12月の平和問題ゼミナール
のご案内

世界で頻発する「民族問題」解決の方策を探る

 今回の平和問題ゼミナールは、長い民族紛争の歴史を経て、最近和平への動きが活発化してきている「北アイルランド問題」を取り上げます。
 今日、様々な民族紛争が世界中で噴出している。その中でも、北アイルランド紛争というのは12世紀に始まり、1969年から内戦という長い期間にわたって解決を見いだせなかった問題であった。アイルランドと北アイルランド地域であるアルスターとの土地問題、カトリックとプロテスタントとの宗教対立、アイルランド民族の民族自治の問題、イギリス本国政府の干渉などの複合的な要因により武力対立が続いていた。しかし、先頃ノーベル平和賞を受賞したジョン・ヒューム、デビッド・トリンブル、さらにはシンフェイン党のアダムス党首の働きなどにより和平プロセスへの進展が見られようとしている。
北アイルランド紛争の発端やその経過、様々な和平への試みを見ていくことによって、現在様々な地域で頻発している民族問題解決のヒントを得られるのではないだろうか。今回は、以上のような視点・問題意識で北アイルランド問題を皆さんと考えてみたいと思っています。一人でも多くの方々のご参加をお待ちしています。


「北アイルランド問題を考える」

報告者:法泉 玄理(鹿児島大学法文学部経済学科4年)
日時:1999年12月18日(土) 13:30〜17:00
(最初の1時間にビデオ「流血の歴史は終わるか・北アイルランド・IRAは今」を上映)

場所:
鹿児島大学法文学部法政策学科・第1演習室(2号館5階)

参加は自由ですが、できれば下記まで連絡をいただけると幸いです。

★参加申し込み、お問い合わせ

木村 朗(鹿児島大学法文学部経済情報学科、平和問題ゼミナール顧問)
電話(099−285−7654)、電子メール(kimura@leh.kagoshima-u.ac.jp)、研究室(法文1号館6階)


参加ゼミ生募集中!
ホームページ紹介
いつでもゼミ参加者を募集しています。主に取り上げるテーマは、沖縄・安保問題や民族・地域紛争問題や国連平和維持活動(PKO)問題、さらに環境・開発・人権等といった広い意味での「平和問題」で、時事的なものを中心に皆で考えていきたいと思っています。
 ゼミ運営は、基本的に月1回(土曜日の13時30分から)で、臨時の講師やゼミ生自身の報告と討論、関連するビデオの上映・批評などを織り交ぜながら行う予定です(ゼミ旅行・合宿やゼミ論文集の発行もあるかも)。

ゼミのモットーは”元気に、楽しく!” 一回限りの参加もOK!

※ホームページを開設しています。今までにゼミで発表されたレジュメや資料、文献目録、ゼミの風景などをご覧いただけます。
http://www.ops.dti.ne.jp/~heiwa/

☆必見☆
「平和問題関連リンク集」がますます充実しています。当HPからご利用下さい。

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Composed by Katsuyoshi Kawano ( heiwa@ops.dti.ne.jp )