■エッセイ「楽書帳」
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桜の季節と言えばお花見です。ぼくは文学学校と会社の2回、お花見をしたのですが、参加者が違うと雰囲気が大きく変わります。 文学学校のお花見ではみんなで和気藹々とお酒を飲みました。近くに芥川龍之介や高村光太郎のお墓があったのでお参りしたり、帰りにはカラオケボックスへ寄ったりもしました。日曜の昼だったので陽射しが暖かく、落ち着いた雰囲気でした。 会社のお花見は平日の夜に開かれたので夕食をとるのが最大の目的で、用意されたピザや寿司などをお腹いっぱいまで平らげました。参加者も仕事の都合で遅れてくる人や早く帰る人などで出入りが多く、落ち着きがありませんでした。ぼくも食事を終えると早々に退散しました。 2回のお花見に雰囲気の違いはありましたが、共通点もありました。参加者は男性ばかりで、女性が少なかったことです。桜の花は十分に見ましたが、女の華は見ることのできないお花見でした(笑)。
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