パラレルポート接続 PICライター改良型
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■PICライター
小型で便利なワンチップ・マイコン PICシリーズのライターです。
PICマイコンに内蔵されたROMにプログラムやデータを書き込みます。
パソコン(PC/AT, PC98)のパラレルポートに接続するだけで使用できます。
ISP (In Sysytem Programming) 端子も装備し、ターゲット基板と接続するだけで、 ICの抜き差しなしにプログラミングできるようになっています。
■回路
- 回路図(電源制御可能型)
この回路は、トランジスタ技術1996年12月号や1997年8月号に載っているものを、電源ON/OFF制御ができるように私が改良した回路です。これにより、PIC12C50xなど、パワーオンリセットが必要なデバイスに対応できます。
でも、制御用トランジスタを入れた位置がよくないようです。電源制御用トランジスタQ5の出力側にC1があるため、電源の立ち上がり、立ち下がりが緩やかになってしまうからです。 C1を電源入力のすぐそばに移動するか、Q5を12V3端子レギュレータU1の後に入れるかした方がいいのかもしれません。
また、この回路ではPICWriter for Windows以外のソフトでは動作しないでしょう。もし、他のソフトを使用するときには、電源ON/OFF制御しているトランジスタのE, Cをショートしてやるだけで対応できます。(図のA,B間にスイッチを付けるなど)
参考:本などで一般に紹介されている回路(電源制御不可能)
使用中の様子
■書き込みソフト
私が制作しました、PIC Writer for Windows があります。
こちらでダウンロードできます。 どうぞご利用ください。
■PIC参考文献
- トランジスタ技術1995年12月号 「特集 ワンチップマイコンで行こう」
- トランジスタ技術1997年 8月号 「特集 私のアイデア設計&製作集」パラレルポート接続の新PICライター
- トランジスタ技術1998年 8月号 「特集 開発支援用アイデアツール集」シンプルなGAL&PICライタの製作、改良型PICライタの製作
- トランジスタ技術1999年 5月号 「特集 ワンチップマイコン実践入門」 PICの始め方が詳しく書かれています。
(c) 1999 Ishijima Seiichiro