作家とサッカー 〜アジア大会:日本代表(U-21)vsパレスチナ代表〜
9月28日にサッカー日本代表の試合がありました。アジア大会のU-21日本代表対パレスチナ代表です。
16時33分キックオフだったので、その前に晩ごはんの買い物に出かけました。ぼくはアパートで一人暮らしをしていて、料理も自分でするので近所のスーパーへよく足を運びます。この日はビーフシチューを作るつもりで材料を買いこみました。
家に帰りNHKをつけてみるとキックオフ直前で「君が代」が演奏されているところでした。食材を冷蔵庫に整理したあと、タンスから青いレプリカジャージを引っ張り出しました。6月のW杯を観に行ったときに買ったものです。
試合は田中達也選手や根本裕一選手の得点のおかげで2−0で勝ちました。21歳以下の代表なのでぼくの好きな小野伸二選手や中村俊輔選手は出場しませんでしたが、鈴木啓太選手や大久保嘉人選手には注目していました。前半はいい試合運びができずもどかしかったですが、後半に入ってなんとか流れを引き寄せてくれました。大久保選手がPKを外したときにはどうなることかと思いましたが。
ぼくは青いジャージを着て、画面に向かって「いけーっ!」「よっしゃー!」「なにやってんだよぉ!」などと叫んでいました。アパートの隣の部屋の方には迷惑だったかもしれません。でもジャージを着て応援するとなんとなく一体感があります。ずっと着ていたい気分になりました。
試合が終わり、勝利の余韻に浸りながら晩ごはんを作りました。TBSのクイズ番組「オールスター感謝祭」を見ながらビーフシチューをすすっていたのですが、迂闊にも、シチューをジャージにこぼしてしまいました。
「ああーっ!」
この日一番大きな絶叫です。もちろん、シミになりました。
ずっと着ていたいなんて思うんじゃなかった……後悔先に立たずですね。
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