作家とサッカー 〜日本代表vsウルグアイ代表〜
イラク戦争が始まる前、日本代表はアメリカへ遠征して3月27日と30日に国際親善試合をする予定でした。27日の試合は日本時間の午前中になるはずだったので、テレビ観戦するには会社を休むしかありません。ぼくは27日の仕事を前後の日に調整して休暇をとることにしました。
しかし戦争が始まり、選手たちの安全を考えた日本サッカー協会はアメリカ遠征を中止して28日に国内でウルグアイ代表と試合をすると決定しました。4ヶ月ぶりの代表戦が国立競技場で行われることになり「これは直接観るしかない」とチケットを買おうと思いました。ところが手帳を開くと28日は、もともと27日にやる予定だった会社の仕事がつまっていて、キックオフの午後7時には国立競技場へ行けそうにありません。「どうせなら27日に国内で試合してくれればよかったのに」と悔しがりながら、結局ビデオ録画して観戦せざるを得ませんでした。
試合は日本代表の集中力の欠如やミスのために二度もリードされましたが、中村俊輔選手のPKと稲本潤一選手の地を這うシュートが決まり、2−2のドローに終わりました。昨秋のジャマイカ戦やアルゼンチン戦と比べればチームにまとまりがあり、中盤でのスピーディーなパス回しやサイド攻撃も効果的でした。直接フリーキックを外した小野伸二選手が地面を叩いて悔しがっていた姿から、選手たちの思い入れの強さが伝わってきました。ボール支配率も決定的なチャンスもウルグアイ代表よりまさっていただけに、勝てなかったのが残念でした。
4月16日には韓国代表vs日本代表がソウルで予定されています。また遠征中止になって試合日が変更になっても大丈夫なように、4月14日〜18日には仕事の予定を入れず、いまからスケジュール調整しておきます。一週間も仕事を入れないなんてことができるかどうかはわかりませんが。
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