法は平和のための「ツール」になりえるか

 今回の平和問題ゼミナールは、情報公開法を使って、「防衛」情報を入手できるかどうかを、シミュレーション形式で探ってみたいと思います。
 昨年(
1999年)5月に成立した情報公開法。アメリカをはじめとする主要先進国では、すでに常識となっており、地方自治体にも大きく出遅れた感のある情報公開法。ただ、その効用か、文書の範囲が広いなど、先進的な面も見られる。ただ、「知る権利」が明記されていないなど問題点も数多く指摘されている。
 ところで、「防衛」・軍事情報というのは、一般的に秘密にされることが多い。しかし、それは「当然に秘密」でいいのだろうか。戦前の日本を思い出してほしい。それらの情報を自らは全く入手できず、一方的に「大本営発表」という形で誤った情報を信じるしかなかった。その結果、被害を被ったのは国民自身、それからアジアをはじめとする諸外国の人々であった。「防衛」情報こそ、国民自身が知り、それをコントロールすることで、平和憲法の精神を生かすことができるのではないだろうか?
 そこで、今回は、沖縄で実際に「防衛」情報と「知る権利」が衝突した
ASWOC訴訟を素材に、シミュレーションを通して、憲法学の視点から、情報公開法の問題点と今後の展望を探ってみたいと思います。一人でも多くの方々のご参加をお待ちしています。


「情報公開法を使って『防衛』情報は入手できるか」

報告者:河野 克純(鹿児島大学大学院法学研究科M2年)
日時:2000226日(土) 13:30〜17:00
(最初の1時間にビデオ「 未 定 」を上映)

場所:
鹿児島大学法文学部法政策学科・第1演習室(2号館5階)

参加は自由ですが、できれば下記まで連絡をいただけると幸いです。

★参加申し込み、お問い合わせ
木村 朗(鹿児島大学法文学部経済情報学科、平和問題ゼミナール顧問)
電話(099−285−7654)、電子メール(kimura@leh.kagoshima-u.ac.jp)、研究室(法文1号館6階)


参加ゼミ生募集中!
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いつでもゼミ参加者を募集しています。主に取り上げるテーマは、沖縄・安保問題や民族・地域紛争問題や国連平和維持活動(PKO)問題、さらに環境・開発・人権等といった広い意味での「平和問題」で、時事的なものを中心に皆で考えていきたいと思っています。
 ゼミ運営は、基本的に月1回(土曜日の13時30分から)で、臨時の講師やゼミ生自身の報告と討論、関連するビデオの上映・批評などを織り交ぜながら行う予定です(ゼミ旅行・合宿やゼミ論文集の発行もあるかも)。

モットーは”元気に、楽しく!” 一回限りの参加もOK!

※ホームページを開設しています。今までにゼミで発表されたレジュメや資料、文献目録、ゼミの風景などをご覧いただけます。
http://www.ops.dti.ne.jp/~heiwa/

☆必見☆
「平和問題関連リンク集」がますます充実しています。当HPからご利用下さい。

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Composed by Katsuyoshi Kawano ( heiwa@ops.dti.ne.jp )