作家とサッカー 〜国際親善試合:U-22日本代表 vs U-22ニュージーランド代表〜
愛称の多くは名字を変形させたものです。松本さんなら松ちゃん、内村さんならウッチャン、などです。ぼくの周辺も「イッシー(石川)」「杉坊(杉山)」「広ポン(広山)」といった感じで名字の変形が多いのですが、中には「ブチ(色白の黒田さん)」「ハゲッピー(禿げた水田さん)」など、容姿からつけられた愛称もあります。いずれにしても、愛称で呼ぶと親しみがわきます。
先日、U-22日本代表vsU-22ニュージーランド代表の試合をテレビ観戦しました。U-22の選手たちは中田英寿選手や小野伸二選手らと比べるとまだ知名度が低いと思われているのでしょう、テレビ局側は視聴者にもわかりやすいように各選手の愛称を用意していました。試合中もアナウンサーは愛称で選手を紹介していました。
ゲームは大久保嘉人選手や山瀬功治選手などのゴールで4−0で勝ちました。前半は、日本はこれまで通り3バックで戦い、攻守もかみあっていいゲーム運びでしたが、後半はテストの意味もあって慣れない4バックにシステム変更したため、バランスが悪くなってしまいました。しかしアテネ五輪の予選に向けてテストも必要です。本番までにいいチームをつくりあげてもらいたいものです。
試合はともかく、気になったのはアナウンサーが呼んでいた愛称です。鈴木啓太選手=ワイルドボランチ、徳永悠平選手=早稲田のカフー(ブラジル代表の右サイドバック)は我慢しますが、根本裕一選手=美白のロベカル(ブラジル代表の左サイドバック)までいくと本当に「きれいなお肌のロベルト・カルロス」を想像して、笑ってしまいます。テロップに表示されるだけならまだしも、選手がゴール前に近づくと「美白のロベカル、根本! 美白のロベカル、根本!」などとアナウンサーが連呼するのでボールの行方よりも愛称が気になります。テレビに向かって「普通に名前で呼べよ」と何度もツッコミをいれてしまいました。
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