PIC Writer for Windows
■Windows上でPICに書き込みたい
トランジスタ技術誌 １９９５年１２月号、１９９７年８月号、１９９９年５月号で紹介されている、パラレルポート接続のPICライターまたは、 その改良型（電源制御可能型）、 HuMANDATAさんのPICライター で書き込みを行うためのソフトです。
Windows95/98 (Windows2000)上でPICにプログラム、データの読み書きができます。
I^2C のシリアルROMの読み書きもできます。（試験中）
■INDEX
PICWW Ver2.37 をダウンロード PICWW237.lzh (454kB)
バージョンアップ履歴
■インストール方法
解凍後、適当なフォルダーに入れて下さい。
「書き込みの設定」をしなければなりません。
PICライターを使用するパラレルポートを選択して下さい。
デバイスを選択すれば、使用できるようになります。
うまく書き込めない場合は、[書き込みの設定] で書き込みWaitの値を 増やしてみてください。この数値を増やすことにより、ゆっくり書き込むようになります。 [計測]ボタンで計測した値の2〜3倍の数値で試してもダメなときは、 他に原因があると考えられます。
■書き込みテスト状況
パラレルポート接続のPICライターで対応できる、以下のPICに対応できるようにしました。 が、テストするデバイスがなく、書き込みテストをしていないものもあります。
- PIC12C508
- PIC12C508A テスト済み
- PIC12C509[A] テスト済み
- PIC16C61
- PIC16C62
- PIC16C62A
- PIC16C62B テスト済み
- PIC16C620[A]
- PIC16C621[A]
- PIC16C622[A]
- PIC16CE623
- PIC16CE624
- PIC16CE625
- PIC16C63[A]
- PIC16C64 テスト済み
- PIC16C64A
- PIC16C65
- PIC16C65A,B
- PIC16C66
- PIC16C67
- PIC16C71 テスト済み
- PIC16C710
- PIC16C711
- PIC16C712
- PIC16C716
- PIC16C72[A]
- PIC16C73
- PIC16C73A,B
- PIC16C74
- PIC16C74A,B
- PIC16C745
- PIC16C76
- PIC16C765
- PIC16C77
- PIC16C773
- PIC16C774
- PIC16C84 テスト済み
- PIC16C923
- PIC16C924
- PIC16F627
- PIC16F628
- PIC16F84 テスト済み
- PIC16F873 テスト済み
- PIC16F874
- PIC16F876 テスト済み
- PIC16F877 テスト済み
- 24xx01
- 24xx02 テスト済み
- 24xx04
- 24xx08
- 24xx16
- 24xx32
- 24xx64 テスト済み
- 24xx128
- 24xx256
■バグ情報
おかしい点は、メールまたは、掲示板でお知らせください。
■ヒント
更新ボタン
- 更新ボタンを押すだけで、最新バージョンのファイルに更新できます。
アセンブルし、新しいバージョンのオブジェクトファイルができあがれば、すぐに読み込むことができます。容易なファイル選択
- オプションメニューのファイルの設定で、オブジェクトファイルのあるフォルダーを指定しておくと、オブジェクトファイルを開くときに便利です。
ライターのテスト機能
- 「PICライターを作ってみたものの、動いているかどうかわからない。」というときに便利な、ライターのテスト機能です。ライターのデバッグを容易にします。
Windows NT/2000/XPで使う
- Windows2000でPICWWをなんとか(?)使う方法です。OSからすると、イリーガルな方法です。
- giveio.sys, installer.exe をダウンロード。
- giveio.sys(directio.zip or directio.zip)
- installer.exe(ここの中の、 installer.zip)
- Installer.exeを動かし、ドライバー名に GiveIO, SYS Locationにgiveio.sysのフルパスを入力（C:\drvなど）
- Install , Startを順にクリック
- PICWWを起動、オプションメニュー → 書き込みの設定で[起動時giveioサービスを開く]をチェック
- PICWWを終了し、起動。これでつかえるはずです。XPの場合、Win2000互換モードでPICWWを起動してください。
- デバイスマネージャで表示メニュー→非表示デバイスの表示をチェック
- giveioをダブルクリックしてgiveioのプロパティを表示
- ドライバタブのスタートアップ、種類を「ブート」に設定
Administrator権限で行ってください。
NT系のOSで使えなくなってしまうのは、PICWWがパラレルポートのアドレスを直接操作しようとしているからです。 NTでは、そのような直接操作を許可してくれません。 以下の方法は、強引に「許可」させ、使ってしまうというものです。
この方法は、gentaさんが教えてくださいました。
さらに、Windows起動時にgiveio.sysを自動的にstartさせるには、
以上の方法でWindows XP上で動作を確認できた方、情報をお待ちしています。
PIC12C50x から読み込み
- PIC12C50xのコンフィグ設定には、「MCLRピンを内部接続」というオプションがあります。このオプションを選択すると、リセットをかけるためにはパワーオンリセットしかかからなくなります。ライターでプログラムなどを読み込もうとPICをプログラムモードに移行するときにもパワーオンリセットが必要になります。
しかし、本やアプリケーションノートなどで紹介されている標準的なライター回路では、電源をコントロールできず、パワーオンリセットをかけられません。 そのため、MCLRピンを内部接続しているPICからはプログラムを正しく読み出すことができませんでした。（毎回違った値が読み出されてしまいます。）
電源のコントロールをできるようライター回路を改良することにより、MCLRを内部接続してもプログラムの読み出しができるようになります。
改良したライター回路につきましては、パラレルポート接続 PICライターをご覧ください。PIC16F87x で使う
- VDD, GND, RB6, RB7, MCLR のピンをライター接続するとともに、
プログラミング時には、PGM (RB3) 端子をGNDに接続したほうがいいようです。
（私は、PGMをオープンのままで使っていますが、今のところ問題ないです。）
I^2C シリアルROM の読み書き
- パラレルポート接続 PICライターに、
この回路を接続することで、I^2C シリアルROM の読み書きを
行うことができます。
波形がきたないときは
- 書き込みが不安定で、PICの書き込み端子の波形を見てみると、きたない波形になっているというときには、PICの書き込み端子付近を1kΩ程度の抵抗で終端（プルダウン）すると綺麗な波形になることがあるそうです。
Windows XP への対応
- XPは2000と基本的に同じドライバで動くはずなのですが、XPではtotalio.sysを使用しても動かなかったという情報をいただいています。
NT系のWindowsで動作するドライバを作ろうと考えていたのですが、totalioで動かないことを考えると、APIで対処した方がいいのではないかと考えています。
パラレルポートをAPIで制御するいい方法をご存じの方、教えてください。
コードプロテクトへの対応
- 全てのデバイスでテストできている訳ではありませんが、2000円のシェアウエア版にて対応しています。
購入希望の方は、ご連絡下さい。
■バージョンアップ履歴
Ver1.00 何とか完成。
Ver1.01〜1.04 PIC16F84対応、不具合を修正。
Ver2.00 ほとんどすべて作り替えたもの。
Ver2.01 ReadMeファイルに「書き込みWait」を設定することを追加。
Ver2.02 ライターのテストダイアログの間違いを修正。
Ver2.03 スピードボタン、ショートカットが効かない問題を修正。
ベータ版
Ver2.04 16C84, 16F84のコードプロテクトに対応。データ領域のイレースも実行。16C71のイレースチェック修正。
Ver2.05 最新版ソースファイルを紛失。Ver2.01のソースから再びバージョンアップ。12C508, 509のコンフィグ書き込みの問題を修正。
Ver2.06 12C508,509の読み出し時にIDを読み込もうとする問題を修正。
1999.02.01
Ver2.07 PIC16C84, 16F84データメモリー読み込み不 具合を修正。 AT互換機(0x378)以外のポートで動作しなかった問題 を解決。1999.02.02
Ver2.08 ポートの設定が完全に保存されなかった問題 を解決。 書き込みの設定ダイアログが自動的に開くよ う改良。1999.02.04
Ver2.09 PIC12C508/509のMCLRが有効にならなかった 問題を解決。1999.02.09
Ver2.10 読み込みショートカットキーを追加。PC-98 140Hのパラレルポートに対応。1999.02.10
Ver2.11 PIC12C508/509のコードプロテクトに対応。1999.02.27
Ver2.12 PIC16C84, 16F84のコードプロテクト不具合を 修正。1999.07.23
Ver2.13 データ編集機能を追加。 コンペア機能を追加。 バイナリファイルの読み書きを可能に。 書き込みWait計測機能の修正。1999.08.31
Ver2.14 PIC16F873, 16F874, 16F876, 16F877 に対応。1999.09.02
Ver2.15 PIC16F87x コンフィグベリファイに失敗したこ とを修正。PIC16F87xの書き込み速度向上。1999.09.02
Ver2.16 コンフィグ書き込みダイアログにID書き込みチ ェックボックスを追加。1999.09.04
Ver2.17 PIC16F87x でイレースしたときコードプロテク トがかかってしまう問題を解決。1999.09.05
Ver2.20 Beta1 データ領域とプログラム領域を同時に見られ るように。16C6x, 7xメモリ容量の間違い修正。 大きなHEXファイルを開けない問題を解決。1999.09.08
Ver2.20 Beta2 保存ボタンを追加。 PIC以外のデバイスに対応するための準備。1999.09.12
パラレルポートコンポーネント。 Ver2.20 Beta3 I2CシリアルROMに対応。1999.09.12
Ver2.20 Beta4 シリアルROMに対応したレジストリへの変更。1999.11.03
Ver2.20 Beta5 F87x のConfigデバッグビットの間違いを修正。1999.12.04
Ver2.20 Beta6 12C50x の読み込み不具合をテストするためのバージョン。2000.02.25
Ver2.20 Beta7
16F8xxコンフィグDebugビット読み込みが反転していた 問題を解決
HEXファイル中のコメント（；）に対応
エラーメッセージの改善
2000.05.21
Ver2.21
C++Builder5でコンパイル
totalio.sysを使用した Win2k 対応テスト
（readmeに追加）
2000.05.31
Ver2.22
PIC12C50xでMCLRを内部接続したとき読み込みが正常に できない問題を解決。
（電源ON/OFF可能なようにライター回路の改良が必要）
2000.06.28
Ver2.23
ライターの電源ON/OFFをPICWW上で行えるようにした。
Ver2.23 English
Release of english version.
2000.08.26
Ver2.24
起動時に電源ON, 終了時にOFFする機能を追加。
Hexファイル読み込みでサイズエラーが出てしまう問題を解決。
2000.10.29
Ver2.25
バイナリファイルが正しく読み込まれない問題を解決。
2000.12.25
Ver2.26
2k, 4kなどの小容量I2CシリアルROM のバグ修正。
ファイルのフォルダ設定の保存ができなかった問題を解決。 ファイル履歴をメニューに追加。
2000.12.27
Ver2.27
I2CシリアルROM のバグ修正。(その２:同じ箇所）
Ver2.28
ファイル->終了 で設定が保存されない問題を解決。
2001.5.26
Ver2.29
PICへのコマンド転送タイミングの変更
PowerON時にZを出力するよう変更
2001.8.25
Ver2.30
PIC12C508では、プログラミングモードに入るときパワーオンリセットを かけないよう修正
デバイス追加
PIC16C620/620A PIC16C621/621A PIC16C622/622A PIC16C62A/62B PIC16C63/63A PIC16C64A PIC16C65/65A/65B PIC16CE623 PIC16CE624 PIC16CE625 PIC16C710 PIC16C711 PIC16C712 PIC16C716 PIC16C72/72A PIC16C73A/73B PIC16C74A/74B PIC16C66 PIC16C67 PIC16C76 PIC16C77 PIC16C745 PIC16C765 PIC16C773 PIC16C774 PIC16C923/924
2001.12.12
Ver2.31
PIC12C508 でもパワーオンリセットをかけるように修正
（前回の修正は不要だった）
2001.12.22
Ver2.32
PIC16C6xx, 7xx, 9xxでコードプロテクトがかけられなかった
問題を修正（シェアウエア版）
2001.12.22
Ver2.33
PIC16F627, 628 でコンフィグの読み書きの問題を修正
2001.12.29
Ver2.34
PIC16F627, 628 でコンフィグbit5の書き込みの問題を修正
2002.3.15
Ver2.35
PIC16F627, 628 でコンフィグbit5の書き込みの問題を修正その2
2002.3.23
Ver2.36
PIC16F627, 628のコンフィグ読み込みの問題を修正
PIC84シリーズでパワーオンリセットをかけるよう変更
(PIC16F627, 628でMCLR内部接続に対応）
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