伊香保−水沢山(1194m)に登り水沢観音に下る (平成20年8月19日)



前回の八海山は雨で断念し、残念のような、ホッとしたような気分でしたので、今回は「晴れたらいいなあ」と思いながら、登山支度を確認してとにかく早く寝なくては!
朝、目覚めるとまずまずの天気で一安心です。 コンサート間近の忙しい最中ですから、お弁当を作る心の余裕がなく、コンビニでおにぎりを調達です。

渋川駅から関越バスの「伊香保温泉」行きに乗って「ほととぎす駅」下車。そこからロープウエイ乗り場まで歩いているところです。



ロープウエイは定員20名のため2回に分かれて「みはらし駅」に向かいます。

   

すこし曇っていますが、これくらいのほうが陽に焼けなくてちょうどいいわ!

     





     

見晴展望台(950m)まではロープウエイで温泉保養の泊り客も登ってきていて散歩しています。
「遠くに見えるあの山がこれから登る、水沢山です」 と先生に言われ、「えっ!あんなに遠くにあるし、高く見えるわ。この見晴展望台で満足という感じかしらね・・・」 と思わずつぶやいてしまう。
頂上が1194mですから実質224mしか登らないわけですよね。 こんなことで泣き言をいっているようじゃこの先思いやられます。



「輝望の鐘」をこれから頑張りますと言う気持ちを込めて鳴らして、いざ出発です。
少し下りながら細い道を一列になって歩きます。 道は随分湿っています。 昨日の雨が勢いよく流れた後も見受けられます。 滑りそうなので油断しないように一歩一歩踏みしめるように歩きます。

   




一旦車道まで下って階段状の道を公園内の上の車道まで上がって、10分ほど歩くと登山口です。

   

山頂まで1kmと書かれていますが、どんな1kmの登りになることやら。でも一歩足を踏み入れると山の中は最高という気持ちになれるのです。

   

あちこちにほととぎすの花が可愛らしく咲いています。この花は何かしら?
山の中に入ると空気が違って別な世界が広がっています。 まるで「木の精」や「花の精」といった妖精たちが住んでいるように思えてきます。


   

山頂は20人が立って一息つけるぐらいのスペースしかありませんでした。とりあえず記念写真を撮ってもらいました。帽子からTシャツ、タオルまでビショビショの美女(?)です。
お弁当はもうすこし下ったところで食べることになりました。ここで取って置きの自家製「きゅうりのQちゃん」が登場です。 前日のコーラスの講座でOさんからいただいたものです。 最初はこの漬物をさんがレシピと共に幾人かの人たちに分けてくださり、簡単で安くて美味しいということで只今流行っております。
山の皆さんにも食べていただき大好評でした。 最後にレシピを記載しておきますのでお試しください。

   

町中では見かけないような大きなちょうちょが優雅に飛び交っています。 水引草が群集して咲いています。
歩いていると、クマゼミでしょうか? ずいぶんと太いダミ声で鳴いています。 せみ時雨の仲間入りは出来ない声です。 日暮れではないけれど、うっそうとした木々の中ですからひぐらしも鳴いています。

 北山冬一郎作詩、團伊玖磨作曲の歌曲が頭の中で流れてきます。    

  『 日暮れ  ひぐらし  ひぐれに哭く

          ひとし空しく  むなしく暮れて  夕焼  わが掌を  かなしく染めぬ

                 日暮れ  ひぐらし  ひぐれに聞く 』     

黙々と歩くので、一人物思いにふけったりもしています。悲しい気持ちで歩いているわけではありませんから!
さあ、水沢観音までは一気に本格的な下りです。ストックを出し、細心の注意を払い歩きます。
気のゆるみは大事故につながりますからね! 道も極端に細いところもあります。よろけたら谷底へ・・・という危険なところもあります。 クサリやロープにしがみ付きながら下りて行くところもあります。
下っているのに、汗だくです。顔からポタポタしたたり落ちます。
先生の「キツイのはあと10分だから」という言葉に頑張ろうと自分に気合をいれながら行きます。 ちょっと休憩で立ち止まると、もう膝が笑って笑って大笑いです!
明日はひどい筋肉痛になること間違いなしです。
でも大丈夫、今日は温泉に入ってから帰ることになっていますから。
                


私はやっとの思いで「水沢観音」にたどり着きました。もっとベテランで健脚の方たちは私みたいに「フウフウ、ハアハア」言ってません。会話を楽しみながら歩かれている方もたくさんいらっしゃいます。
六角堂の回転部分を三回静かに回すとご利益があると書かれていたので、心静かに回してまいりました。

   





   

お参り後、バスに乗って水沢口まで戻り 「黄金の湯」 という温泉に入れる予定でしたが、バスの便がちょうどよいのがなくてオジャンになってしまいました。
反対方向の「高崎」行きのバスに1時間揺られて帰ったというわけです。
温泉に入れるという希望を持って辛い道のりを耐え忍んできたのに。 どんなにガックリしたことか、疲れがドッと出てしまいましたとさ??


 Cooking きゅうりの漬物 簡単レシピ
Qちゃん漬けの作り方

《材 料》

    きゅうり   12本 輪切り(スライサーより手で切った方が良い)
    醤油     500cc
    酢      200cc
    砂糖     150g
    生姜     2〜3片   千切り
    赤唐辛子   2本     種は取り除き、細かく切る
    だしの素   小さじ

 《作り方》

   1.きゅうり以外の材料を鍋に入れて沸騰させる。

   2.その中にきゅうりの輪切りにしたものを入れて、火を止めてそのまま
     3分間浸す。

   3.3分たったら鍋の中身をザルに取って冷ます。

   4.再び鍋を火にかけて煮汁を沸騰させて、その中にザルの中身を鍋に戻し、
    火を止めて3分間浸し、ザルに取る。

   5.この作業を全部で4回行う。

   6.4回目、ザルに取ったら、そのまま2〜3時間置き(しぼらないこと)
     汁が切れたら、冷まして冷蔵庫で保存。汁は冷蔵庫で保存し、醤油や酢
     を適当に足して2度位は使えます。