セントルイス−治安

 一般的に言われていること
セントルイスは全米のなかでも治安が良くない都市として知られています。
 実際は・・・
セントルイスの治安情報 −セントルイス在住Markunさんより- 

大雑把に言って、
「西良し、東悪し」「南良し、北悪し」と理解してください。

Highwayを出た場合、
ForestParkからGateway Arch付近まで東西を走る道
(Forestparkway, Lindellなど)を離れて、
南や北への移動は慎重にすることがポイントです。
セントルイスのDowntownは、さびれています。

特に、セントルイス市内 の
北東部(特にSkinkerより東、ForestParkの北側のDelmar、Martin Luther King Blvd.付近より北)、
南東部(Kingshighway、Grand付近より東)に行く場合は慎重に。

米国の都市で治安がよくないといわれる「地図上で道路が碁盤目状に 規則正しく並んだ地域」というのは
セントルイスにもあてはまります。

また、ミシシッピ川を超えて、East St. Louis側の市街部に行くことは、一般の観光では避けるのが無難でしょう。
East St. Louisは、イリノイ州にある都市ですが、
現在は主だった産業が少なく米国内でも貧しい都市のひとつとして知られています。

セントルイス市内のCentral West EndとカウンティーUniversity Cityは危険ではありませんが、
夜間の外出などは多少注意した方がよい地域です。

Forest Parkより西側のカウンティーおよびサウスセントルイスの地域(Hill,Dogtown側)、
特にH170より西側のセントルイス郊外地域に関しては、基本的に問題ありません。



もっと詳しく知りたい方は、
Markunさんのサイト『セントルイス歳時記』内の「セントルイス危機管理と治安」を参考にして下さい。


このコーナーはMarkunさんからの情報で作成させていただきました。ありがとうございました!


皆様から寄せられた「セントルイスの治安情報」 
2001年8月 CATLOVERさん
市内でも危険な地域に立ち入らなければ大丈夫ですよ!
よく危ないといわれるのはミシシッピ川を渡ったEastSt.Louisといわれる地域と、市内の北側にあたるところです。
車で移動でしたら、幹線道路から外れないことを守れば大丈夫ですよ。
あと夜になったら外を出歩かないこととか。

アメリカの都市は大丈夫というわれるような都市にも危ないところはあります。
気をつけるにこしたことはないけれど、そんなに他の人と違うところに行かなければ全然大丈夫ですよ!
すくなくとも在米12年で合計5都市に住んだことがある私は大丈夫と思いますよ。
2001年8月 Markunさん
統計的には全米でもトップ5に入る治安の悪さですが、危ないという地域に行かなければ大丈夫です。
セントルイスの特徴は、危ない地域がはっきりしているというところです。
安全なところは全く安全なのです。
そこが、どこでもある程度危ない他の都市との違いになっています。
ですから、他の都市にくらべればむしろ安全だといえます。
ここ最近、アメリカの景気が悪くなってきたせいか、
今までは比較的安全だったCentral West Endで殺人、GalleriaでCar Jackingが起ったりしていることを付け加えておきます。


 それでは、どういう事に気をつければ良いか
以上のことは、セントルイスに限らず、アメリカ全土に言えることだと思います。
アメリカは銃社会ですし、貧富の差も激しいので、やっぱり日本よりは犯罪にあう確率は高いです。
でも、基本的なことさえ守っていれば、その確立もグンと減ることになると思います。
 不安な方へ
たとえば、こう考えて見て下さい。
日本でも、東京など大都市は犯罪が多い所と言われていますよね。
でも、東京すべてが治安が悪いわけではなく、その中に歌舞伎町や、渋谷のセンター街など
トラブルに巻き込まれやすい所があったり、田園調布や成城など高級住宅街もあります。
そして、実際に住んでいる人はほとんどの人が、そういう
治安の悪い所には極力近づかないようにして、安全に暮らしています。
セントルイスもおんなじ事なんです。
そうやって、
普通に過ごす分には問題はないと思います。

こんな心暖まる話もあるんですよ。
セントルイスに住んでいる方から聞いた話で、その方の知り合いの日本人がショッピング・モールに行った時、お財布をどこかに置き忘れてしまったんですが、その
お財布がちゃんと中身も無事で届けられていたそうです。(アメリカじゃこんな事奇跡ですよね)
実際に私も、スーパーに手袋を忘れた時、
ちゃんと警備の方に届けられていました
 結局は・・・
どこにいたって(日本だって)トラブルに巻き込まれることはあるのです。
ですから、
いたずらに怖がらないで、注意すべき点は注意して行動することが大事だと思います。
 不幸にもトラブルに遭遇してしまった場合には
もしも、強盗にあってしまった場合でも、最悪の結果を避けるための3ヶ条です。

1.ポケットなどに20ドルぐらいを入れておく
2.すぐに手をあげて、不審な動きをしない
3.相手の顔を見ないようにして、相手にお金をとらせる
 【おまけ】正当防衛について
アメリカで注意しなければならないことの一つとして、正当防衛に対する考え方があります。
前にも言いましたが、
アメリカは銃社会です。
そして、
自分の身は自分で守る
という考え方が発達している国なので、そのために銃を使うことは結構正当化されています。
そこで、そういう考え方に慣れていない日本人が気をつけなくてはいけないのは、
誤解をされるような行動をとらないということです。

以前、
日本人の留学生がハロウィンの時に“フリーズ”の意味が分からなくて、そのまま歩いていってしまい撃たれて亡くなった事件がありましたよね。
あの場面では、撃った方の心理状況としては、警告を発したのに止まらないということは、もしかしたらこの若者はドラッグかなんかをやっていて、気がおかしい奴で、自分たち家族を襲うかもしれない、銃も持っているかもしれないと思わせているわけです。
そういう場面では、自分たちを守るために、やむを得ず銃を使うということになるのです。

車に乗っていて、警官にとめられた時も同じです。
その場合、
手はハンドルに置いたまま絶対動かしてはいけません。
免許を見せようと手をポケットに持っていこうとしたり、窓を開けようとしたりして、少しでも不審な動きをして撃たれたとしても文句は言えません。
だって、警官だって命を張っているわけで、いつ銃で撃たれるかわからないのですから。

このように、自分がトラブルにあわないようにするだけではなくて、相手にとって誤解を与えるような行動にも充分気をつけるようにしましょうね。



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