ラヴェンナ  



ヴェネツィアからラヴェンナまでは145km、バスで約3時間半の道程です。

 

ラヴェンナへ行く途中,休憩で降りたところです。余りに広々として気持ちがいいのでパチリ。
地平線が見えるのどかな風景です。

  標識にヴェネツイア、フェラーラ、ラヴェンナと書かれてます。

   

いよいよラヴェンナの町です。歩道上にベンチがあり町の人たちがのんびりとくつろいでいます。
道路はすべて石畳です。固いのでずっと歩いていると疲れますね。真冬は足から冷えてきてそれはそれは寒いそうです。

ラヴェンナは4世紀末ローマ帝国が東西に分裂する際、当時の皇帝により西ローマ帝国の首都をラヴェンナと定めたと歴史の教科書にあります。ですから歴史的には由緒ある都市なのです。あまり観光客が来ていないのでゆったりとした気分で街を満喫できそうです。



教会の鐘楼がこの建物の裏に聳えています。これがサン・ヴィターレ聖堂(Basilica di San Vitale)の鐘楼です。

  

ここはラヴェンナのモザイクの修復学校だそうです。看板もモザイクです。
ラヴェンナは、東ローマ帝国の偶像崇拝に対する激しい聖像破壊運動の影響を受けることなく、初期ビザンチン様式のモザイクが残っているため、このようなめずらしい修復のための学校があるのだそうです。
この建物を右に折れると左側が倉庫のようなところにでます。

   

その反対側の建物が国立博物館で、入口に旗がぶらさがっています。

   

博物館の中に入ると、通路にこの地で出土したものがこのように陳列されています。 このあたりは本来土の中でこれらが出土したのは5メートルくらい地下にあった部分です。



サンヴィターレ修道院の回廊 Chiostro Basilica di San Vitale, Ravenna



サンヴィターレ聖堂は6世紀の中ごろに建てられた聖遺物を信仰するための殉教者記念礼拝堂です。
サン・ヴィターレ聖堂内部。 自然光が教会内部のビザンチン様式モザイク画を美しく照らし出すよう設計されています。 この大理石の柱も色合いが豪華で美しい!

   

聖堂東のアプス(教会の奥の丸屋根の張り出し部分)中央の祭壇画。

    

祭壇画の中央キリストのモザイク画(上左)とドーム真上のモザイク。気高く色褪せない輝きには言葉を失います。

   

中央左側壁面と右側の壁面のモザイク画。旧約聖書の物語が描かれています。

   

サン・ヴィターレ聖堂は現在の教会に類する建造物の中でも珍しい8角形の建物です。こんなくすんだ色をしている外観からは想像もできないほど内部は眩いばかりの光とモザイクの世界を創り出していました。