『セントルイス・ブルース』

 名曲『セントルイス・ブルース
「ブルースの父」と言われているW・C・ハンディが作曲したブルースの名曲です。
セントルイスで生まれた曲なのかなぁと思いきや、
セントルイスへ行ってしまった人のことを想う曲だそうです。

サッチモことルイ・アームストロングをはじめ多数の人に演奏されています。
とんでもない所では、
落語家の林家喜久蔵さんの「いやん、ばかん、・・・」のメロディに使われています。(-_-;)
 作曲者
W・C・ハンディ−W.C.Handy−(ウィリアム・クリストファー・ハンディ)
(1873〜1958)
ブルース発祥の地として知られる、
テネシー州メンフィスにはハンディの暮らした家が博物館として残っています。
 ブルースとしての『セントルイス・ブルース』
“ブルースのジャンルとしての「セントルイス・ブルース」は、1930年頃確立しました。
「ジャンプ・ブルース」あるいは「ピアノ・ブルース」と呼ばれるスタイルに近いです。
ソロシンガー、またはソロピアニストが、小さなジャズ楽団かオーケストラを率いて演奏するジャズのスタイルを指しています。
一般的なカントリーブルースと異なり、
田舎の情緒を残しつつも、都会的な印象を作り出しているのが、セントルイス・ブルースの特徴です。”
(以上の情報は、アメリカにおける大衆音楽の研究をしている“ゆきこさん”からのものです。ゆきこさん、修士論文でお忙しい所、本当にありがとうございました!)
 曲のインスピレーション
【“初めて”づくし】の中にも出てきた“イーズ橋”が、W・C・ハンディに『セントルイス・ブルース』のインスピレーションを与えた場所として語り継がれています。
 映画
St. Louis Blues
日本未公開・未発売(1958年)
出演:ナット・キング・コール,エラ・フィッツジェラルド,キャブ・キャロウェイ,ビリー・プレストン

*作曲者、W・C・ハンディの伝記映画です。
上で情報をいただいた“ゆきこさん”も言われてましたが、ハンディの作曲過程が書かれた本が無いそうなので、この映画が鍵かもしれませんね。

Copyright (c) 1999-2002 Kumikoyo, all rights reserved.
画像、文書及びレイアウトなど、すべての内容の無断転載を禁止します。
なお、ご利用につきましては、【ご利用ガイド】を参考にしてください。