自分の中から生まれてくる音を、呼吸するように、無理のない自然な速さで演奏する。村松健のそんな"居心地良い音楽"は、この作品で実を結んだ感があります。
それは日常から近いところにあって、私達を豊かにしてくれるもの。彼のピアノはいつもは見過ごしてしまうような些細な喜びや悲しみを改めて気づかせてくれます。
初夏のトーンで奏でられる8曲は、緑の薫りがして鮮やか。思わず森へ出かけたくなります。