98/10/27 JR車中シリーズ。今日は友人から借りたデビッド・ボウイ「デビー・スターダスト」をウォークマンに入れてお出かけ。これがまたオータム・サニー・デイに渋くハマル(コレバッカリ、デモソウナンダモン)。ひなびた、ちょっと哀愁の秋の雰囲気にピッタリだったのだ、ロックが新鮮。
最近買ったレコード。B.J.THOMAS「RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD」突然レコードでこのタイトル曲が聞きたくなったので、名盤。それにアリワレーベルのAISHA、レゲエ。このレゲエは今の気分とはちょっと違った。キズ有り特価\800、AL JARREAU「BREAKIN' AWAY」まだ聞いてないけど。そして、テイトウワの「BUTTERFLY」12inchアナログに、砂原良徳「TAKE OFF AND LANDING」バンガロウ・レーベルからのアナログ盤。最近のまりんの記事を読んでいると無性に昔、毎週日曜の朝に放送されていたTV番組「兼高薫、世界の旅」を見たくなる。
小6の頃に書いた「将来の夢」という作文に、私は「尊敬する柏木玲子さんのようなエレクトーン・プレーヤー又はインストラクター」か「薬を調合するのが面白そうな薬剤師」か「カッコイイ、インテリアデザイナー」、最後に「兼高薫のように世界を飛び回るルポライター」と書いた。(我ながら欲張りだったなあ、でも何一つ実現されていない・笑)今でも「兼高薫、世界の旅」のオープニング(確かジェット機が空に飛び立つ映像に、大空に突き抜けるような尻上がりのストリングス、マントヴァーニかなんかの、がテーマ曲)が鮮明に頭をよぎる。次のまりんのアルバム「THE SOUND OF '70s」が楽しみすぎる。
そして最後に、高校の頃に滅茶苦茶ハマッた松岡英明の新譜「新世界」。松岡英明健在、というようなニュー・ロマンティック・サウンド。我が道を進む音、自分も初心にかえったひととき。音楽をとおして学ぶこと、振り返ること多し。
そうだ、ポール・モーリアのレコード仏盤、というのが380円でセールだったのに、この間買いそびれてしまったのだ。ショッキングピンクが基調のビビッドなジャケ、無くならないウチにゲットしに行かねば!(無くならないか・・・)
98/10/23 ラジオから流れてきたサティの「ジムノペティ」。アンビエントというか現代音楽っぽい浮遊感のあるアナログ電子っぽい音だ。ん?誰のだ、これ?と、ちょっと前から気になっていたのだ。雑誌に最近良く出ているエレクトリック・サティの「ジムノペティ'99」を買ってきて聴いてみる。ちがう、これじゃない私が探している「ジムノペティ」は。レコード屋から持ってきたエレクトリック・サティについてのコメントが載っているチラシを見ていると、サティのディスクが何枚かピックアップされていた。その中のモーガン・フィッシャーという人の「気まぐれなサティ」が目に留まる・・・モーガン・・・そうだ!確かラジオでモーガン・ナントカっていってたぞ。どうしてもすぐに聴きたくなったので早速レコード屋へ探しに行く。2店目でみっけ!これに違いない!
J-POPのコーナーを覗くと、テイトウワの「バタフライ」CDが出ている(カワイイマグネットおまけ付)、バタフライのカラーワークめちゃくちゃいい(シブい水色とシブい桃色)。そしてそして「GBI」のリミックスが2枚出ているではないかーっ!もちろん全部即ゲット。大収穫。ホクホクして早速モーガン・フィッシャーの「ジムノペティ」を聴く。コ・レ・ダ・ヨ〜〜〜。コ・レ。この漂うような音玉。今日は大当たりレコメンCD4枚購入ナリ。
98/10/22 キョウハ、フダンオセワニナッテイルヒトノ、タンジョウカイダ。プレゼント何にしよーかなー、と思いつつレコード屋へ。その人はラテン系が好きなので、私の超お気に入りアルバム、TITO PUENTEとINDIAの「JAZZIN'」というCDに決定。このアルバムは1曲目から感極まって興奮してしまう。サイコー。さて、気に入ってもらえるだろうか?いや、気に入るに違いない、違いなーい!
98/10/20 CDウォークマンにピチカートの「プレイボーイ・プレイガール」を入れてお出かけ。JRの窓からなにげに空を見上げると「ど〜んより」とした黒い雲が広がっている。外は秋雨。ズーッとボーッと空を見ていたら、向こう半分暗雲、手前半分青空という面白い空。とたんにパーッと外が明るくなってきた。偶然曲もアップテンポの広がりのある曲(10曲目の華麗なる招待「もしも・ゆうべ観た夢が・本当になるのならば・ぼくは・・・」)へ切り替わる。まただ。またシンクロ。この時ばかりは、その曲は他の誰の物でもない、ワタシだけのもの!とウレシさが痛切に込み上げる。自分の目、自分の耳、自分の感覚、このシチュエーションならではのミラクル・ワールド。幸せな瞬間。自分だけの時間。
帰りは「DICTIONARY」のTALK CDを聴きながら。秋の枯れた色彩世界にTALK CDは妙にハマると発見。やはりJRの中で窓の景色を見ながらウォークマンというのは最高だ。景色と音楽のシンクロが何より感動的。旅行にはウォークマンはほとんど持っていかない。前にイギリスに行った時は持っていったけど、列車の中で聴いてもあんまりシンクロがなかった。何気ないいつもの日常だから感動もひとしおなのかも、と思う。旅行はその土地の雑音を聴いてるだけで楽しいし。
午後から仕事の打ち合わせ、やっぱりワインを買う。日本酒一升とワイン3本、でも今回はすべて人からの頼まれ物。うまいワインは人にもどんどん教えたくなる。ワインも音楽と一緒。この夏は近年まれにみる程ビールにハマったけど、これからの季節はワインにハマリそうだ。
98/10/19 テイトウワ10/25発売はアルバムではなく12inchでした。タワーレコードで日本限定500枚(ホントか!)のDICTIONARY(CD付)を見つけたので買った。CDの中身はひたすらTALK。いきなりお葬式の話だ。なんじゃ?死について・・・云々。間の取り方とピアノの使い方が異常に絶妙。TALK GUESTはコシミハル、立花ハジメ、朝日美保、MONDAY満ちる・・・POPOからフランスデビューのまみちゃんまでいる。しかし誰がどれなのか一致せず(立花ハジメ他数名のみ確認)。ブックの内容が濃いのでブックを読みふける。しかしクラブキングの編集様式は渋い、グッと来る。なぜか小中学校で良く見かけた藁半紙を思い出す。
いま、地元のワインショップのHPを作っている。そのワインショップに行く度に、ワインの囁きが聴こえる、買ってしまう、つい。明日打ち合わせなのだ。果たしてワインの囁きに勝てるだろうか、いや、勝てない(反語)。ここには非常にウマい、幻のカリフォルニア・ロゼがある。HPオープンしたら見て下さい。
11/11発売の砂原良徳のアルバム「Sounds of '70s」を予約する(ポイント2倍)。うーむ、楽しみである。
98/10/17 昨日、映画とライブを見に行った。映画は「サムライフィクション」最終日ギリギリ。感想は・・・サスガトシカイイヨウガナイ。ここで感想いっても陳腐になりそうなので書かない。本当に良いと思った物は言葉にするのがもったいない。見てない人はミテクレーと声を大にして叫びたいくらい面白かった。映像も、色も、音楽も、キャストも、くぅ〜〜っ!パンフもくぅ〜〜っ!
全然関係ないけど、私の地元(札幌から40キロちょっとのベッドタウン)の駅で毎日見かけたオジサンがいた。その人はチャップリンのような口ひげを蓄えた小柄の、一見普通なサラリーマン。(ベッドタウン=田舎なので、駅で見かける人はほとんど見覚えがある人なのだが)前に何度か映画館で遭遇したことがある。結構映画好きなのね、と思いきや、かなりマニアックな映画館にも出没していた。相当映画好きなのね、と思っていたら、とある映画館の月報誌に写真とコラムが載っていた。通だ!
会社を辞めて通勤時間のJRには乗らなくなったので、その人の存在を忘れていたのだが、きのう「サムライフィクション」見終わった後、パンフレットを買っていると、横には最終日最終上映時間だっただけに長蛇の列。なんとその最前列に、私の記憶から消えかかってた「チャップリンオジサン」がいるではないか!!! 私は「やっぱりただ者ではないな・・・」と心の中でつぶやきながらシアターキノを後にしたのだった。チャンチャン。
ライブは永田一直のソロライブを見に行った。現代電子音楽。永田一直が終わって、メインのグループが出てきて2曲目で帰ってきてしまった。なぜなら私の嫌いな耳かき棒についている綿をこする音を「ボソッ、ボソッ、ボボボボボーーー」という音をたくさん使ってたからだ。オソルベシ松原幸子。
98/10/16 昨日発売のテイトウワの7インチアナログをgetした。「ButterFly」美しいカラーピクチャーなのだ。ワクワクしながら針を落とす・・・聴いた。
サイコー!!! 顔がニカッとするのがわかる。超ハッピーなひととき。う〜ん、テイ先生さすがだわとか思いながら25日発売のアルバムが待ち遠し〜〜〜!
もう一枚買ったCD「BOSSA & BALANCO」というイタリアのバランソ、デビューアルバム。全編スキャット、ジャズ・ボッサ〜ドラムンベースまで、粋である。モリコーネのカヴァー「ある夕食のテーブル」も入っている。ソフト&クリアー感がすてき。それにつけて8曲目に「BUTTERFLY」という曲も入っている。奇遇。ヒットな一枚だった、ラッキー。そしてそして、やっとピチカートの新譜を買ってきた。オマケが沢山入っていて楽しい。今日はこれをBGMに、ピチカート特集のMARQUEEを読みながら就寝。うわっ、細川俊之のナレーションだ。いつか城達也は無理だけど、小野田英一をフューチャーして欲しい、ジェットストリームファンの私としては。
98/10/12 仕事の打ち合わせのため、デザイナーの友人宅におじゃまする。打ち合わせ後、彼女のCDラックを眺めながら音楽談義に花が咲く。イギリス指向、まったりとした音楽を好む彼女のCDラックは、自分のライブラリーにはおよそないCDばかりが並んでいて面白い。おまけに旦那はビートルズマニアと来ている(ふたりは先日一緒にジョンレノンの生誕記念のイベントにも一緒にいってラーメンを食べた仲間である)。
次回おじゃまする際には、CDを少々貸してもらいたいので、自分のライブラリーから数枚ピックアップして持って行くつもりだ。イチオシは英国グラスゴー出身のエディ・リーダーのファースト。ソロ以前のフェア・グランド・アトラクションも持っていこう。好きかなー?デヴィット・ボウイやトム・ウェイツとか、あんまりじっくり聞いたことがないので、この辺次回借りたい。よろしく。
98/10/10 今日は体育の日だ、でも運動はしてない。昨日はジョン・レノンの誕生日のイベントをに行った。そのライブハウスに仲間が8人ほど集まった。私は取り立ててビートルズファンというわけではないがイベントはたまに行くのだ。ビートルズの曲は耳覚えのある曲がかなり多い。一応アルバムなどは、とある協力者(ビートルズマニア)のおかげで結構聴けいている。ありがたや。久しぶりに目の前で「ライブ」を見てパワーを蓄える。やっぱいいです、生ライブは。
2次会の場所を後にして、屋台のラーメン屋で8人揃ってラーメンを食べた。店のおばちゃんに店の名前を聞くと「無し」という答えが返ってきた。う〜む、いさぎよくてカッチョイイ。塩ラーメンうまし。やっぱサッポロラーメンはうまし。酒と音楽、そしてラーメン。至福の時であった。
98/10/7 引き続いて、マチューのマキシシングルを買ってしまった。アルバムのシンプルヴァージョンが5曲入っているのだ。それは良いとして、マチューがアルバムでマイケル・ジャクソンの「BEAT IT/BILLIE JEAN」をカヴァーしているのだが、これがすごい。何がすごいって、アコースティックでフランス語でオリジナルとはかなりかけ離れた全く違うタイプの仕上がりになっているからだ(リズムはブン・チャ・ブン・チャ、いつのまにかBILLIE JEANに移行しているし)。アレンジと歌い方に関しては、矢野顕子フランス男版か!と思わせるほど自分のものにしている。聴く人によっては腹を抱えて転げ回れるかもしれない。よくもここまで、ムー。
全く話は変わって、地元の酒屋でいいワインを買った。そのまま飲んだくれるのももったいないので、これは家族の特別な集いの時に開けることにする。CDレコードを買うのも満足度が高いけど、ワインを買うのも同じくらい満足度が高い。
最近買わなくてはいけない新譜がたくさん出ている。邦楽は高くて躊躇してしまう。もうすぐ中古屋に出回りそうだから、ちょっとだけ、待つ。う〜。
砂原良徳のアナログ、良かった。心にギュッと来る音だった。ジャケもスバラシ。
98/10/2 昨日買ったBEER-DRINKING MUSIC、予告通り、ビールを飲みながら聴いた。まことに期待通りのビアホールソング。ここはドイツか!と知らぬ間にビール片手にZZzz・・・。すごい効力だ。それは良いとして、MATHIEU BOOGAERTだよ。マチュー。1枚目の期待を裏切らずして、今回の2枚目もまったくやってくれた!アコースティックとエレクトロの狭間をつかず離れずほっつくような、それでいてマチューのフランス語がポソポソ、マットにからみつく、というか素通りしてく。「素」ナチュラルというか、玄関で座ってたらマチューが横で囁いてた、みたいな。しばらく私のウォークマンはマチューだわ。今回はトーレ・ヨハンソンがプロデュースで、スタジオはタンバリンスタジオとあるけど、そんなことは別に、マチューはマチュー、地味に強烈。あー、ライブなんてやんないのかしら、なんて帯び見たら11/3、4とクラブクアトロでライブと書いてある!これはもう行くしかない。ミタイーミタイー、ミルゾーミテヤルー!しかもFPMの田中知之がDJやるらしい。こんなに興奮するのは8月末に行ったテイトウワのパーティ以来だ。
今日はタワーで1957年フランスもののAndre Popp & His Orchestra「DELIRIUM IN HI-FI」というCDを買った。ジャケがなんといってもかわいかった。おフランスの絵(犬主人公)。でも高かった。円安だからか?とにかく、これがまた良かったのだ。41年前だからもちろん管弦楽のオーケストラが奏でて多少クラシカルなんだけど、ズレや逆回転、不協和音、切り貼りの妙!すごい凝ってると言うか、チップマンクスみたいなチビ声も入ってる。レトロなテレビの雰囲気。当時は受け入れられなかったろーなーと同情してしまうほど面白かった。何たってタイトルにHI-FIがついてるんだから、納得。オトボケ前衛楽団というところか。あと、砂原良徳の新譜(アナログ)も買った。
レコード屋見た後に「オースティン・パワーズ」という映画を見た。今日で最終日、やっと見れたという感じ。スウィンギン・ロンドンのスパイコメディなんだけど、これがまたファッションもそうだけど、色使いが60年代のサイケデリック。よい。それにサントラは王道を行くどうだ!という選曲。セルジオ・メンデスの「マシュケ・ナ・ダ」とかクインシー・ジョーンズの「ソウル・ボサノヴァ」カーディガンズとか。歌に合わせて踊ってたりとか、ある意味「ムトゥ踊るマハラジャ」に通じるものがあった。う〜ん、それにしてもマチューだわ。
98/10/1 朝、外に出ると冬の匂いがする。KATERINEのCDをウォークマンに入れてJRに乗り込む。暖房が入ってる。10月、もうそんな季節か〜と、しみじみしながらも聴こえてくる、ウィスパーな女の子のヴォーカル、ちょっちおどけたアコースティック・サウンド。あぁ、なんと今日の雰囲気にピッタリなことか。色づき始めた景色を窓越しに、目から、耳から、肌から、秋を感じる。フレンチポップってこんなに秋に合うものだったのかー、と、あらためて音楽のTPOシンクロに感動した午前中だった。
今日は4プラの自由市場でCDレコードセールをやっているのだ。いざ、ハンターに臨む。今日はモンド系がやたら目に付く。イージーリスニングが前よりもかなり充実している、ラッキー。ケン・ノルディン、エスキヴェルの持ってないヤツがあったのでキープ。あとは、いつか買おうと思いを暖めていた大好きな「Minnie The Moocher」が入っているCAB CALLOWAYのベストをゲット、20曲入り超オトク。他はZOMBIES(聴いたことがなかったから)とか、LPも3枚選ぶ。中でも一番気になったのが、BEER-DRINKKING MUSICというドイツのビアホールで流す音楽で、民謡なんかも入ってるアナログだ。1000円ポッキリ。これが今回の気になる目玉商品、今夜ビールを飲みながら試聴するべし!
そして最後にタワーを覗く。この間見つけられなかったCarlos D'alessioはまたもや無かった。そのかわり、どあい好きな、フレンチ・エレ・ポップのMATHIEU BOOGAERTの2枚目が出ているぞ!即座に手に取りレジに向かう途中、これまた大好きな「ONE NOTE SAMBA」のカヴァーがフロアーに流れて・・・誰のだ?気になるぞ!と思ったらSTEREO LABの新譜だぁ〜。どうしよう、BRAZILIAN LOVE AFFAERの新譜も買わなくちゃいけないのに・・・。財布の中身が乏しくなってきている・・・ウロウロ迷ったこと5分。結局BRAZILIAN LOVE AFFAERは次回に、ということで落ちつく。はぁ。外は雨ザーザー。今夜気張って、買ったヤツ聴くどー!!!
久しぶりに買いを満喫。CD6枚、LP3枚。毎度、チーン!
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