WITH YOUフェスティバル!2001レポート パート1

カトリちゃんの掲示板に打ったレポートの転載です。

石丸電気が配布していたチラシ。

 1月1日の朝を迎えた。いよいよ憧れのあの人に会える日がやって来た。体調を万全に臨むつもりであったが、興奮して寝付くことができず、いささか睡眠不足のまま時間となった。私の家から秋葉原まで約30分。途中の池袋KIOSKで贈呈する花束を買い、丸の内線に乗った。秋葉原に到着。元旦なので人影はまばらだが、営業している店目当ての若者はぼつぼつ見かける。急ぎ足で目的の石丸電気ソフトワンに向かう。到着したのは10時50分頃。この時点では私を含めて5〜6人程度。12時の受付までまだ1時間以上ある。待っていると今日同行してくれるktrさんから携帯に連絡が入った。到着が昼過ぎになるとの事だった。その間石丸が正月のバーゲンをやっていたのでチェックをして時間をつぶす。

 そうこうしているうちに12時になった。人も増え30人程が列をなした。テーブルが置かれ抽選の箱が用意された。券を持ってる人がクジを引いて入場順を決める寸法である。7番目ぐらいにクジを引いた。しかし、引いたクジを開けてみて愕然となった。何と69番。私はこの時程自分のクジ運の悪さを呪ったことはなかった。人が30人ぐらいしかいないのにこの番号。狭い会場とはいえこれではシャレにならない。絶望的な気持ちに陥りながらも、光明を見いだすためもう1枚「WITH YOU」のDVDを買うことにした。2Fのカウンターで購入し、券をもらい再度挑戦。恐る恐る開いてみると何と今度は11番!思わずアメリカン・ガッツ・ポーズをしてしまったコレ鷹であった。気持ちが落ち着き、そこで知り合った人と談笑している所にktrさんが到着。彼の引いたクジは恐るべきことに6番。クジ運の差をまざまざと見せつけられた思いであった。結局早く来てもあまり意味はなかったようである(教訓:あわてる乞”ピーッ”はもらいが少ない&残り物に福)。

 12時45分、集合の時間になった。整理券の番号順に2Fのイベントホールに入ってゆく。会場は前にLDの安売りセールで入ったことがあるので知っているのだが、30〜40坪ぐらいでそれほど広くないスペースである。結局100人ぐらいの人で場内は埋まった。11番の整理番号は2列目ではあるが、ステージ真っ正面の絶好の位置である。定刻の1時になった。「仮面ライダー」のOP曲をテーマに司会のショッカーO野氏登場!彼の著書は読んだ事はあるが、実物を見るのは今回が初めてである。O野氏のイベントについての簡単な説明が終わりいよいよ出演者の入場だ。胸の鼓動の高鳴りが増す。鼓動を抑え、固唾をのんで見守った。出演者が現れ、続々とステージに上がってゆく。その中に「ASCAPE」と刺繍された紫のセーターにチェックのスカートを履いた女性が。「及川さんだ」。憧れの人との初対面を目頭が熱くなる想いで迎えるのだった。他の出演者は共演のならはしみき、長崎みなみ、青山桐子、倖月美和、藤咲かおり、冴月まりあ、そしてテーマ曲を歌っている新人歌手Aniiの計8名である(敬称略)。全員揃った所でイベントは幕を開けたのであった。

 さて開演となった。及川さんは主人公の鳴瀬真奈美役だ。自己紹介の時初めて生のお声を耳にした。「ミャンマーから帰ってきました。及川ひとみです」。「ン?」と思ったが、どうやらこれは作品中の話らしい(すいません。まだ見てないんです(^^;)。O野氏が出演者にマイクを渡し順々と作品の見所を聞いてゆく。及川さんの座っているのは丁度中央。私の真正面だ。こんな至近距離で見ることができるとは、DVD買い直して本当によかった。若手の声優さんのインタビューが進んでいく。申し訳ないが、私の視線は及川さんに固定されたままだったので殆ど聞いていない(爆)。準主役の氷川奈織役、ならはしさんへのインタビューが終わり、いよいよ、及川さんにマイクが向けられる。アフレコの時絵がなかったことや、編集でカットされてしまったセリフがあるなど裏話を話して下さった。O野氏の要請でボツになったセリフの再現をしてくれた。「正樹く〜ん、キャハハ」。ドキッとさせられた。まさしくカトリの声だったからである。鷹、至福の一瞬であった。

 インタビューが一通り終わり、今度は21世紀に持って行きたいアニメ作品ベスト3を各出演者に答えてもらうコーナーだ。「及川さん、ひょっとしてカトリの事を・・・」淡い期待を抱いたが、彼女が答えたのは「風の谷のナウシカ」(宮崎駿作品を挙げる人が多かった)「クラッシャージョー」「宇宙戦艦ヤマト」であった。これはどこのインタビューにも語られていないもの凄く貴重な発言だ。「ヤマト」は映画館まで足を運び、「クラッシャー・ジョー」に至っては原作も読んでおられたそうで、デビュー前だったが、頼んでオーディションに参加させてもらったとの事だ。しかし、当日声が出ず悔しい思いをしたと仰っていた。他の若い声優さん(すいません。名前失念です)が好きなアニメに世界名作劇場のシリーズを挙げた。及川さんに皆の視線が集まる。そこでO野氏がすかさず「(及川さん)そういえば牧場にいたこともありましたねぇ」とボケる。会場大ウケ。やはり代表作だけあって「カトリ」に出ていた事は一般的にも有名なんだなと思った。O野氏は自分の本名に引っかけ、及川さんに「ヒロシお兄ちゃん」と呼ばせたりと随時「くりぃむレモン」ネタでからかっていたが、もう時効ということもあって彼女も楽しんでいた。イベントは進む。続いて予想外の出来事が。

レポート パート2