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マリーをタスク スケジューラから呼び出す方法 (Vista 以降ユーザー向け)

現在、マリーはマリーへの指示ダイアログから以下に解説する登録方法をすべて自動で行うことができるようになっています。特に問題がなければそちらから登録することを推奨します。
以下の解説は、実際にどんな登録がされているのかを知識として知るための参考資料程度としてご覧ください。


大前提として、Windows Vista で UAC が有効だと、管理者の許可が必要なアプリケーションはスタートアップできません。
ですが、Vista 付属のタスク スケジューラを使えば、そういうソフトも起動させることが出来ます。…しかしこれがクセモノで、そのままだと、タスク スケジューラから起動したソフトは「基本優先度」「I/O 優先度」「メモリ優先度」が通常よりも低い状態になります。起動してすぐ終了するようなものでは問題ないでしょうが、例えば地デジ放送を HDD にリアルタイム録画するために常駐するようなソフトの場合、これがエラーの原因にもなりかねません。
ここでは、それを回避しつつタスク スケジューラからマリーに管理者権限、及び通常優先度を持たせて呼び出す方法を解説します。マリーが管理者権限・通常優先度を持てば、マリーが起動するソフトも全て同じ権限と優先度を持つことが出来ますので、ぜひ、Vista ユーザーの方はここを読んでマリーをタスク スケジューラから呼び出してください!

●まずは、マリーをタスク スケジューラに登録しましょう。
マリーへの指示ダイアログから登録した場合はこちらへ。手動で登録する場合は以下の方法で。
[スタートメニュー]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[システム ツール]→[タスク スケジューラ] を開きます。
タスクの作成
タスク スケジューラ ウィンドウの右の操作リストにある上から 3 番目、[タスクの作成...] を選びます。(基本タスクではない方です)
タスクの作成 - 全般
すると [タスクの作成] ダイアログが開くので、[全般] タブの [名前] に「マリー」と入力、下のほうにある [最上位の特権で実行する] をチェックします。こうすることでマリーは管理者権限を持つことができます。
新しいトリガ
次に [トリガ] タブをクリックし、下のほうにある [新規] ボタンをクリックすると、[新しいトリガ] ダイアログが開きます。
そこで [タスクの開始] を [ログオン時] にし、[OK] で閉じます。
これであなたがログオンしたときにマリーも任されたスタートアップができるようになります。
新しい操作
次に [操作] タブをクリックし、下のほうにある [新規] ボタンをクリックすると、[新しい操作] ダイアログが開きます。
そこで [プログラム/スクリプト] 欄にインストールしたマリーの持ち物の中から、"MaryTS.exe" のフルパスを登録します。[参照] ボタンからマリーをインストールしたフォルダを探しましょう。
※登録するのは "Mary.exe" ではなく、"MaryTS.exe" です。ここは間違えないようにお願いします。
登録できたら [OK] で閉じます。
タスクの作成 - 条件
[条件] タブをクリック、中段の電源から、[コンピュータを AC 電源で使用している場合のみタスクを開始する] のチェックを外します。
いわゆるモバイル PC 以外は関係ない設定ですが一応。

これでとりあえずの設定は終わったので、[OK] で設定を終えます。
タスク スケジューラ ライブラリ
タスク スケジューラの左のリストから [タスク スケジューラ ライブラリ] を選ぶと、真ん中のほうに先ほど登録したマリーの設定が現れます。
これを右クリックし、[エクスポート] を選びます。
そのまま "マリー.xml" (マリーへの指示ダイアログから登録した場合は "マリー@くるみずるーむ.xml") ファイルとして保存します。
これは普通のユニコードのテキストファイルなので、その保存した "マリー.xml" ファイルをメモ帳などで開き、下のほうにある
<Priority>7</Priority>
を、
<Priority>2</Priority>
に書き換え、上書き保存します。
タスク スケジューラ ライブラリ - 削除
タスク スケジューラに戻り、先ほどエクスポートしたマリーの元の設定を、右クリックメニューから一旦削除します。
タスク スケジューラ ライブラリ - インポート
続いて同じ場所の空欄を右クリックし、[タスクのインポート] を選びます。
先ほどエクスポートし、メモ帳で編集した "マリー.xml" ファイルを選択し、インポートします。
すると [タスクの作成] ダイアログが出てくるので、そのまま [OK] で閉じます。

タスク スケジューラの設定は以上で終わりです。
マリーへの指示
後はマリーへの指示ダイアログから [パソコンが落ち着くまで実行開始を待つ] にチェックし、[マリーをスタートアップ フォルダから呼ぶ] のチェックを消します。

これでマリーは管理者権限と通常優先度を持ってスタートアップできるようになりました!

ちなみに、この方法はマリー以外のソフトでも可能ですが、<Priority>2</Priority> としただけでは「I/O 優先度」「メモリ優先度」は普通になりますが「基本優先度」が普通よりも 1 段階高くなってしまいます。マリーはこれを自分で普通に戻しているので大丈夫ですが、他のソフトで同じことをしたい場合、上記のタスク スケジューラで "MaryTS.exe" と指定しているところに
プログラム:cmd.exe
引数の追加:/c start "ソフト名" /NORMAL "フルパス\ソフト.exe"
とすれば、(一瞬コマンドプロンプトのウィンドウが開いて閉じるという変なことにはなりますが) 基本優先度も普通にして起動させることができます。


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