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作家とサッカー 〜パルマvsレジーナ〜
平日は会社勤めをしているので暇がなく、衣類の洗濯は週末に一週間分まとめてしています。ただ、冬になったこともあって洗濯物の乾きが悪く、寝る直前までベランダで干していることもしばしばです。雨音が聞こえたときは慌てて取りこみますが、室内に一週間分の衣類を干す場所などないので苦労します。
イタリア・セリエＡでの日本人対決として話題になったパルマ対レジーナの試合も日曜日で、この日も一週間分の洗濯をしました。日中は曇り空で気温も低く、いつにも増して乾きが悪かったので、例によって日没後もベランダへ干しっぱなしにしていました。
試合は日本時間の午前零時ごろからテレビ放映されました。中田英寿選手も中村俊輔選手もスタメン出場でした。どちらかというとぼくは中村選手が好きなのでレジーナを応援していました。二人が接触プレーや好プレーをすると思わず身を乗り出してしまいます。中村選手はいいスルーパスやクロスボールも出していましたが得点には結びつかず、途中交替しました。アドリアーノ選手の２ゴールもあり、試合は中田選手のパルマが２−０で勝ちました。
試合の後、洗濯物を取りこもうとしたとき、愕然としました。いつの間にか雪が降っていたのです。雨なら音で気づきますが、雪はしんしんと静かに降りつづいていました。しかもすでに１センチくらい積もっています。洗濯物や物干し竿もきれいに雪化粧していました。
雪を払い落とし、冷たく濡れた洗濯物を室内に干しなおしながら、「明日なにを着て会社に行こうか」とため息をついてしまいました。
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