“FIFA Anthem”大作戦

1.序章2.“FIFA Anthem”、デビュー!3.選手入場
4.幻のCD  5.“FIFA Anthem”は入手可能?!

1.序章

キックオフの数分前、競技場に ♪ドーン!…、と響く重低音。場内のテンションが高まる。
そして、♪チャーンチャンチャチャーンチャンチャーン…と、“Fair Play Please”の黄色い旗を先頭に入場してくる両国代表の選手達…!

日本代表の試合やW杯などでの選手入場の際にかかる曲、あるいはニュースステーション、川平慈英の「Music, Start!!」でお馴染みの曲。
「血沸き肉踊る」というべきか、サポーター魂を揺さ振られるあの名曲は、“FIFA Anthem”といいます。

サッカー関連の掲示板など、あちこちで「あの曲は何ていうの?」とか「どこで手に入るの?」という質問が相次ぐこの曲について、まとめてみました。

以下は全て、筆者自身が確認したもの、あるいは公式ないしは半公式サイトに記載されている内容で、推定などに基づく記述は極力排しています。

2.“FIFA Anthem”、デビュー!

“FIFA Anthem”は1994年、ドイツ人音楽家、Franz Lambert 氏により作曲されました。

(余談ですが、筆者も妻もこの曲を最初に聞いた時、「John Williams(スター・ウォーズ、スーパーマン、E.T.、そしてあのロサンゼルス五輪のテーマの作曲者)か?」と思ったものです。)

この曲の初舞台は同年6月17日のアメリカW杯開幕戦、シカゴのソルジャーズ・フィールド・スタジアムでのドイツ×ボリビア戦の選手入場…の はず でした。

Franz Lambert 氏は、クリントン大統領の8つ隣の貴賓席で、緊張してその瞬間を待っていたそうです。
そして、両国選手の入場!!

ところが、場内には音楽が 流れません。
…???

何と、場内音声担当が曲を流すことを 忘れていた、とか!
(ちなみにテレビ回線には流れていたそうです)

こうして「デビュー」は失敗に終わりましたが、同大会決勝までの残り51試合の選手入場の際には全て流されました。

[ 以上、出典は Franz Lambert 氏の公式サイト

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