作家とサッカー 〜 J1:2ndステージ第13節 〜
このメルマガが発行されるころにはJ1の優勝チームも決まっているでしょう。今年のセカンドステージは13節が終了しても8チームに優勝の可能性があるという大接戦で、試合が終わるたびに順位が大きく変動しました。選手のみなさんにしてみれば大変だったでしょうが、観ている側としては面白かったです。
13節の試合があった土日は、物書き仲間5人と一緒にキャンプへ行っていました。キャンプ場で調理器具や布団などを借り、スーパーで買ってきた食材を使って川原で飲み食いしていただけなのですが、大自然に囲まれると気分もなぜか浮き立ちます。やや時季遅れだったので夜には冷えこみが厳しくなりましたが、川原で薪を燃やし、鍋物をつくったり飯盒でご飯を炊いたりしながら酒を飲んでいると寒さなど忘れてしまいました。夜遅くまでバンガローへは戻らず、宴会は大いに盛りあがりました。
キャンプ中はJリーグが気になって、iモードで試合経過や試合結果をしょっちゅう確認していました。13節は浦和、横浜、FC東京といった上位陣が総崩れで、携帯電話を見ながら何度も「おおっ!」と叫んでしまいました。観戦はしていないのでどういう展開だったかはわかりませんが、浦和はエメルソン選手を出場停止で欠いたこと、横浜は柳想鉄選手が前半の早い段階で退場したのが響いたのではないでしょうか。
夜も十一時を過ぎ、さすがに寒くなってバンガローへ戻ったのですが、ここで初めて布団が足りないことに気がつきました。キャンプ場の管理者の方の手違いでした。しかしこの時間では管理者の方も帰ってしまったので布団を借りることもできません。結局、寒い夜に毛布一枚で寝るという状況に陥ってしまい、酔いもいっぺんに醒めてしまいました。酒を飲む前に借りた物の数くらいは確認しておくべきだった、と思いながら毛布にくるまり、体の震えを止めることもできずに夜を明かしました。
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