2003年4月の日記

方舟TOP

2003/4/30

地元に新しくできた、北九州市立自然史・歴史博物館/いのちのたび博物館へ行く。地元の自然や歴史をテーマにした博物館なわけだが、どうせショボいんだろう・・・と思っていたら、これが意外なまでの充実ぶり。

自然史ゾーンでは恐竜の化石もたっぷり堪能、動く大型模型で見せるアトラクションもあり、現在の動物や昆虫などもありで昔の生物と今の生物の比較もできるのが楽しい。歴史ゾーンも北九州の歴史をいろいろと見せてくれたり(意外と知らなかった)昔の暮らしぶりを再現したディオラマありでこれで大人500円はオススメ。しかもこの日はGWとは言え平日でしかも午前中だったため、ほぼ貸しきり状態でたっぷり堪能できた。去年の夏に幕張でやっていた、入場まで一時間半待たされるどこぞの恐竜博より100万倍いい。

時間があったら1日かけてゆっくり見て回りたいところだが、子供は飽きっぽいのでさっさと進まされてしまうのであった(涙)。

2003/4/29
博多に住む姉の一家も集まって、響灘緑地グリーンパークへ。要はでっかい公園です。ただっぴろい芝生とひびきタワーと呼ばれるちょっとしょぼめの観光施設があるのだが、意外といいのがひびき動物ワールドで、カンガルーに直接触れるのであった。

その他ウォンバットもいる。夜行性ということで寝ているわけだがこの寝相はあんまりじゃないか?
2003/4/28
地元の藤の名所・吉祥寺(きちじょうじ、ではなくきっしょうじ、と発音します。本来「吉祥天」も濁らないから東京の地名の方が訛っているような気がするのだが)へぞろぞろと出かける。縁日が出ていたので、10数年ぶりに焼き立ての梅ケ枝餅(メーカーがいくつかあるのね、知らなかった。この辺が一番有名みたい)が食べられるぅ〜と喜んでいたのだが、パチモンの梅安餅しか売ってなくてがっかり。でもたべるんだけどね。
2003/4/27

去年の夏以来の帰省。まあ北九州の細々したことを書いても面白くないでしょうから省略・・・しようと思ったのだが、よく考えたらここを見ている人間の約半分は同郷人なので怒られるな。仕方ない。

朝10時のスカイマーク機で福岡空港へ。羽田でお土産を買う。ひよこって東京土産のお菓子のふりをしているが、ヤツは九州出身だから、東京の人たちは気をつけるように。
羽田だとこう書いてあるのが
博多だとこうなる。
ほとんどサギだよなぁ。

福岡空港から地下鉄に乗り換える。本当なら高速バスが安くて便利なのだが、妻は乗り物が苦手(新婚旅行の飛行機の中で私が寝ていると、自分は苦手で眠れないという理由で非常に不機嫌になり、叩き起こされた前科あり)で、とりわけ自動車が駄目なもので、今回は電車移動をやってみることになったのだ。博多駅へ移動して昼食のラーメン。息子はせっかく本場に来ているというのにしょう油ラーメンを発注。ありがたみがまるでわかっていないが仕方ない。ちなみに知っているとは思うが福岡のラーメン屋では普通に「ラーメン」と頼むと当然のようにトンコツが出ます。しょう油ラーメンがある店の方が珍しいのだが、なぜか博多駅地下のこの店にはあったわけで。

電車は以前から乗ってみたかったソニックを選択。
向かいのホームに停まっていたありあけの車体に、なぜか「武蔵」の文字が。

NHKの番組のタイアップのようなのだが、あれは確か岡山あたりの話で福岡関係ないじゃん・・・と思ったら、どうやら佐々木小次郎との決闘の地・巌流島が近い(実際には山口県)ので、関門地域(地元では下関と門司をあわせてこう呼ぶ・・・ていうか、呼ぶことは呼ぶけど地区としてまとめることはまずないような気が)ということで強引にキャンペーンをはっているらしい。ムチャするなぁ。

そうこうするうちに、ようやく地元の黒崎駅に到着。駅前にそびえ立っていた黒崎そごうは、先の倒産騒ぎで消滅し、その建物にはライバルであった地元百貨店井筒屋が入居。

地元人しかわからないミョーな違和感。よく見ると、井桁マークの下にうっすらとそごうマークの外周の○が見える。グーグルで探したら昔の写真が落ちていました。

2003/4/26
明日からしばらく留守にするため、仕事関係を突貫工事で終わらせる。
2003/4/25
ちょっと思うところあって、地元自治体がやっている大腸ガンと胃ガンの検診を受ける。東京の人には珍しくないかもしれないが、初めて検便のキットを渡された。マッチ箱に入れるってやつかと思ったらスティック状のものを朝イチのう○こにブスブス突き刺すタイプのものだったのでちょっとがっかり。前の晩からは水分も一切補給せずに来るようにとのお達しで、キンチョーする。そしていざ本番。

まずは大腸ガンの検診。しかしこちらは検便と問診表を渡しておしまい。続いて胃ガンの検診。出ました、バリウムです。初体験です。まず最初に胃を膨らませるための発泡剤(はっきり言ってただのラムネ菓子)を飲まされ、続いて紙コップに入ったバリウムを一気飲み。全然大したことない。げっぷを我慢するのがつらいと妻に言われていたがこれも全然平気。宇宙飛行士の訓練みたいな台に乗せられて体ごとぐるぐる回される。いろんな角度から撮影するためらしいが、結構面白い。途中でバリウムのおかわりが出てくる。流し込まれる瞬間を撮影する模様。もう飲まなくていいと思っていたのでこのフェイントはちょっときつかった。量も一杯目より多かったし。げっぷが込み上げる前にすかッと終了。バリウムがふんづまりになりやすいとのことで下剤を渡されるが、これが効きすぎ。せっかく白いう○こを堪能しようと思ったのに全部液状で(自主規制)
2003/4/24
息子は保育園の遠足。しかし昨年に引き続き2年連続の雨。
2003/4/23

というわけで六本木ヒルズ内覧会。関係者だけを招いたオープニングイベントなのに、人だらけ。帰りのエレベーターはすでに行列。

都市展もなかなかの盛況でした・・・が、「東京静脈」の上映状態がとっても悪かったので一人でヘコむ。(※注/都市展では「東京静脈」の他に「TOKYO SCANNER」という映像も上映しているのですがこっちは空撮&ハイビジョンばんばんの大スペクタクル映像なもので、そっちを大々的にプッシュしているため、地味な「東京静脈」は気付かない人さえいる有り様・・・つか、俺が行ったときには上映すらしてなかったし。ショボーン)

2003/4/22
やばい、明日は六本木ヒルズの内覧会なのに〜。とりあえず、仮のバージョンで納品。
2003/4/21

「都市展」の映像のタイトルは「東京静脈」といいます。これはかつての大動脈であった水路が、現在は死んだように静かになっているというイメージからの着想です。現在の動脈である、首都高速の下を走っているという意味もあります。で、その「東京静脈」の音楽は、低予算かつタイトなスケジュールにも関わらずあの、川井憲次先生に依頼するという大胆な行動に出たのですが、川井さんは快く引き受けて下さいまして、それが上がってきたわけですが、これが素晴らしいのですよ。ホントに。皆さんにも是非聞いていただきたいッス。

が、しかし。外注していた一部の画像素材が完成していないため、作業は止まったままなのです・・・仕方がないので(というかこっちも急いでいるんですが)、角川書店の原稿をシコシコと。えっ?パックスヤポニカは終わったんだろって?ふっふっふ、別の企画が動いているんですよ。

2003/4/20
午前中は久しぶりに図書館へ。午後は息子が転園したお友達と一緒に遊びに行くというので、娘と私は家でお留守番。ビデオを見たり遊んだり。二人で遅い昼寝をしていると、妻と息子が帰宅。帰りの電車で一悶着あったらしく妻はものすごい剣幕。私が家を散らかしていたのでさらにヒートアップ。剣呑剣呑。食事をしながら息子と「サンダーバード」を見る。これが30年以上前に作られているとはねぇ。
2003/4/19
私以外の三人は朝から妻の実家へ。私は家の掃除をする条件で仕事のため居残り。夕方虹が出ていた。ケータイのカメラでも写るもんだなぁ。
2003/4/18
本当は「都市展」の映像の納品は今日だったのだが、諸々の事情により遅らせてもらう・・・しこしこと編集ですよ、もちろん。
2003/4/17
パックスヤポニカ最終回の原稿に全力投球。今回はオッシーと岸田秀さんの対談なのだが、圧倒的に量が多いのでまとめるのに手間取る。夜中の二時半にようやっと初稿をメールで送る。ひー。いつも遅くて(以下略)。果たしてうまくまとまったか・・・乞う御期待。
2003/4/16

今作っている、六本木ヒルズ「都市展」の映像、自宅編集中は14インチのカラーテレビのブラウン管の中に3つ並べているので、どういう状態で観客が見るのか本当に全く感じが掴めない。というわけで今日は実際の現場へ行って映像を試写してもらい感覚を掴む。

まだ建設中のビルに入るのは結構面白いが、特にこの六本木ヒルズはさまざまなバブリーな仕掛けがしてあるので面白いですよ。

その後自宅で編集作業の続き。なんとか形にまとめて、作曲家さんの事務所へ送る。

2003/4/15
8mmフィルムの現像が上がったので受け取りに行く。帰りに用があって西武百貨店へ。玩具売り場でカイザ(仮面ライダー555)の返信セットの見本が展示してあった。
体が砂になって溶けそうで嫌だなぁ・・。
2003/4/14

今やっている、六本木ヒルズ「都市展」の映像は、ちょっと変わった仕掛けの映像で、3つの画面を横長に並べて投影するのだが、自宅で編集するときには横に3つ並べて合成しながら編集しなくてはならないので、画面は小さくて見にくいし、編集展をいじるたびに合成しなくちゃいけないしでやりにくいことこの上なし。

ようやっと、3面をつないで全体が見渡せる素材ができた・・・。

2003/4/13
妻の祖母の一周忌で法事。やっぱ疲れるよね。
2003/4/12
妻よすまんと心の中で手を合わせつつ、二人の子供を妻に託して午後は仕事をさせてもらう。
2003/4/11

打合わせで三鷹のアンダーセルへ。

その後新宿へ出て、ライターのNさんの某賞受賞記念の飲み会へ。Nさんは近所に住んでいて、下のこと同じ学年(早生まれ)の娘さんがいて、よく子供の話題で盛り上がる。この業界でなかなか子供の話題じゃ盛り上がれないから貴重なお友達です。ここも読んでいるようですが。

2003/4/10

やっと素材がそろいつつあるので頑張って編集中。

数日前から風邪かSARSか、咳が止まらない。痰も切れない。夜もぜーぜー言って時折目が覚める。ただでさえ睡眠が少ないのになんとかしてくれ〜、というところにもって持病のアレルギーが。花粉ではなくハウスダストがアレルゲンなので、外出すれば改善するのだが、こういう時に限って室内で編集中だもんなぁ。ハックシュンごほごほゼイゼイハックシュンごほごほゼイゼイハックシュンごほごほゼイゼイ。

もう死ぬ。

2003/4/9

快晴、再び実景撮影。今度は永福〜中野富士見町、電車で移動して高田馬場〜江戸川橋、その後電車で懐かしの江古田(2002/11/11の日記参照)へ。8mmフィルムの都内唯一の現像所・育英社が江古田にあるのである。

帰りは都営大江戸線へ。新江古田という駅名なのだが、よく見ると「しんえごた」になっている。確か地名は「えこだ」のはずなのだが。でも当時も古くからの住民(例えば大家さんとか)は「えごた」と呼称していたようなかすかな記憶もある。

2003/4/8

専門学校の入学式。デザイン系って、やはり大学とは違って色んな学生達がいる。比較的伝統のあるまじめな校風のため、母親と一緒に出席しているかたい感じの子もいるし、耳ピアス茶髪の子ももちろん大勢いる。面白い。

午後から大雨。こういう日に限って届けモノがあったりする。しかも入学式になれないスーツを着て、そのまま行ったから大惨事。

2003/4/7
吉祥寺の井の頭公園へ、実景撮影。一人で8mmカメラとDVカメラを担いでてくてくと神田川を下っていく。暖かいし天気はいいしで井の頭公園は平日だというのに花見客で満員御礼状態。
2003/4/6

昨日とは打って変わって快晴。近所の公園で保育園のお友達と一緒にバーベキュー&花見大会。これを口実についに念願の七輪を購入。帆立を焼いて食べる・・・激ウマ。しかしこの日は副幹事で焼き方担当だったため、あまり食べられず。

息子が採集したカエルの卵を持ち帰る。

2003/4/5
大雨を突いて、息子と所沢の友人宅へ赤ちゃんを見に行く。寒かった。
2003/4/4
午後、角川書店の皆様とともに「キラーズ」の試写へ。
2003/4/3

朝から晴れ。よっしゃ勝利!というわけで撮影。浜松町の船宿・縄定(パトレイバー1のロケハンで使った船宿です)から機材を積み込んで出発。

楽しかったですが川の上はむちゃくちゃ寒かったです。

体が冷えきってしまったためか異様に疲れ切ってしまい、子供たちより先に居間でぐーぐー寝てしまう。

2003/4/2

やはり雨。

しかし明日は、少なくとも午後は晴れそうという予報・・・迷ったが納期のこともあるので撮影決行にケテーイ。

午後からOTC、その後渋谷へ。雨なので歩きは嫌だなぁと思っていたら、なぜかOTCの目の前にバス停が。しかも渋谷に行くらしい。しかも100円。こりゃ乗らない手はない。どうやら渋谷区が3/28から始めたコミュニティバスというやつらしい。外観はこんな感じ。
ちょっと分かりにくいが、ボンネットに犬(ハチ公)の顔が。ちょっと恥ずい。でもまあ便利は便利。これから使おうっと。

2003/4/1

明日はどうやらほぼ確実に雨模様らしい。というわけで断腸の思いで撮影延期を決定。ショボーン。追い討ちをかけるかのように娘熱発。いろいろとやりたいことはあるのだが午前は休業して娘の相手。妻が午後休をとって帰宅すると同時にダッシュで国分寺へ。

午後からはプロダクションIGにお邪魔して、オッシーの取材。なんとか間にあう。ところが約束の時間になっても現れず。むむ、エイプリルフールにやられたか?と思いきや、単に忘れていただけの模様。自宅に電話をかけたところまだいたので来ていただくように依頼。無事取材。

方舟TOP